ここでは、シャーシと管理対象サーバの設定を変更する方法について説明します。
管理対象サーバのシステムイメージやクローニングマスタを採取している場合は、管理対象サーバの設定変更が終わったあと、バックアップやクローニングマスタを採取して、変更を保存してください。
バックアップについては、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「8.2 バックアップ」を参照してください。
クローニングマスタの採取については、「8.2 採取」を参照してください。
注意
VMゲストの設定変更は、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で行ってください。
登録済みの管理対象サーバは別スロットに移動できません。
サーバを別スロットに移す場合は、管理対象サーバを削除して、別スロットに移動したあと、再度サーバを登録してください。
以下の手順で、シャーシの名前を変更します。
RCコンソールで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"シャーシ名"を変更してください。
シャーシ名には、先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
物理OS、VMホストまたはVMゲストの名前は、それぞれに管理者権限でログインして名前を変更することで、自動的に反映されます。
以下の手順で、物理サーバ名を変更します。
RCコンソールで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"物理サーバ名"を変更してください。
物理サーバ名には、先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
クローニングマスタの配付でネットワークパラメタ自動設定機能を利用している場合、定義ファイルで設定している"物理サーバ名"も変更する必要があります。
ネットワークパラメタ自動設定機能については、「8.6 クローニングマスタに定義できるネットワークパラメタ自動設定機能」を参照してください。
シャーシ
以下の手順で、シャーシの管理IPアドレスを変更します。
マネジメントブレードのIPアドレスを変更します。
RCコンソールで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"管理LAN(IPアドレス)"を変更してください。
管理対象サーバ
以下の手順で、管理対象サーバの管理IPアドレスを変更します。
管理IPアドレス、業務IPアドレス兼用時も同じ操作が必要です。なお、業務IPアドレスだけを変更する場合は、本操作は必要ありません。
管理対象サーバに、OSの管理者権限でログインします。
OSのIPアドレスを変更します。
OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。
管理LANが冗長化されている場合は、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。
使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
【Windows】
PRIMECLUSTER GLS
BACS
Intel PROSet
【Linux/Solaris】
PRIMECLUSTER GLSの"NIC切替え方式の物理IP引継ぎ"
管理対象サーバを再起動します。
RCコンソールで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"管理LAN(IPアドレス)"を変更してください。
ここでは、SNMPコミュニティ名の変更について説明します。
ブレードサーバまたはPRIMERGYパーティションモデルの場合
以下の手順で、シャーシと管理対象サーバのSNMPコミュニティ名を変更します。
マネジメントブレードまたはマネジメントボードのSNMPコミュニティ名を変更します。
変更後のSNMPコミュニティにも、Write(参照更新権)が必要です。
SNMPコミュニティの変更については、マネジメントブレードのマニュアルを参照してください。
管理対象サーバのSNMPコミュニティ名を変更します。
管理対象サーバのSNMPコミュニティ名は、マネジメントブレードまたはマネジメントボードのSNMPコミュニティ名と同じ名前にします。
ServerView Agentのマニュアルに沿って、SNMPコミュニティ名を変更してください。
変更後のSNMPコミュニティにも、Write(参照更新権)が必要です。
RCコンソールで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"SNMPコミュニティ名"を変更してください。
<OK>ボタンをクリックします。
SNMPコミュニティ名が変更されます。
ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
PRIMERGYシリーズの場合、以下の手順で管理対象サーバのSNMPコミュニティ名を変更します。
PRIMERGYシリーズ以外の場合は、SNMPコミュニティ名を変更したときでも、本製品に対する操作は必要ありません。
管理対象サーバのSNMPコミュニティ名を変更します。
ServerView Agentのマニュアルを参照して、SNMPコミュニティ名を変更してください。
RCコンソールで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"SNMPコミュニティ名"を変更してください。
<OK>ボタンをクリックします。
SNMPコミュニティ名が変更されます。
