現在発生している障害の一覧を表示します。また、発生している障害に対して承諾操作を行うことができます。
参考
障害発生が検出されると、ビュー監視ウィンドウやトポロジマップ、サービスマップ上の該当するアイコンの色が障害色に変化し、点滅します。この状態では、発生した障害が未承諾状態のため、たとえその後障害が復旧したとしても、アイコンの色は正常色に変化しますが、アイコンは点滅したままです。このため発生した障害の内容が確認できたら、この発生中障害一覧ウィンドウを表示して、該当する障害を承諾状態に変更して下さい。アイコンの点滅は止まります。
発生中障害一覧で表示されている障害情報表示域で右クリックすると、トポロジマップやノード状態確認などの機能を起動することができます。
以下に発生中障害一覧ウィンドウの起動方法およびメニューバーについて説明します。
1. ビュー監視ウィンドウ/トポロジマップ/サービスマップのいずれかで、以下の操作を行って下さい。
メニューバーから【表示】―【発生中障害一覧表示】を選択。
右クリックメニューから【発生中障害一覧表示】を選択。
ツールバーの【発生中障害一覧表示】アイコンをクリック。
2. 発生中障害一覧ウィンドウが表示されます。
3. メニューバーから【ファイル】―【終了】を選択(または右上の【×】ボタンをクリック)すると、発生中障害一覧ウィンドウは閉じられます。
項目 | 内容 |
---|---|
ファイル | ファイルメニュー。 |
・承諾 | 承諾メニュー。 |
― 承諾開始 | 承諾操作を開始します。 |
― 承諾中止 | 承諾操作を中止します。 |
・更新 | 承諾操作によって変更された承諾状態を更新します。 |
・終了 | 発生中障害一覧ウィンドウを閉じます。 |
編集 | 編集メニュー。 |
・検索... | 一覧に表示されている障害に対して検索を行います。 |
・復旧済み障害を承諾... | 一覧に表示されている復旧した障害のうち指定期間以前のものすべてを承諾状態に変更します。 |
・すべてを承諾 | 発生中の障害すべてを承諾状態に変更します。 |
・すべてを未承諾 | 発生中の障害すべてを未承諾状態に変更します。 |
・このページをすべて承諾 | 一覧に表示されている発生中の障害すべてを承諾状態に変更します。 |
・このページをすべて未承諾 | 一覧に表示されている発生中の障害すべてを未承諾状態に変更します。 |
・フィルタ条件設定... | フィルタ条件の設定を行います。 |
表示 | 表示メニュー。 |
・マップ表示 | 選択された障害の発生しているビューノード/サービスが存在するトポロジマップ/サービスマップを表示。 |
・最新のページへ | 最新のページを表示。 |
・前のページへ | 前のページを表示。 |
・次のページへ | 次のページを表示。 |
ヘルプ | ヘルプメニュー。 |
・バージョン情報 | バージョン情報を表示。 |
一覧表示域
対象となっているビューにおいて発生しているノード・ポート・サービス障害の一覧を表示します。また、復旧した障害であっても未承諾状態のものは一覧に表示されます。
一覧では、承諾状態、未承諾状態、および障害色、障害状態、障害箇所、障害発生日時、障害復旧日時を表示しています。障害の発生、復旧や承諾状態の変化はリアルタイムに一覧へ反映されます。
注意
承諾中の場合は、リアルタイムな反映は行わず、更新操作が行われた後で反映されます。
リンク障害については一覧には表示されません。
障害の発生は、最新のページを表示中の場合しか反映されません。
フィルタ中はフィルタ条件に合致したものしか反映されません。
承諾操作を必要としない障害レベルとして設定されている障害については、承諾操作中でも行全体がグレーアウトされ、操作が行えないようになっています。
承諾操作は、ビュー毎に操作されます。このため、すべてのビューに対する障害情報を表示している場合は、あるビューでは承諾されているが、別のビューでは同じ障害が承諾されていないという状態が起こります。このような場合は、承諾状態は未承諾状態として表示されますが、行全体が黄色になります。
承諾を行いたい障害についてはチェックを設定し、逆に承諾を未承諾状態に戻したい障害についてはチェックを解除して下さい。
以下に承諾状態の変更方法について説明します。
