PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium 版 -
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第2章 環境設定> 2.2 スタンバイ運用の場合

2.2.9 Oracle リソースを含む userApplication の作成

以下に Oracle 環境設定の例を示します。

  1. Main configuration menu 画面から Application-Edit を選択します。

  2. Application selection menu から "2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成" で作成した userApplication を選択します。スケーラブル運用の場合は app1、app2 となります。

  3. Settings of turnkey wizard "WIZSTANDBY" 画面から、Oracle を選択します。

  4. Oracle の設定画面より、Oracle インスタンス、リスナーを追加します。

    設定項目

    説明

    AdditionalInstance

    Oracle インスタンスリソースを追加します。

    AdditionalListener

    Oracle リスナーリソースを追加します。

    AdditionalOracle10gService

    ※ここでは使用しません。

    AdditionalOracle10gNodeapps

    ※ここでは使用しません。

    AdditionalOracle10gClusterware

    ※ここでは使用しません。

    StartPriority

    Oracle インスタンスとリスナーの起動順序を設定します。デフォルトは「Same」 (同時起動) です。


    共有サーバー構成や動的サービス構成など、Oracle インスタンスより先にリスナーを起動させる必要がある場合は、StartPriority に "Listener" を設定してください。

  5. Oracle インスタンスを追加します。

    ORACLE_SID を入力します。


    ここで入力された ORACLE_SID をもとに、RMS 上のリソース名は以下のように生成されます。

    また、これらのリソース名には次の規約があります。

    Oracle インスタンス設定項目

    設定項目

    説明

    OracleSID

    ORACLE_SID

    OracleUser

    Oracle を制御する DBA ユーザー

    StartTimeout

    Oracle 起動処理のタイムアウト時間
    デフォルト 600s (300s - 86400s)

    StopTimeout

    Oracle 停止処理のタイムアウト時間
    デフォルト 180s (60s - 86400s)

    AbortTimeout

    Oracle 停止エラー時の強制終了処理のタイムアウト時間
    デフォルト 60s (60s - 86400s)

    StopModeStop

    正常時の Oracle 停止モード
    デフォルト immediate (abort, immediate, transactional)

    StopModeFail

    異常時の Oracle 停止モード
    デフォルト abort (abort, immediate)

    Interval

    Oracle インスタンスの監視間隔
    デフォルト 30s (5s - 86400s)

    WatchTimeout

    Oracle 応答なしと見なす時間
    デフォルト 300s (30s - 3600s)

    PreOnlineScript

    オンライン処理の前に実行されるスクリプト

    PostOnlineScript

    オンライン処理の後に実行されるスクリプト

    PreOfflineScript

    オフライン処理の前に実行されるスクリプト

    PostOfflineScript

    オフライン処理の後に実行されるスクリプト

    FaultScript

    Fault 発生時に実行されるスクリプト

    Flags

    NullDetector
    (D)

    リソース監視を行うかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、リソース監視を行いません。
    デフォルトは無効です。

    AutoRecover
    (A)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバ前にリソースの再起動を試みるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、再起動を試みます。
    デフォルトは無効です。

    MonitorOnly
    (M)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバさせるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、フェイルオーバしません。
    デフォルトは無効です。

  6. Oracle リスナーを追加します。

    リスナー名を入力します。


    ここで入力された リスナー名をもとに、RMS 上のリソース名は以下のように生成されます。

    また、これらのリソース名には次の規約があります。

    Oracle リスナー設定項目

    設定項目

    説明

    ListenerName

    Oracle リスナー名

    OracleUser

    Oracle を制御する DBA ユーザー

    TNSName

    Oracle リスナー監視で使用するネット・サービス名。TNSNameが設定されると Oracle リスナーの監視のために tnsping コマンドを実行します。tnsnames.ora で設定した値です。
    TNSName省略時は Oracle リスナーのプロセス監視のみ行います。(任意)

    StartTimeout

    Oracle リスナー起動処理のタイムアウト時間
    デフォルト 180s (120s - 86400s)

    StopTimeout

    Oracle リスナー停止処理のタイムアウト時間
    デフォルト 60s (60s - 86400s)

    Interval

    Oracle リスナーの監視間隔
    デフォルト 30s (5s - 86400s)

    WatchTimeout

    Oracle リスナー監視時に Oracle リスナー応答なしと見なす時間
    デフォルト 300s (30s - 3600s)

    PreOnlineScript

    オンライン処理の前に実行されるスクリプト

    PostOnlineScript

    オンライン処理の後に実行されるスクリプト

    PreOfflineScript

    オフライン処理の前に実行されるスクリプト

    PostOfflineScript

    オフライン処理の後に実行されるスクリプト

    FaultScript

    Fault 発生時に実行されるスクリプト

    Flags

    NullDetector
    (D)

    リソース監視を行うかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、リソース監視を行いません。
    デフォルトは無効です。

    AutoRecover
    (A)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバ前にリソースの再起動を試みるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、再起動を試みます。
    デフォルトは有効です。

    MonitorOnly
    (M)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバさせるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、フェイルオーバしません。
    デフォルトは無効です。

  7. 「SAVE+EXIT」で設定を保存します。


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