MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編> 第4章 イベントチャネル連携サービス> 4.2 機能> 4.2.1 サーバ間の非同期メッセージ通信

4.2.1.4 メッセージ送信

 サーバ間でメッセージを送信する機能です。イベントチャネル連携サービスのサービス定義で、送信キューと受信キューの対応関係を定義することで、送信キューから受信キューへメッセージを送信します。

 メッセージの送信の流れを図1.12に示します。

[図1.12 メッセージ送信の流れ]

[図の説明]
1) 送信アプリケーションが、利用する非同期メッセージ基盤のAPIを用いて送信キューにメッセージを格納します。
2) イベントチャネル連携サービスが、サービス定義にしたがって自動的に送信キューから、メッセージを取り出します。
3) イベントチャネル連携サービスが、CORBAサービスを使用して相手サーバのイベントチャネル連携サービス(CORBAサービスのサーバアプリケーションに相当)を呼び出し、メッセージを渡します。

メッセージ送信仕様詳細

項目

内容

送信可能な最大メッセージ長

約2Mバイト(2,088,960バイト)

相手サーバに送信可能なメッセージの形式

 相手サーバに送信可能なメッセージの形式は、“1.6 アプリケーションの作成方法”に示すメッセージの形式の範囲で使用してください。送信できない形式のメッセージを送信キューに格納すると、当該送信キューの以降のメッセージは相手サーバへ送信されません。

チャネルコネクションを初期化した場合の動作

 送信側の非同期メッセージ基盤がノーティフィケーションサービスまたはJMSであり、かつ送信キューをMultiCastモデルとして利用する場合、チャネルコネクションを初期化すると、その時点で送信キューに滞留していたメッセージは受信キューに送信されません。チャネルコネクションの初期化はメッセージが滞留していない状態で実行してください。

イベントチャネル連携サービスが未起動状態で格納されたメッセージの扱い

 イベントチャネル連携サービスが未起動状態で送信キューに格納されたメッセージは、イベントチャネル連携サービスを再起動した際に送信されます。

 ただし、送信側の非同期メッセージ基盤がノーティフィケーションサービスまたはJMSであり、かつ送信キューをMultiCastモデルとして利用する場合、イベントチャネル連携サービスを初めて起動するまでに送信キューに格納されたメッセージは送信されません。

注意事項


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