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SystemwalkerRunbook Automation V14g BPM Studio利用ガイド

12.6.1 データベースアクション用のInterstage BPMの設定

データベースアクションを使用する前に、アクセス対象の外部データベースへの接続を設定する必要があります。JDBC準拠の任意のデータベースにアクセスできます。

Interstage BPMをデータベースアクション用に設定するには、以下の手順に従います。

  1. [ナビゲーター]ビューで、Resourcesフォルダを右クリックし、ポップアップメニューで[Java Action] > [データソース]を選択します。

    新しいDataSourceDefinition.xmlファイルが作成され、Resourcesフォルダに格納されます。デフォルトのファイルがリソースエディタに自動的に表示されます。以下の例は、デフォルトのDataSourceDefinition.xmlファイルを示しています。

    <DataSources>
        <!-- DataSource name="purchaseDB">
        </DataSource -->
    </DataSources> 

    注意

    各リソースファイルは、一度だけ作成できます。新しいDataSourceDefinition.xmlファイルを作成すると、対応するメニューオプションが無効になります。

  2. DataSourceDefinition.xmlファイルで、新しい<DataSource>セクションを追加し、アクセス対象のデータソースを指定し、新しいデータソースに必要なプロパティを入力します。

    データベースアクションの定義に使用する名前がInterstage BPM Studio for Systemwalkerのダイアログに表示されます。以下の例は、EmployeeDBという名前のデータソースを追加する方法を示しています。

    DataSourceDefinition.xmlファイルは以下のようになります(以下の例では、新しいデータソースパラメタが太字で示されています)。

    <DataSources>
        <!-- DataSource name="purchaseDB">
        </DataSource -->
        <DataSource name="EmployeeDB">
    <property name="UserName" type="String">EmployeeUserName</property>

    <property name="Password" type="String">EmployeePassword</property>

    <property name="URL" type="String">jdbc:sqlserver://employeehostname:1433;databaseName=employeedb</property>

    <property name="DriverClassName"

    type="String">com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver</property>

    </DataSource>
    </DataSources>

    新しい各データソースでは、以下のデータベース接続プロパティが必要です。

    • データソース名:新しい接続に使用するデータベースを指定します。データベース名を指定する際は、その名前がサーバ上のリレーショナルデータベースディレクトリ内に存在していなければなりません。

      注意

      指定したデータベースが存在しない場合は、接続が失敗します。

    • ユーザ名:データベースインスタンスにログオンし、データベースオブジェクトを操作するのに必要なデータベースユーザの名前。

    • パスワード:データベースインスタンスにログオンし、データベースオブジェクトを操作するのに必要なパスワード。

    • URL:データベースサーバとホストを指定するURL。

    • ドライバクラス名:データベースへの接続に使用するJDBCドライバの完全なJavaクラス名。アプリケーションの起動時に、このクラスがクラスパス上に存在する必要があります。

注意

ワークフローアプリケーションプロジェクトには、複数のデータソースを追加できます。

注意

プロセス定義をInterstage BPMサーバに送信する際は、以下の操作を行います。ワークフローアプリケーションプロジェクトをInterstage BPMサーバにアップロードする場合も、これらの操作が必要です。

  1. 接続先のデータベースに関して、次の情報を取得します。

    • 通常のデータベースユーザアカウントのユーザ名とパスワード

    • データベース接続URL

      以下は、Microsoft SQL Server 2005の例です。
      jdbc:sqlserver://<コンピュータ名>:1433;databaseName=<DB名>

    • ドライバクラス

      以下は、Microsoft SQL Server 2005の例です。
      com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver

  2. データソースを、Interstage BPMサーバが使用するデータソースファイルに追加します。

    <Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/

    server/instance/default/resources/DataSourceDefinition.xml

    DataSourceDefinition.xmlに現在入っているサンプルと、データベースから収集した情報を使用します。

  3. Interstage BPM Enterprise Edition for WebLogicを使用している場合は、以下の手順に従います。

    1. JDBCドライバのjarファイルが、WebLogicシステムに存在するかどうかを確認します。すでに存在する場合は、作業は必要ありません。

    2. WebLogicシステムにJDBCドライバが存在しない場合は、ドライバを<Interstage BPMサーバドメイン>/libフォルダにコピーします。アプリケーションサーバを再起動します。

  4. Interstage BPM Enterprise Edition for WebSphereを使用している場合は、JDBCドライバのjarファイルを
    <Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/server/instance/default/libフォルダにコピーします。
    アプリケーションサーバを再起動します。

  5. Interstage BPM Enterprise Edition for JBossを使用している場合は、JDBCドライバのjarファイルを<JBossインストールディレクトリ>/server/ibpm/libフォルダにコピーします。アプリケーションサーバを再起動します。

  6. Interstage BPM Enterprise Edition for Interstageを使用している場合は、JDBCドライバのjarファイルを<Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/server/instance/default/lib/extフォルダにコピーします。
    アプリケーションサーバを再起動します。