MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編> 第4章 イベントチャネル連携サービス> 4.2 機能

4.2.1 サーバ間の非同期メッセージ通信

 イベントチャネル連携サービスを利用することにより、他サーバ(Windowsサーバ、UNIXサーバ、Linuxサーバ、またはグローバルサーバ)上の非同期メッセージ基盤を使用するアプリケーションとの間でサーバ間の非同期通を実現できます。アプリケーションは、アプリケーションが使用する非同期メッセージ基盤のAPIを利用したメッセージ操作を行うだけで、サーバ間のメッセージの転送を意識することなく、他サーバ上の異なるキューを論理的な一つのキューとして処理することができます。

 イベントチャネル連携サービスを利用した、サーバ間の非同期通信のモデルを図1.2に示します。

[図1.2 サーバ間の非同期通信のモデル]

[図の説明]
 1) 送信アプリケーションは、当該アプリケーションが使用する非同期メッセージ基盤のAPIを使用してメッセージをキュー(ec1,jq1またはmq1)に送信します。
 2) イベントチャネル連携サービスは、送信側のキュー(ec1,jq1またはmq1)に対応する受信側のキュー(ec2,jq2またはmq2)にメッセージを転送します。
 3) 受信アプリケーションは、当該アプリケーションが使用する非同期メッセージ基盤のAPIを使用してメッセージをキュー(ec2,jq2またはmq2)から受信します。


下へ4.2.1.1 メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせ
下へ4.2.1.2 メッセージ通信可能な送信キューと受信キューの組み合わせ
下へ4.2.1.3 イベントチャネル連携サービスの用語と通信相手の識別
下へ4.2.1.4 メッセージ送信
下へ4.2.1.5 メッセージ受信
下へ4.2.1.6 相手サーバとの通信方法

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