Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第3章 異常時の対処> 3.3 バッチ実行基盤の異常> 3.3.1 ジョブの実行環境が異常停止した場合

3.3.1.1 イニシエータが稼働状態ではない場合の対処

イニシエータが稼働状態ではない場合は、以下の手順で対処とバッチシステムの運用を再開してください。

■すべてのジョブキューを実行禁止状態にする

すべてのジョブキューを実行禁止状態にしてください。
すべてのジョブキューを実行禁止状態にする、btfwinactqコマンドの形式を以下に示します。

btfwinactq -a


btfwinactqコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

■実行中のジョブの終了を待つ

ジョブキューの状態を表示して、異常が発生したジョブの実行環境で実行中のジョブを除いた、すべての実行中のジョブが終了していることを、“ジョブの稼働状態確認”の手順に従って確認してください。

■バッチ受付サービスの強制停止

バッチ受付サービスの強制停止”の手順に従って停止してください。

■バッチ実行サービスの強制停止

バッチ実行サービスの強制停止”の手順に従って停止してください。

◆バッチワークユニットの強制停止

すべてのバッチワークユニットを強制停止してください。

ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、ここで示す操作は不要です。バッチワークユニットは、“バッチ実行サービスの強制停止”で停止されるイニシエータと連動して停止されます。

バッチワークユニットの強制停止をする、isstopwuコマンドの形式を以下に示します。

isstopwu -c ワークユニット名

ワークユニット名は、“ジョブキュー名_CWU”です。
ジョブキュー名は、バッチ実行基盤で使用しているジョブキュー名です。

isstopwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル (コマンド編)”を参照してください。

◆イベントチャネルの停止

すべてのイベントチャネルを停止してください。

ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、ここで示す操作は不要です。イベントサービスは、“バッチ実行サービスの強制停止”で停止されるイニシエータと連動して停止されます。

イベントチャネルの停止は、イベントチャネルグループ単位に行います。
ジョブステップ用イベントチャネル、エラー用イベントチャネル、およびジョブ終了用イベントチャネルは、1つのイベントチャネルグループ内に存在するため、1回で3つのイベントチャネルが停止されます。

イベントチャネルを停止する、esstopchnlコマンドの形式を以下に示します。

esstopchnl -g イベントチャネルグループ名 -o off

イベントチャネルグループ名は、“ジョブキュー名_ChannelGR”です。
ジョブキュー名は、バッチ実行基盤で使用しているジョブキュー名です。


ジョブキュー名に英大文字を利用している場合は、ジョブキュー名にあたる部分については、英小文字で指定してください。
例えば、ジョブキュー名が“JOBQ001”の場合、“jobq001_ChannelGR”のように指定します。

esstopchnlコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

■エラーの対処

イベントチャネル、バッチワークユニット、またはイニシエータの出力したエラーメッセージの対処を行ってください。

■イベントチャネルの起動

イベントチャネルを起動してください。


ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、ここで示す操作は不要です。イベントチャネルは、“バッチ実行サービスの開始”で開始されるイニシエータと連動して起動します。

イベントチャネルの起動は、イベントチャネルグループ単位に行います。
ジョブステップ用イベントチャネルと、エラー用イベントチャネル、およびジョブ終了用イベントチャネルは、1つのイベントチャネルグループ内に存在するため、1回で3つのイベントチャネルが起動されます。

イベントチャネルを起動する、esstartchnlコマンドの形式を以下に示します。

esstartchnl -g イベントチャネルグループ名

イベントチャネルグループ名は、“ジョブキュー名_ChannelGR”です。
ジョブキュー名は、バッチ実行基盤で使用しているすべてのジョブキュー名です。


ジョブキュー名に英大文字を利用している場合は、ジョブキュー名にあたる部分については、英小文字で指定してください。
例えば、ジョブキュー名が“JOBQ001”の場合、“jobq001_ChannelGR”のように指定します。

esstartchnlコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

■バッチワークユニットの起動

バッチワークユニットを起動します。


ジョブの実行環境の操作モードを自動モードでセットアップした場合は、ここで示す操作は不要です。バッチワークユニットは、“バッチ実行サービスの開始”で開始されるイニシエータと連動して起動します。

バッチワークユニットの起動を実施する場合は、“バッチワークユニットの起動”の手順に従って行ってください。

■バッチ実行サービスの開始

バッチ実行サービスの開始”の手順に従って行ってください。

■バッチ受付サービスの開始

バッチ受付サービスの開始”の手順に従って行ってください。

■すべてのジョブキューを実行可能状態にする

すべてのジョブキューを実行可能状態にしてください。
すべてのジョブキューを実行可能状態にする、btfwactqコマンドの形式を以下に示します。

btfwactq -a


btfwactqコマンドの詳細は、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

■ジョブの実行環境の稼働状態確認

運用を再開するジョブの実行環境の稼働状態を確認します。
ジョブの実行環境の稼働状態の確認は、“バッチ実行基盤の稼働状態確認”の手順に従って行ってください。


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