データベースアクションを使用する前に、アクセス対象の外部データベースへの接続を設定する必要があります。JDBC準拠の任意のデータベースにアクセスできます。
Interstage BPMをデータベースアクション用に設定するには、以下の手順に従います。
[ナビゲーター]ビューで、Resourcesフォルダを右クリックし、ポップアップメニューで[Java Action] > [データソース]を選択します。
新しいDataSourceDefinition.xmlファイルが作成され、Resourcesフォルダに格納されます。デフォルトのファイルがリソースエディタに自動的に表示されます。以下の例は、デフォルトのDataSourceDefinition.xmlファイルを示しています。
<DataSources> <!-- DataSource name="purchaseDB"> </DataSource --> </DataSources>
注意
各リソースファイルは、一度だけ作成できます。新しいDataSourceDefinition.xmlファイルを作成すると、対応するメニューオプションが無効になります。
DataSourceDefinition.xmlファイルで、新しい<DataSource>セクションを追加し、アクセス対象のデータソースを指定し、新しいデータソースに必要なプロパティを入力します。
データベースアクションの定義に使用する名前がInterstage BPM Studio for Systemwalkerのダイアログに表示されます。以下の例は、EmployeeDBという名前のデータソースを追加する方法を示しています。
DataSourceDefinition.xmlファイルは以下のようになります(以下の例では、新しいデータソースパラメタが太字で示されています)。
<DataSources> <!-- DataSource name="purchaseDB"> </DataSource --> <DataSource name="EmployeeDB">
<property name="UserName" type="String">EmployeeUserName</property>
<property name="Password" type="String">EmployeePassword</property>
<property name="URL" type="String">jdbc:sqlserver://employeehostname:1433;databaseName=employeedb</property>
<property name="DriverClassName"
type="String">com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver</property>
</DataSource> </DataSources>
新しい各データソースでは、以下のデータベース接続プロパティが必要です。
データソース名:新しい接続に使用するデータベースを指定します。データベース名を指定する際は、その名前がサーバ上のリレーショナルデータベースディレクトリ内に存在していなければなりません。
注意
指定したデータベースが存在しない場合は、接続が失敗します。
ユーザ名:データベースインスタンスにログオンし、データベースオブジェクトを操作するのに必要なデータベースユーザの名前。
パスワード:データベースインスタンスにログオンし、データベースオブジェクトを操作するのに必要なパスワード。
URL:データベースサーバとホストを指定するURL。
ドライバクラス名:データベースへの接続に使用するJDBCドライバの完全なJavaクラス名。アプリケーションの起動時に、このクラスがクラスパス上に存在する必要があります。
注意
ワークフローアプリケーションプロジェクトには、複数のデータソースを追加できます。
注意
プロセス定義をInterstage BPMサーバに送信する際は、以下の操作を行います。ワークフローアプリケーションプロジェクトをInterstage BPMサーバにアップロードする場合も、これらの操作が必要です。
接続先のデータベースに関して、次の情報を取得します。
通常のデータベースユーザアカウントのユーザ名とパスワード
データベース接続URL
以下は、Microsoft SQL Server 2005の例です。
jdbc:sqlserver://<コンピュータ名>:1433;databaseName=<DB名>
ドライバクラス
以下は、Microsoft SQL Server 2005の例です。
com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
データソースを、Interstage BPMサーバが使用するデータソースファイルに追加します。
<Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/
server/instance/default/resources/DataSourceDefinition.xml
DataSourceDefinition.xmlに現在入っているサンプルと、データベースから収集した情報を使用します。
Interstage BPM Enterprise Edition for WebLogicを使用している場合は、以下の手順に従います。
JDBCドライバのjarファイルが、WebLogicシステムに存在するかどうかを確認します。すでに存在する場合は、作業は必要ありません。
WebLogicシステムにJDBCドライバが存在しない場合は、ドライバを<Interstage BPMサーバドメイン>/libフォルダにコピーします。アプリケーションサーバを再起動します。
Interstage BPM Enterprise Edition for WebSphereを使用している場合は、JDBCドライバのjarファイルを
<Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/server/instance/default/libフォルダにコピーします。
アプリケーションサーバを再起動します。
Interstage BPM Enterprise Edition for JBossを使用している場合は、JDBCドライバのjarファイルを<JBossインストールディレクトリ>/server/ibpm/libフォルダにコピーします。アプリケーションサーバを再起動します。
Interstage BPM Enterprise Edition for Interstageを使用している場合は、JDBCドライバのjarファイルを<Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/server/instance/default/lib/extフォルダにコピーします。
アプリケーションサーバを再起動します。