SPARC Enterpriseの場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラのSNMPコミュニティ名を変更します。
リモートマネジメントコントローラのSNMPコミュニティ名を変更します。
SNMPコミュニティの変更については、XSCFのマニュアルを参照してください。
RCコンソールで対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"SNMPコミュニティ名"を変更してください。
<OK>ボタンをクリックします。
SNMPコミュニティ名が変更されます。
ここでは、サーバ管理装置の設定変更について説明します。
ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラ情報を変更します。
リモートマネジメントコントローラ情報を変更します。
変更後のリモートマネジメントコントローラアカウント情報にも、管理者以上の権限が必要です。
RCコンソールで対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"リモートマネジメントコントローラ IPアドレス"を変更してください。ログインアカウント情報を変更する場合は、"ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れ、"リモートマネジメントコントローラ ユーザ名"、"リモートマネジメントコントローラ パスワード"を変更してください。
SPARC Enterpriseの場合
以下の手順で、リモートマネジメントコントローラ(XSCF)情報を変更します。
リモートマネジメントコントローラ(XSCF)情報を変更します。
変更後のリモートマネジメントコントローラ(XSCF)アカウント情報にも、platadmの権限が必要です。
RCコンソールで対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"リモートマネジメントコントローラ(XSCF)"内を変更してください。ログインアカウント情報を変更する場合は、"ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れ、"リモートマネジメントコントローラ(XSCF)"の"ユーザ名"、"パスワード"を変更してください。
PRIMERGYパーティションモデルの場合
以下の手順で、リモートサーバマネジメント情報を変更します。
リモートサーバマネジメント情報を変更します。
変更後のリモートサーバマネジメントのアカウント情報にも、管理者以上の権限が必要です。
RCコンソールで対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択して、"ログインアカウント情報も変更する"チェックボックスにチェックを入れてください。そのあと、"リモートサーバマネジメント"の"ユーザ名"、"パスワード"を変更してください。
ここでは、ポート番号の変更について説明します。
エージェントのポート番号を変更する場合は、マネージャの"nfagent"のポート番号も変更する必要があります。「6.3.1.2 ポート番号の変更」の手順に従って変更してください。
ポート番号については、「付録C ポート一覧」を参照してください。
以下の手順で、管理対象サーバのポート番号を変更します。
ポート番号を変更します。
【Windows/Hyper-V】
メモ帳などのテキストエディタを使用して、Windowsシステムフォルダ\system32\drivers\etc\servicesファイルの以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 nfagent 23458/tcp |
【Linux/VMware/Xen】
viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 nfagent 23458/tcp |
【Solaris】
viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 rcvat 23458/tcp |
ポート番号を変更したサーバを再起動します。
ここでは、VMホストのログインアカウント情報の変更について説明します。
VMホスト登録時に入力したVMホストのログインアカウント情報(ユーザ名とパスワード)について、VMホスト上で変更した場合は、本製品で登録したVMホストのログインアカウント情報を変更してください。
以下の手順で、VMホストのログインアカウント情報を変更します。
RCコンソールのリソースツリーで、対象のVMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[VMホストログインアカウント情報]を選択します。
[ログイン情報の変更]ダイアログが表示されます。
VMホスト上で変更したあとのログインアカウント情報を入力します。
VMホストにログインするユーザ名を入力します。ユーザ名は、VMホストの管理者権限を持つユーザを指定してください。
VMホストにログインするユーザのパスワードを入力します。
<OK>ボタンをクリックします。
VMホストのログインアカウント情報が変更されます。
物理サーバに接続するLANスイッチブレードのポートに対するVLANの設定は、再設定することで変更できます。
設定方法については、「6.2.1.2 内部ポートのVLAN設定」を参照してください。
HBA address renameで設定するWWNとHBAポート数は、再設定することで変更できます。
設定方法については、「6.2.2 HBA address renameの設定」を参照してください。