1. 発生中の障害に対する障害状態を変更するには、メニューバーから【ファイル】―【承諾】―【承諾開始】を選択(または【ツールバー】―【承諾開始】アイコンをクリック)して下さい。一覧中の承諾の欄にあるチェックを設定・解除できるようになります。
2. メニューバーから【編集】―【すべてを承諾】(または【編集】―【すべてを未承諾】)を選択することで、一覧に表示されているすべての障害を承諾状態、または未承諾状態に設定することができます。
3. メニューバーから【編集】―【復旧済み障害を承諾...】を選択(またはツールバーの【復旧済み障害を承諾...】アイコンをクリック)すると、指定期間より古い、復旧している障害を一括して承諾状態に設定できます。
4. メニューバーから【ファイル】―【更新】を選択(またはツールバーの【更新】アイコンをクリック)すると変更が反映されます。
5. メニューバーから【ファイル】―【承諾】―【承諾中止】を選択(またはツールバーの【承諾中止】アイコンをクリック)すると承諾状態の変更は中止されます。
参考
変更された承諾状態は、ある1つのビューに対してだけ反映されるのではなく、操作しているユーザの監視対象となっているすべてのビューに対して一度に反映されるので、1つ1つのビューに対して承諾操作を行う必要はありません。これはたとえ任意のビューについて表示している発生中障害一覧ウィンドウ上で承諾操作を行った場合でも同様です。
以下に発生中障害一覧で表示している障害情報のフィルタリング方法を説明します。
1. 発生中障害一覧でメニューバーから【編集】―【フィルタ条件設定...】を選択(またはツールバーの【フィルタ条件設定...】アイコンをクリック)して下さい。
2. フィルタ条件設定ダイアログが表示されます。
3. フィルタ条件設定ダイアログを使用し、設定できるフィルタ条件は以下の項目です。
ビュー‥‥‥‥‥‥‥‥フィルタ条件を設定するビューを選択。
障害種別‥‥‥‥‥‥発生中障害一覧に表示する障害種別を選択。(物理障害/サービス障害)
日付‥‥‥‥‥‥‥‥‥発生中障害一覧に表示する日時を選択。
物理障害レベル‥‥‥‥発生中障害一覧に表示する物理障害レベルを選択。
サービス障害レベル‥‥発生中障害一覧に表示するサービス障害レベルを選択。
障害状態‥‥‥‥‥‥‥発生中障害一覧に表示する障害状態を選択。(指定なし/発生/復旧)
承諾状態‥‥‥‥‥‥‥発生中障害一覧に表示する承諾状態を選択。(指定なし/未承諾/承諾済み)
参考
フィルタ条件設定ダイアログは、発生中障害一覧で表示させたい情報を設定します。たとえば、障害状態で「発生」を選択した場合、発生中の障害のみが表示されます。
4. 上記の項目を設定後、【フィルタ実行】ボタンをクリックします。
5. フィルタ条件を元に戻したい場合は【デフォルト】ボタンをクリックして下さい。
参考
“すべてのビュー”が選択されている状態でのみ、表示種別の選択肢が操作可能になります。ここで物理障害が選択されていると、ノードまたはポートの障害のみ表示を行い、サービス障害が選択されているとサービスの障害のみが表示されます。
発生中障害一覧ウィンドウから、障害の発生しているビューノードやビューサービスアイコンの存在するトポロジマップまたはサービスマップを表示し、障害の影響範囲をマップ上で確認することができます。以下にトポロジマップ/サービスマップの表示方法を説明します。
1. 発生中障害一覧ウィンドウで以下のいずれかの操作を行って下さい。
マップ表示させたい障害を1つ選択し、メニューバーから【表示】―【マップ表示】を選択。
マップ表示させたい障害を1つ選択し、ツールバーの【マップ表示】アイコンをクリック。
マップ表示させたい障害をダブルクリック。
2. 該当するビューノードアイコンまたはビューサービスアイコンが画面中央にくるように、トポロジマップまたはサービスマップを表示します。
参考
すでに同じビュードメインのマップが表示されている場合は、そのウィンドウをアクティブにします。すでに最小化されて表示されている場合は、そのウィンドウを元のサイズに戻して表示します。
複数のマップを開きすぎると、運用管理クライアントPCによっては、リソースに対する負荷がかかりすぎてしまい、運用管理クライアントが固まってしまうことがあります。マップ類(他の種類のマップも含む)を開く数は合計で10枚程度を目安にして下さい。
