ワークフローアプリケーションプロジェクトでは、デフォルトで以下のフォルダ構造が作成されます。
図4.3 ワークフローアプリケーションプロジェクトのフォルダ構造
デフォルトのフォルダ構造には、ワークフローアプリケーションプロジェクトの管理に必要なすべてのものが含まれています。
ワークフローアプリケーションプロジェクトのフォルダには、以下のコンポーネントが格納されます。
Process Definitions:このフォルダには、アプリケーションのプロセス定義を保存します。
web:このフォルダには、Interstage BPMクライアントがWebから使用できるすべての資料を保存します。このフォルダに置かれたファイルは、インターネットに公開されます。たとえば、ワークフローアプリケーションプロジェクトのプロセス定義に関連付けられたすべてのクイックフォーム、すべてのヘルプページなどをこのフォルダに保存します。[web]フォルダの下にフォルダを作成し、画像やスタイルなどのサブフォルダを追加して、webに公開できます。
dms:このフォルダには、ワークフローアプリケーションプロジェクトの一部であるアタッチメントなどを保存します。このために、必要に応じて追加のフォルダを作成できる定義済みの[Attachments]フォルダがあります。
[dms]フォルダは、アプリケーションのインストール時に、他のサブフォルダと一緒にInterstage BPMサーバの対応するフォルダにコピーされます。[dms]フォルダの下に追加のフォルダを作成できます。
Application Classes:アプリケーションで使用されるクラスファイルとjarファイルを保存します。このファイルは、[engine]サブフォルダに保存します。
Simulation:アプリケーションのシミュレーションシナリオを保存します。このフォルダには、シナリオファイル(プロセスシミュレーションパラメタに関する情報を提供)とシミュレーション結果ファイル(シミュレーションの結果に関する情報を提供)が格納されます。シナリオファイルとシミュレーション結果ファイルのどちらも、ファイル拡張子は.ssrです。プロセスのシミュレーションの詳細については、「13.3 シミュレーションのシナリオを実行」を参照してください。
Calendar:アプリケーションのカレンダー(.cal)ファイルを保存します。ビジネスカレンダーの詳細については、「8.15.4 ビジネスカレンダーの作成」を参照してください。
Resources:アプリケーションのリソースを保存します。アプリケーションのリソースについては、「4.1.6 リソースの操作」を参照してください。
カスタム構成ファイル(設定方法については、『Interstage BPM 開発者ガイド』を参照してください。)
プロセススケジューラの設定ファイル(設定方法については、『Interstage BPM 開発者ガイド』を参照してください。)
Rules:Rulesフォルダには、ルールセットを作成することができます。ルールセットには、決定ルール表ファイルを保存します。詳細は、「第11章 決定ルール表」を参照してください。
Documents:Documentsフォルダには、プロセス定義のドキュメントを保存します。プロセス定義のドキュメントについては、「5.8 プロセスレポートの使用」を参照してください。
Analytics:ここからAnalyticsアプリケーションにアクセスできます。Interstage Business Process Manager Analyticsがインストールされている場合は、このフォルダを使用してAnalyticsの設定を作成および編集できます。
注意
Interstage BPM Studio for SystemwalkerでAnalytics機能を使用する前に、Interstage Business Process Manager Analyticsプラグインをインストールする必要があります。
上のサンプルのMyApplicationは、アプリケーションのルートフォルダです。アプリケーションのすべてのコンポーネントは、このフォルダに格納されます。このフォルダの内容を1つのファイルに圧縮すると、マシン間でのアプリケーションの移動に使用できます。
ワークフローアプリケーションプロジェクトのすべてのコンポーネントの概要については、「付録B プロジェクトコンポーネント」を参照してください。