MessageQueueDirector説明書 |
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第2部 拡張機能編 | > 第4章 イベントチャネル連携サービス | > 4.2 機能 | > 4.2.1 サーバ間の非同期メッセージ通信 |
イベントチャネル連携サービスは、送信サーバが受信サーバと通信するために、受信サーバのオブジェクトリファレンスを以下の二方式のどちらかで取得します。
Windowsサーバ、UNIXサーバ、Linuxサーバと通信する場合は、ネーミングサービス方式を推奨します。
グローバルサーバと通信する場合は、IORファイル方式を使用してください。ネーミングサーバ方式は使用できません。
Windowsサーバ、UNIXサーバ、Linuxサーバと通信を行う場合に使用する方式です。(グローバルサーバとの通信には使用できません。)
サービス定義に指定したURLリストファイルに記述されたネーミングサービスのURLを順次参照し、相手サーバのイベントチャネル連携サービスのオブジェクトリファレンスを取得します。IORファイル方式に比べサーバ移動などのシステム環境変更での運用操作が軽減できます。
ネーミングサービス方式を図1.14に示します。
[図の説明]
1) ユーザが、受信側のサーバで一括登録コマンド(mqdnsgwinit_ns)を実行します。登録コマンドは受信側イベントチャネル連携サービスのオブジェクトリファレンスをネーミングサービスへ登録します。
2) イベントチャネル連携サービスの送信側プロセスが、ユーザが作成した 1)で登録したネーミングサービスのアドレスが記述されているURLリストファイルを取得します。
3) イベントチャネル連携サービスの送信側プロセスが、取得したURLリストからネーミングサービスのURLへ順次検索を行い、受信サーバのオブジェクトリファレンスを取得します。
4) イベントチャネル連携サービスの送信側プロセスが、取得したオブジェクトリファレンスから受信サーバの位置を特定し、メッセージを送信します。
グローバルサーバと通信を行う場合に使用する方式です。(Windowsサーバ、UNIXサーバ、Linuxサーバでも使用できますが、Windowsサーバ、UNIXサーバ、Linuxサーバの場合、ネーミングサービス方式を推奨します。)
メッセージの受信先となるグローバルサーバのサーバ間非同期通信機能のオブジェクトリファレンスをIOR化したファイルをメッセージの送信元となるイベントチャネル連携サービスにFTP等により配布し、そのファイルをサービス定義に指定することで相手サーバと通信できるようにします。
IORファイル方式を図1.15に示します。
[図の説明]
1) ユーザが、受信側のサーバで一括登録コマンド(mqdnsgwinit_ior)を実行し、IORファイルを作成します。
2) ユーザが、出力されたIORファイルを送信サーバへ配布します。
3) ユーザが、配布されたIORファイルを送信側のサーバのイベントチャネル連携サービスへ登録します。
4) イベントチャネル連携サービスの送信プロセスが、登録されたIORファイルから受信側のサーバの位置を特定します。
5) イベントチャネル連携サービスの送信プロセスが、送信サーバから受信サーバへメッセージを送信します。
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