3. すべてのビューを表示している状態で、発生中障害一覧ウィンドウからマップ表示を行うと、該当するビューノードアイコンまたはビューサービスアイコンが複数のビューに存在することがありますが、そのような場合はビュー選択ダイアログが表示されるので、マップ表示させたいビューを選択して【マップ表示】ボタンをクリックして下さい。
発生中障害一覧で表示アラーム数が上限を超えると、ページを切り替えるための、メニューバーの【表示】―【最新のページへ】/【前のページへ】/【次のページへ】(またはツールバーの【最新のページへ】/【前のページへ】/【次のページへ】アイコン)が選択可能になります。いずれかをクリックして表示するページを切り替えて下さい。
ページの総数と現在の位置は、発生中障害一覧ウィンドウの右上に表示されます。
障害履歴表示機能は、ネットワーク内で発生した物理障害やサービス障害の履歴を表示する機能です。本機能を使用することによって過去の障害情報の発生状況などを確認することができます。障害履歴表示機能は、ビューに関する履歴で最近のものから順に表示します。また、障害情報の履歴ファイルをダウンロードすることもできます。
参考
障害履歴はWebブラウザ上に障害履歴を表示します。障害履歴のブラウザ設定の詳細は2.3.3.1 Webブラウザの設定を参照して下さい。
以下に障害履歴の表示方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウまたは、トポロジマップにて障害履歴を表示したいビューを1つ選択し、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【表示】―【障害履歴表示】を選択。
右クリックメニューから【障害履歴表示】を選択。
ツールバーの【障害履歴表示】アイコンをクリック。
2. Webブラウザ上に障害履歴が表示されます。
参考
ビュー監視ウィンドウまたは、トポロジマップ上の任意のビューノードまたはビューリンクを選択してから操作を行うと、選択したビューノードまたはビューリンクに関する障害履歴が表示されます。ビューノードまたはビューリンクの選択を行わなければ、そのビュー内のすべてのビューノード、ビューリンクの障害が表示対象になります。
ビューノードまたはビューリンクを複数選択した場合や、ビューノードやリンク以外のアイコンを選択した場合は、ビューに関するすべての障害履歴が表示されます。
3. Webブラウザを閉じることで障害履歴表示は終了します。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 選択したビューノードまたはビューリンクの名称を表示。(ビューノードまたはビューリンクを選択して障害履歴を起動した場合のみ) |
文字列 | 表示/ダウンロードを行うログに含まれる文字列を指定。 |
期間 | 表示/ダウンロードする情報の日付。 |
・表示開始日 | 障害履歴の表示開始日を表示。 |
・表示終了日 | 障害履歴の表示終了日を表示。 |
・期間指定 | 過去何日分の表示を行うのかを指定。
|
物理/アプリケーション通信障害レベル | 障害レベルの表示対象を指定。 |
・正常 | 正常のログを表示対象。 |
・警告(アプリケーション通信) | アプリケーション通信障害の警告のログを表示対象。 |
・警告(物理) | 物理障害の警告のログを表示対象 |
・軽度障害 | 軽度障害のログを表示対象。 |
・重度障害(アプリケーション通信) | アプリケーション通信の重度障害のログを表示対象。 |
・重度障害(物理) | 物理障害の重度障害のログを表示対象。 |
・情報収集中 | 情報収集中のログを表示対象。 |
・間欠障害 | 間欠障害のログを表示対象。 |
・不明 | 不明のログを表示対象。 |
サービス障害レベル | サービス障害レベルでの表示対象を指定。 |
・正常運用中 | 正常運用中のログを表示対象。 |
・警告 | 警告のログを表示対象。 |
・障害 | 障害のログを表示対象。 |
・情報収集中 | 情報収集中のログを表示対象。 |
・不明 | 不明のログを表示対象。 |
障害色表示選択 | 障害ログの色付け方法を指定。 |
・物理/アプリケーション通信障害 | 物理/アプリケーション通信障害レベルで色付けを行う。 |
・サービス障害 | サービス障害レベルで色付けを行う。 |
アラームマスク | 障害マスク状態での表示対象を指定。 |
