PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium 版 -
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第4章 コマンド

4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示

■実行ユーザー

スーパーユーザー

■形式

/opt/FJSVclora/bin/clorainfo { -c [ RMSconfiguration ] | -e | -m [ ResourceName ] | -v }

■機能説明

本コマンドは、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の設定情報や状態を表示します。

■パラメータ

-c [ RMSconfiguration ]
指定された RMS 構成定義に含まれる PRIMECLUSTER Wizard for Oracle リソースの設定情報を表示します。RMSconfiguration には、RMS 構成定義名を指定します。
RMSconfiguration を省略した場合、現在有効となっている RMS 構成定義に含まれる PRIMECLUSTER Wizard for Oracle リソースの設定情報を表示します。

-e
ローカルノードに設定されたカーネルパラメータ値や、ローカルノード上の Oracle 環境の設定情報を表示します。

Oracle RAC 環境においてリスナーリソースを RMS に登録している場合、本オプションを実行すると "TNS name registered in RMS" の項目が表示されますが、Oracle RAC の場合はリスナーリソースに TNSName 属性を設定することはできません。

# /opt/FJSVclora/bin/clorainfo -e

:

node1 : Ora_APP1_LISTENER_NODE1.l

----------------------------------------------------------------

User registered in RMS (uid) : oracle (504)

User Group (gid) : oinstall (504)

: dba (505)

ORACLE_HOME : /u01/app/oracle/product/db

Listener registered in RMS : LISTENER_NODE1

Protocol Addresses : (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)*

: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)*

TNS name registered in RMS : ----

:

-m [ ResourceName ]
ローカルノード上の PRIMECLUSTER Wizard for Oracle リソースの現在の監視状態 (監視が行われているかどうか) を表示します。(enable:監視有効状態、disable:監視無効状態)
ResourceName を指定した場合、指定されたリソースの監視状態を確認し、次の復帰値を返します。
0:RMS 稼動中で、かつ監視有効状態
2:RMS 稼動中で、かつ監視無効状態
10:RMS 停止中で、かつ監視有効状態
12:RMS 停止中で、かつ監視無効状態
ResourceName に指定する PRIMECLUSTER Wizard for Oracleリソース名は、ローカルノード上に存在するものでなければなりません。
ResourceName を省略した場合、ローカルノード上の全 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の全リソースの監視状態を表示します。

-v
ローカルノードにインストールされている PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のパッケージ情報を表示します。

■終了ステータス

0 : 正常終了、または RMS 稼動中で、かつ監視有効状態 ("-m ResourceName" 指定時)
2 : RMS 稼動中で、かつ監視無効状態 ("-m ResourceName" 指定時)
10 : RMS 停止中で、かつ監視有効状態 ("-m ResourceName" 指定時)
12 : RMS 停止中で、かつ監視無効状態 ("-m ResourceName" 指定時)
上記以外 : 異常終了


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