PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium 版 -
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目次

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第5章 留意事項
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の留意事項について説明します。
■要件・前提条件
本製品を使用するための要件、前提条件に関する留意事項です。
- 異なったバージョン・レベルの Oracle 製品の混在は、サポート対象外です。サポートするOracle 製品名称等は、"インストールガイド" や "ハンドブック" 等を参照してください。
- Oracle をインストールする際に使用するユーザー名、ユーザーID、グループ名、グループIDは、全ノードで同一にする必要があります。
- 1台のサーバーに複数の $ORACLE_HOME を作成する場合は、それぞれ異なるユーザー名で作成してください。
- Oracle のデータベースは、共用ディスク上に配置する必要があります。
- Oracle のログ出力先を共用ディスク装置に設定することは推奨しません。ディスク装置の障害発生時にログが出力されず、調査ができない場合や、Oracle インスタンスが起動できなくなる場合があります。
- Oracle のアーカイブログファイルについては、ローカルディスク、共用ディスクに配置した場合、それぞれ以下の点に注意してください。
- ローカルディスク
Oracle のリカバリが必要な場合には、両系のノードにある Oracle アーカイブログファイルを集結してリカバリ作業を実施してください。
- 共用ディスク
共用ディスクの容量の枯渇に注意してください。
- Oracle の TWO_TASK 環境変数は使用できません。詳しくは、"2.2.7 データベースの作成・設定" を参照してください。
- Oracle ユーザーの login.sql に、Oracle データベースに接続するような処理を記述しないでください。詳しくは、"2.2.7 データベースの作成・設定" を参照してください。
- Oracle インスタンスを起動・停止する際に、"/ as sysdba" で Oracle に接続する場合、OS 認証方式を使用しています。このときパスワードファイル認証は使用できません。
- 本製品は、Oracle インスタンスの起動・停止を行なう際に SYSDBA システム権限で接続しますが、このときオペレーティング・システム認証 (OS認証) を使ったローカル接続を行います。そのため、次の条件を満たしている必要があります。 (満たしていない場合、userApplication による Oracle インスタンスの操作に失敗します。)
- Oracle ユーザーのプロファイルにおいて、対話型のコマンド (例 script) を実行しないでください。userApplication の起動・停止が正常に実行できない場合があります。プロファイルは、/etc/profile, .bash_profile, .cshrc, .profile などを指します。詳しくは、"2.2.2 Oracle ソフトウェアのインストール・設定" "2.3.2 Oracle ソフトウェアのインストール・設定" を参照してください。
- Oracle 10g 以降では、リスナーのオペレーティング・システム認証 (OS認証) を有効にしてください。詳しくは、"2.2.7 データベースの作成・設定"を参照してください。
■仕様・機能
本製品の仕様、機能に関する留意事項です。
■環境構築
環境構築に関する留意事項です。
■運用
運用に関する留意事項です。
■その他
上記以外の留意事項です。
- abort での停止では、次回起動時に Oracle インスタンスの自動リカバリが実行されます。
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