・表示する | すべての障害を表示する。 |
・表示しない | 障害マスクが設定中の機器の障害は表示しない。 |
障害/復旧ペアリング表示 | 障害の発生と復旧をペアリングして表示するか指定。 |
・する | 発生と復旧をペアリングして表示。 |
・しない | 発生と復旧を時系列に並べて表示。 |
検索結果の出力形式 | 検索を行った結果、出力する形式を指定。 |
・表示 | 検索結果をWebブラウザ上に表示。 |
・ダウンロード | 検索結果をファイルに出力し、運用管理クライアントにダウンロード。 |
項目 | 内容 |
---|---|
ビュー○○○の障害履歴 | 障害履歴タイトルを表示。 |
障害ログ | 表示対象となったログ。 |
・日時 | 障害が発生または復旧した日時。 |
・場所 | ビューノード名+管理アドレス。 |
・物理/アプリケーション通信障害レベル | 正常、警告、軽度障害、重度障害、情報収集中、間欠障害、不明を表示。 |
・発生/復旧要因 | 機器状態変化、障害定義変更、ビューへの新規登録が出力されます。 |
・障害内容 | Systemwalker Network Managerシステムで定義したもの。(2系電源障害、ノード障害など。) |
・サービス障害レベル | 正常運用中、警告、障害、情報収集中、不明を表示。 |
検索条件 | 上段フレームで指定した検索条件を表示。 |
・名称 | 選択したビューノードまたはビューリンクの名称。 |
・文字列 | テキストボックスに入力した文字。(ペアリング指定時は文字列による検索不可) |
・期間 | 指定した期間。 |
・物理/アプリケーション通信障害レベル | チェックボックスにチェックしたレベル名(正常、警告、軽度障害、重度障害、情報収集中、間欠障害、不明)。 |
・サービス障害レベル | チェックボックスにチェックしたレベル名(正常運用中、警告、障害、情報収集中、不明)。 |
・アラームマスク | チェックボックスにチェックした表示条件(表示する、表示しない)。 |
期間を手入力するか、コンボボックスより選択することができます。両方指定された場合は手入力による期間指定が優先されます。
手入力による期間の指定
期間日時(表示開始日時/表示終了日時)の入力フォーマットは年/月/日-時:分:秒です。
表示開始日時/表示終了日時が未入力の場合はデフォルト値を使用します。また、省略形で指定されていた場合もデフォルト値を使用します。
各日時項目とその入力制限、デフォルトの値一覧、日時入力の例を以下の各表に示します。
日時 | 規定 | 開始日のデフォルト | 終了日のデフォルト |
---|---|---|---|
年 | 0~32767の半角数値 | 1990 | 本年 |
月 | 1~12の半角数値 | 1 | 12 |
日 | 1~月末の半角数値 | 1 | 31 |
時 | 0~23の半角数値 | 0 | 23 |
分 | 0~59の半角数値 | 0 | 59 |
秒 | 0~59の半角数値 | 0 | 59 |
指定 | From側の認識 | To側の認識 |
---|---|---|
未指定 | 1990/1/1-0:0:0 | 本年/12/31-23:59:59 |
2002 | 2002/1/1-0:0:0 | 2002/12/31-23:59:59 |
2002/10 | 2002/10/1-0:0:0 | 2002/10/31-23:59:59 |
2002/10/5 | 2002/10/5-0:0:0 | 2002/10/5-23:59:59 |
2002/10/5-12 | 2002/10/5-12:0:0 | 2002/10/5-12:59:59 |
2002/10/5-12:30 | 2002/10/5-12:30:0 | 2002/10/5-12:30:59 |
2002/10/5-20:30:50 | 2002/10/5-20:30:50 | 2002/10/5-20:30:50 |
コンボボックスメニューによる期間の指定
表示開始日時と表示終了日時をともに指定しなかった場合はプルダウンメニューの選択によって期間を決定します。デフォルトは【過去1日(24時間)】が選択されています。
メニュー | 内容 |
---|---|
過去1日(24時間) | 24時間前から現時刻までの期間。 |
過去1週間 | 6日前の0時0分0秒から現時刻までの期間。 |
