クラスタ運用を行っている場合の運用環境の変更について説明します。
以下の手順にてStorageサーバ業務のIPアドレスを変更します。
変更対象のStorage管理サーバ業務がStorageサーバ業務を兼ねているか確認します。
Storageサーバ業務を兼ねている場合、かつレプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、複製元/複製先ボリュームの設定を削除してください。
複製元/複製先ボリュームの設定を削除する方法については、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。
Storageサーバ業務を停止します。
停止方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
IPアドレスリソースを変更します。
IPアドレスリソースの変更方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
Storageサーバ業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
Storageサーバ業務を管理しているStorage管理サーバにて、サーバ情報変更指示ファイルを作成後、サーバ情報変更コマンドを-fオプション付きで実行してIPアドレスの変更を行います。サーバ情報変更コマンドの詳細については、Storage管理サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「7.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
注意
Storageサーバ業務のクラスタ環境削除時に実行するクラスタアンセットアップコマンドで表示されるIPアドレス情報は、クラスタセットアップコマンドにて指定したアドレスです。IPアドレス変更後の値ではありません。
以下の手順にてStorageサーバ業務のポート番号を変更します。
レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、複製元/複製先ボリュームの設定を削除してください。
複製元/複製先ボリュームの設定を削除する方法については、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。
変更対象となるStorageサーバ業務を停止します。
停止方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
変更対象となるStorageサーバ業務のプライマリノードとセカンダリノードにて、/etc/servicesに設定されている、AdvancedCopy Managerの業務用通信デーモン(stgxfws_論理ノード名)のポート番号を変更します。
変更対象となるStorageサーバ業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
Storageサーバ業務を管理するStorage管理サーバにて、サーバ情報変更指示ファイルを作成後、サーバ情報変更コマンドを-fオプション付きで実行してポート番号の変更を行います。サーバ情報変更コマンドの詳細については、Storage管理サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「7.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
以下の手順にてStorageサーバ業務のサーバ名を変更します。
変更対象となるStorage管理サーバまたはStorageサーバにて、レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、複製元/複製先ボリュームの設定を削除してください。
複製元/複製先ボリュームの設定を削除する方法については、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。
Storageサーバ業務を管理するStorage管理サーバにて、サーバ情報変更指示ファイルを作成します。
サーバ情報変更コマンドを-fオプション付き(作成したファイルを指定)で実行してサーバ名の変更を行います。サーバ情報変更コマンドの詳細については、Storage管理サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「7.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
以下の手順にて、Storageサーバ業務の論理ノード名を変更します。
対象となるStorageサーバ業務の稼働状況を確認します。
業務が停止している場合は、Storageサーバ業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
Storageサーバ業務の環境を削除します。
バックアップ管理機能を使用している場合は、業務ボリューム、バックアップボリュームを削除してください。業務ボリューム、バックアップボリュームを削除する方法については、「4.6.2 デバイスの削除」を参照してください。
レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、複製元/複製先ボリュームの設定を削除してください。複製元/複製先ボリュームの設定を削除する方法については、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを退避します。
Storageサーバ業務の場合、以下のデータを退避します。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを退避します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータを退避します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスについては、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを削除します。
対象業務のクラスタ環境を削除します。
クラスタ環境の削除については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の削除」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「HP版MC/ServiceGuardでの削除」の「削除作業詳細」の手順1(ノードの削除)または「HP版VERITAS Cluster Serverでの削除」の「削除作業詳細」の手順1(ノードの削除)は実施しないでください。
対象業務のクラスタ環境を作成します。
クラスタ環境の作成については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
注意
クラスタセットアップコマンドの-nオプションの値は、新規論理ノード名を指定してください。
クラスタ環境作成の「カスタマイズ作業詳細」の「Storageサーバ業務の環境を作成」(HP版MC/ServiceGuardでは「カスタマイズ作業詳細」の手順25、HP版VERITAS Cluster Serverでは「カスタマイズ作業詳細」の手順18)は実施しないでください。
対象業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを復元します。
Storageサーバ業務の場合、以下のデータを復元します。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを復元します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータを復元します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスについては、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
サーバ名を変更します。
Storageサーバ業務の場合、「8.5.8.3 Storageサーバ業務のサーバ名の変更」を実施します。
バックアップ管理やレプリケーション管理機能を使用する場合は、バックアップ管理やレプリケーション管理の環境を再構築します(「4.4.6 バックアップ運用を行うサーバの環境設定」以降の作業を実施してください)。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、9.3.13 stgmgrinfoset(管理情報一括バックアップサーバ登録/削除コマンド)を実行し、管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録してください。
以下の手順にて、AdvancedCopy Manager業務名を変更します。