過去1ヶ月 | 1ヶ月前の0時0分0秒から現時刻までの期間。ただし、前の月が2、4、6、9、11月のいずれかで31日など存在しない日付に当たる場合は、今月1日の0時0分0秒から現時刻までの期間。 |
すべて | 時間でのフィルタリングはしません。 |
以下に障害履歴の表示方法を説明します。
1. 障害履歴画面は、フレームが上下2段に分かれており、上段のフレームで検索条件の入力を行い、下段のフレームで検索結果やメッセージを表示します。初期表示では、下段フレームに“抽出条件を指定して下さい”と表示されていますので必要に応じて上段フレームに検索条件を入力して下さい。
2. 「検索結果の出力形式」で“表示”を選択し【OK】ボタンをクリックすると、下段フレームに検索の結果が表示されます。【リセット】ボタンをクリックすると、検索条件を初期表示の状態に戻すことができます。
注意
障害ログの表示行数は1000行までです。
検索条件の「期間」に何も入力せずに障害履歴情報を表示させている場合、Internet Explorerから印刷を行うと、印刷を開始した時刻を基準にして再度データを運用管理サーバから読み込み直してしまうため、表示されていたデータとは異なるデータが印刷されるのでご注意下さい。上記を回避するためには、検索条件の「期間」に日時を入力するようにして下さい。
以下に障害履歴のダウンロードを説明します。
1. 障害履歴表示と同様に検索条件の入力を行います。
2. 検索結果の出力形式で“ダウンロード”を選択し【OK】ボタンをクリックします。
3. ファイル名の入力ダイアログが表示されるので、任意のファイル名を設定して下さい。設定したファイル名で障害履歴のファイル名が作成されます。デフォルトはfaultlog.txtになっています。また、CSV形式で出力されるので、Excelで見ることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
ビュー○○○の障害履歴 | 障害履歴タイトルを表示。 |
障害ログ | 表示対象となったログ。 |
・発生日時 | 障害が発生した日時を表示。 |
・復旧日時 | 障害が復旧した日時を表示。 |
・場所 | ビューノード名+管理アドレス。 |
・物理/アプリケーション通信障害レベル | 正常、警告、軽度障害、重度障害、情報収集中、間欠障害、不明を出力。 |
・発生/復旧要因 | 機器状態変化、障害定義変更を出力。 |
・障害内容 | Systemwalker Network Managerシステムで定義したもの。(2系電源障害、ノード障害など) |
・サービス障害レベル | 正常運用中、警告、障害、情報収集中、不明を出力。 |
検索条件 | 上段フレームで指定した検索条件を出力。 |
・名称 | 選択したビューノードまたはビューリンクの名称。 |
・期間 | 指定した期間。 |
・物理/アプリケーション障害レベル | チェックボックスにチェックしたレベル名。(正常、警告、軽度障害、重度障害、情報収集中、間欠障害、不明) |
・サービス障害レベル | チェックボックスにチェックしたレベル名。(正常、警告、障害、情報収集中、不明) |
・アラームマスク | チェックボックスにチェックした表示条件。(表示する、表示しない) |
参考
ダウンロードでは、障害履歴画面に検索結果は表示されません。
ダウンロードでは、障害色表示選択は意味を持ちません。
障害ログのダウンロード行数は1000行までです。
ダウンロード中は、Webブラウザのプログレスバー表示が“残り時間 未定義”となります。
特定のノードやリンク、リンクグループ、サービスに対して障害マスクを設定することで、障害の検出に対してフィルタリングを行うことができます。ただし、完全にフィルタリングするわけではなく、障害履歴表示の方には障害マスク中でも障害の発生/復旧が出力されます。
参考
障害マスク中の場合は、障害履歴には“マスク”と表示されます。
以下に障害マスクの設定方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウ、トポロジマップ、サービスマップで障害マスクを設定したいビューノード/リンク/リンクグループ/サービスを1つ選択し、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【編集】―【障害マスク】を選択。
右クリックメニューから【障害マスク】を選択。
ツールバーの【障害マスク】アイコンをクリック。
2. ビューノード、ビューリンクグループを選択した場合は、障害マスク設定/解除ダイアログが表示されます。
3. 障害マスクを設定したい項目にはチェックを入れ、解除したい項目からはチェックを外して下さい。全チェックボタンや全解除ボタンを利用して一括して設定や解除をすることもできます。
4. 【OK】ボタンをクリックすると更新したチェック状態が反映されます。
5. 【キャンセル】ボタン(または右上の【×】)をクリックすると、チェック状態の更新は反映せずにダイアログが閉じられます。
参考
複数のノードに対して、一度に障害マスクの設定/解除を行うことはできません。
障害マスクの設定/解除は、監視しているビューだけでなく、すべてのビューに対して結果が反映されます。
ノードに対する障害マスクの設定/解除は、ノードの管理者に指定されているユーザしか行うことができません。ただし、デフォルトの状態では、すべてのノードは全ユーザが管理者になっています。ノード管理者設定操作の詳細は5.2.2.6.4 ノードの管理者を設定するを参照して下さい。
リンク/リンクグループに対する障害マスクの設定/解除は、両端ノードのいずれかの管理者に指定されているユーザしか行うことができません。ただし、デフォルトの状態では、すべてのノードは全ユーザが管理者になっています。ノード管理者設定操作の詳細は5.2.2.6.4 ノードの管理者を設定するを参照して下さい。
監視しているビューに対して、障害マスクの設定がされているビューノード/リンク/エッジ/サービスの一覧を表示することができます。以下に障害マスク一覧の表示方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウで障害マスク一覧を表示させたいビューを1つ選択して、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【表示】―【障害マスク一覧表示】を選択。
右クリックメニューから【障害マスク一覧表示】を選択。
ツールバーの【障害マスク一覧表示】アイコンをクリック。
2. 障害マスク検索ダイアログが表示されます。
3. 障害マスク検索ダイアログに検索条件を入力します。
4. 障害マスク一覧表示ダイアログが表示されます。
5. 一覧表示の中からビューオブジェクト(ビューノード/リンク/エッジ/サービス)を1つ選択して【マップ表示】ボタンをクリックすると、選択したビューオブジェクトの表示されているトポロジマップ/サービスマップを表示させることができます。このとき、選択されたビューオブジェクトが画面中央にくるように表示し、障害マスク一覧ダイアログは閉じられます。
6. ビューオブジェクトを選択(複数選択可)して【障害マスク解除】ボタンをクリックすると、選択したビューオブジェクトの障害マスクを解除することができます。
特定のノードに対してポーリングを行い、最新の状態を確認することができます。以下にノード状態の確認方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウまたはトポロジマップのビューノードを1つ選択し、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【表示】―【ノード状態確認】を選択。
右クリックメニューから【ノード状態確認】を選択。
ツールバーの【ノード状態確認】アイコンをクリック。
2. ノード状態確認実施の確認ダイアログが表示されます。
3. 【OK】ボタンをクリックすると指定したノードに対してポーリングを行い、最新のノード状態を反映します。
4. 【キャンセル】ボタン(または右上の【×】ボタン)をクリックすると、ノード状態確認は行われずノード状態確認実施の確認ダイアログは閉じられます。
ネットワーク全体に波及するネットワークウィルスの侵入や、パケットループ、トラフィックの急増時などに簡易的な操作でセグメントを切り離し、ネットワークセキュリティの制御を行うことができます。
以下にポートの活性化/非活性化方法を説明します。