対象となるStorageサーバ業務の稼働状況を確認します。
業務が停止している場合は、Storageサーバ業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを退避します。
Storageサーバ業務の場合、以下のデータを退避します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを退避します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿をバックアップします。
バックアップ管理簿をバックアップする方法については、「8.1.1.1.1 バックアップ管理簿のバックアップ」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを退避します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータを退避します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスについては、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを削除します。
対象業務のクラスタ環境を削除します。
クラスタ環境の削除については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の削除」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「HP版MC/ServiceGuardでの削除」の「削除作業詳細」の手順1(ノードの削除)または「HP版VERITAS Cluster Serverでの削除」の「削除作業詳細」の手順1(ノードの削除)は実施しないでください。
クラスタシステムにてパッケージ名を変更します。
パッケージ名の変更方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
対象業務のクラスタ環境を作成します。
クラスタ環境の作成については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
注意
クラスタ環境作成の「カスタマイズ作業詳細」の「Storageサーバ業務の環境を作成」(HP版MC/ServiceGuardでは「カスタマイズ作業詳細」の手順25、HP版VERITAS Cluster Serverでは「カスタマイズ作業詳細」の手順18)は実施しないでください。
クラスタセットアップコマンドにて業務名以外の情報は変更しないでください。
対象業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを復元します。
Storageサーバ業務の場合、以下のデータを復元します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを復元します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿を復元します。
バックアップ管理簿を復元する方法については、「8.1.1.1.2 バックアップ管理簿のリストア」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを復元します。
レプリケーション管理機能を使用している場合は、swsrprecoverres(資源整合コマンド)にて環境を復元します。
資源整合コマンドには、“-r”オプションを指定してください。資源整合コマンドについては、「9.4.3.1 swsrprecoverres(資源整合コマンド)」を参照してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータを復元します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスについては、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、9.3.13 stgmgrinfoset(管理情報一括バックアップサーバ登録/削除コマンド)を実行し、管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録してください。
以下の手順にて、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク(物理ディスクまたは共有データ用共有ディスクのマウントポイント名)を変更します。
対象となるStorageサーバ業務の稼働状況を確認します。
業務が停止している場合は、Storageサーバ業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを退避します。
Storageサーバ業務の場合、以下のデータを退避します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを退避します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿をバックアップします。
バックアップ管理簿をバックアップする方法については、「8.1.1.1.1 バックアップ管理簿のバックアップ」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを退避します。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータを退避します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスについては、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを削除します。
対象業務のクラスタ環境を削除します。
クラスタ環境の削除については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の削除」を参照してください。
注意
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「HP版MC/ServiceGuardでの削除」の「削除作業詳細」の手順1(ノードの削除)または「HP版VERITAS Cluster Serverでの削除」の「削除作業詳細」の手順1(ノードの削除)は実施しないでください。
対象業務のクラスタ環境を作成します。
クラスタ環境の作成については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ」を参照してください。
注意
マウントポイント名を変更する場合、クラスタセットアップコマンドの-mオプションの値には新規マウントポイント名を指定してください。
物理ディスクを変更する場合、マウントするときに新しい物理ディスクを指定してください。
クラスタシステムの共有ディスクに関する設定を変更してください。
クラスタ環境作成の「カスタマイズ作業詳細」の「Storageサーバ業務の環境を作成」(HP版MC/ServiceGuardでは「カスタマイズ作業詳細」の手順25、HP版VERITAS Cluster Serverでは「カスタマイズ作業詳細」の手順18)は実施しないでください。
対象業務を起動します。
起動方法については、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerのデータを復元します。
Storageサーバ業務の場合、以下のデータを復元します。
AdvancedCopy Manager管理ファイル
業務の稼働ノードにて/etc/opt/swstorage/論理ノード名/swnode.iniを復元します。
バックアップ管理簿
バックアップ管理簿を復元します。
バックアップ管理簿を復元する方法については、「8.1.1.1.2 バックアップ管理簿のリストア」を参照してください。
前後処理スクリプト
バックアップ管理とレプリケーション管理の前後処理スクリプトを復元します。
レプリケーション管理機能を使用している場合は、swsrprecoverres(資源整合コマンド)にて環境を復元します。
資源整合コマンドには、“-r”オプションを指定してください。資源整合コマンドについては、「9.4.3.1 swsrprecoverres(資源整合コマンド)」を参照してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、以下のデータを復元します。
管理情報一括バックアップのポリシーファイル
ポリシーファイルのパスについては、「8.1.2.1 事前準備」を参照してください。
AdvancedCopy Managerの管理情報一括バックアップ実行サーバの場合、9.3.13 stgmgrinfoset(管理情報一括バックアップサーバ登録/削除コマンド)を実行し、管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録してください。