1. ビュー監視エクスプローラウィンドウまたはトポロジマップで、ビューリンク/ビューリンクグループ/ビューバスリンク/ビューバス枝リンク/ビューエッジライン/ビューエッジライングループのいずれか1つを選択し、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【ツール】―【ポート活性化】/【ポート非活性化】を選択。
右クリックメニューから【ポート活性化】/【ポート非活性化】を選択。
ツールバーの【ポート活性化】/【ポート非活性化】アイコンをクリック。
注意
右クリックメニューでは、ビューリンク/ビューリンクグループ/ビューエッジライン/ビューエッジライングループが表示対象となり、これ以外のオブジェクトは表示対象外となります。
ポート活性化/非活性化の対象機器は、MIB-II(RFC1213)をサポートしている必要があります。
2. ビューリンクを選択した場合は、ポート選択ダイアログが表示されるので活性化/非活性化させたいポートを1つ選択します。
3. ビューリンクループを選択した場合は、集約されているビューリンク選択ダイアログが表示されるので、ビューリンクを選択し【ポート選択】ボタンをクリックします。ポート選択ダイアログが表示されるので活性化/非活性化させたいポートを1つ選択します。同一アイコン間に複数のビューリンクグループ(またはビューリンクが混在)が表示されている場合は、すべてのビューリンクグループに集約されているビューリンクおよび直接表示されているビューリンクの一覧が選択ダイアログに表示されます。
4. ビューバスリンクまたはビューバス枝リンクを選択した場合は、ポート一覧ダイアログが表示されるので活性化/非活性化させたいポートを1つ選択します。
5. ビューエッジラインを選択した場合は、ポートは1つに限定されるので、そのままポートを活性化/非活性化の対象とします。
6. ビューエッジライングループを選択した場合は、集約されているビューエッジラインのポート選択ダイアログが表示されるので、活性化/非活性化させたいポートを1つ選択します。
7. 各ポート選択ダイアログでポートを選択し、【ポート活性化】/【ポート非活性化】ボタンをクリックすると確認ダイアログが表示されるので【OK】ボタンをクリックします。
8. ポートの活性化/非活性化が実行され、処理結果が表示されます。処理結果は成功または失敗かのいずれかのみを表示します。
参考
活性化/非活性化済みのポートに対して活性化/非活性化を行った場合は、処理結果は成功となります。
注意
ポート活性化/非活性化が成功したにもかかわらず、リンク状態が変化しない場合、そのノードに対してノード状態確認を実施して下さい。ノード状態確認については、7.2.3.5 ノードの状態を確認するを参照して下さい。
障害が発生した場合、オペレータによる承諾操作が行われるまではアイコンが点滅することにより、たとえ承諾操作前に障害が復旧したとしても、オペレータには障害が発生したことが分かるようになっています。しかし、すべての障害発生に対して承諾操作が必要となるとオペレータの作業が大変になってしまいます。そこで、軽微な障害の場合などは、障害に対して承諾操作を行う必要がないようにすることができます。以下に承諾障害レベルの設定方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウで承諾障害レベルを設定したいビューアイコンを1つ選択し、メニューバーから【編集】―【承諾障害レベル設定...】を選択(またはツールバーの【承諾障害レベル設定...】アイコンをクリック)します。トポロジマップやサービスマップからも承諾障害レベル設定ダイアログを表示することができます。
2. 承諾障害レベル設定ダイアログが表示されます。
3. オペレータの承諾操作を必要とする障害レベルに対してチェックを付け、必要のないレベルに対してはチェックを外して下さい。
4. 【OK】ボタンをクリックすると、表示されている障害の承諾状態に対して結果が反映されます。
注意
新たにチェックを付けた障害レベルに対応する障害が発生中であった場合、その障害は未承諾状態に設定され、該当するアイコンが点滅します。
新たにチェックを外した障害レベルに対応する障害が発生中であった場合、その障害は未承諾状態であっても承諾済の状態に設定され、該当するアイコンの点滅は止まります。
監視対象機器によっては、Telnetアプリケーションを使用して機器の設定や状態表示を行うことができます。Telnetアプリケーションは、そのような機器に対しTelnetアプリケーションを起動させて機器の設定を行ったり、状態の表示を行う機能です。以下にTelnetの起動方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウまたはトポロジマップ上で、アクセスしたいビューノードアイコンを1つ選択し、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【ツール】―【Telnet】を選択。
右クリックメニューから【Telnet】を選択。
ツールバーの【Telnet】アイコンをクリック。
2. Telnetアプリケーションが起動し、指定ノードへのログイン画面が表示されます。
3. ログイン名/パスワードを入力するとTelnetによるアクセスが行われます。
注意
Telnet起動は、ノードの管理者に指定されているユーザのみ行うことができます。ただし、デフォルトの状態では、すべてのノードは全ユーザが管理者になっています。
Telnet起動は、ノード自体がTelnet接続に対応していない場合は、実行することができません。
Telnetで監視対象機器にアクセスするための設定方法は、5.2.3.12 他のアプリケーションと連携するを参照して下さい。
telnet連携では、クライアントソフトをガードする目的で、実行後2秒間は同じ操作を行っても実行しないようにしています。連続して同じ機能を操作する場合、操作が実行されないことがありますが、再度実行すれば問題なく該当機能が実行されます。
Webブラウザによる設定が可能なネットワーク機器は、Webブラウザを使用して機器の設定や状態表示を行うことができます。Webラウンチャは、そのような機器に対しWebブラウザを起動させて機器の設定を行ったり、状態の表示を行う機能です。以下にWebラウンチャの起動方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウまたはトポロジマップ上で、アクセスしたいビューノードアイコンを1つ選択し、以下のいずれかの操作を行います。
メニューバーから【ツール】―【Webラウンチャ】を選択。
右クリックメニューから【Webラウンチャ】を選択。
ツールバーの【Webラウンチャ】アイコンをクリック。
2. Webブラウザアプリケーションが起動し、選択したノードへアクセスします。
注意
Webブラウザ起動は、ノードの管理者に指定されているユーザのみ行うことができます。
Webブラウザ起動は、ノード自体がHTTP接続に対応していない場合は、実行することができません。
Webラウンチャは基本的に環境設定を行わずに使用することができます。Webブラウザによる設定が可能な機種でWebラウンチャが使用できない場合には、5.2.3.12 他のアプリケーションと連携するを参照して下さい。
Webラウンチャでは、クライアントソフトをガードする目的で、実行後2秒間は同じ操作を行っても実行しないようにしています。連続して同じ機能を操作する場合、操作が実行されないことがありますが、再度実行すれば問題なく該当機能が実行されます。
ポート状態が一定時間内に、一定回数up/downを繰り返した場合に、間欠障害として障害通知することができます。以下に間欠障害の検出条件設定方法を説明します。
1. ビュー監視ウィンドウでメニューバーから【編集】―【間欠障害の検出条件設定...】を選択(またはツールバーから【間欠障害の検出条件設定...】アイコンをクリック)します。
2. 間欠障害の検出条件設定ダイアログが表示されます。
3. 検出条件として以下の項目を設定します。
間欠障害検出‥‥‥間欠障害の検出を行うか行わないか。(ON:行う/OFF:行わない)
間隔‥‥‥‥‥‥‥間欠障害の検出間隔。(1~440分)
回数‥‥‥‥‥‥‥間欠障害の検出回数。(2~100回)
4. 【OK】ボタンをクリックすると、接続されているすべての運用管理クライアントで設定結果が反映されます。
注意
Systemwalker Network Managerを再起動時は、起動後から間欠障害の監視が行われます。(停止前の間欠障害は復旧扱いとなります。)
間欠障害の検出条件を変更した場合、それまでの間欠障害の監視は一度リセットし、その後新たな設定値によって間欠障害の監視を行います。
間欠障害の検出回数は、障害の発生/復旧をそれぞれ1回としてカウントします。