Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3章 運用管理サーバの環境構築 | > 3.16 データベース作成【Solaris版/Linux版】 |
運用管理サーバのインストールを行った後、運用管理サーバを動作させるための環境作成が必要です。環境作成を行うためには、システム管理者(スーパーユーザ)でログインする必要があります。
運用管理サーバの環境作成の手順を以下に示します。
“/SWFWDB”は自動作成されます。環境作成実施前にすでに“/SWFWDB”が存在している場合は、“/SWFWDB”を削除する、または、変名した後に環境作成を実施してください。
任意のディレクトリ配下に“SWFWDB”は自動作成されます。環境作成実施前に、すでに”/SWFWDB”が存在している場合は、“/SWFWDB”を削除する、または、変名した後に環境作成を実施してください。
例えば任意のディレクトリとして、“/var/opt/”を指定した場合、“/var/opt/SWFWDB”が自動作成されます。
フレームワークのデータベースを作成するとき、ファイルシステム上にインベントリデータベース(50MB)も自動的に簡易作成されます。インベントリデータベースを作成する際は、DRMS編集ファイルで“dbimport=YES”と設定されている必要があります。
そのため、環境作成を行う前に、DRMS編集ファイルで“dbimport=YES”と設定されていることを確認してください。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
[セットアップメニュー]が表示されます。
[環境作成モードの選択]で“1”(簡易設定モード)、または“2”(詳細設定モード)を選択します。
【簡易設定モードの場合】
【詳細設定モードの場合】
ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。
デフォルトの設定を使用する場合は入力画面でENTERキーを押します。
ポート番号についての注意事項
[管理ドメイン名]は、以下の条件を満たしている必要があります。
省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。
【簡易設定モードの場合】
データベース用ディレクトリをフルパスで設定します。
【詳細設定モードの場合】
データベース用デバイスの詳細を設定します。
以下のデータベースを作成するパーティションのデバイス名を入力します。
使用するパーティション |
パーティションの指定形式 |
備考 |
RDB管理情報デバイス |
|
(注1) |
|
(注2) |
|
RDBディクショナリ用デバイス |
|
|
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(注3) |
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RDBログファイル用デバイス |
|
|
|
(注3) |
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データベーススペース用デバイス |
|
|
|
(注3) |
注1) RDB管理情報の領域に専用パーティション(ブロック型デバイス)を使用する場合、“/SWFWDB”が自動作成されます。
注2) RDB管理情報の領域に任意のディレクトリ配下を使用する場合、任意のディレクトリ配下に“/SWFWDB”が自動作成されます。
注3) RDBディクショナリ用、RDBログファイル用、データベーススペース用の領域は、RDB管理情報デバイス上に作成されるUFSファイルシステム上のレギュラーファイルを使用することもできます。
[すべての領域にローデバイスを指定する場合]
[RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
作成するデータベースのサイズを入力します。データベースの大きさについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”を参照してください。
【簡易設定(ノードモデル指定)の場合】
【直接設定の場合】
注)レギュラーファイルを指定した場合のみ、リポジトリ領域サイズを入力してください。ローデバイスを指定した場合、リポジトリ領域サイズの入力は必要ありませんが、データベーススペースに使用するパーティションの容量について、リポジトリ領域のサイズも考慮して作成してください。
設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。
【簡易設定モードの場合】
【詳細設定モードの場合】
[すべての領域にローデバイスを指定する場合]
[RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
ENTERキーを入力します。
データベース作成についての注意事項
PRIMECLUSTER GDS のディスククラスでデータベースを作成できるデバイスの種類を以下に記載します。
デバイスの種類 |
PRIMECLUSTER GDS のディスククラス |
||
ルートクラス |
ローカルクラス |
共用クラス |
|
ローデバイス |
× |
○ |
○ |
レギュラーファイル |
○ |
○ |
○ |
○:可能
×:不可能
通常のデバイス形式( /dev/(r)dsk/c?t?d?s? )以外のデバイスを設定する場合は、以下の設定を行ってください。
環境作成時に指定した「RDB管理情報パーティション」が/SWFWDBにマウントされるように以下のファイルに設定を追加してください。修正を行うファイルは使用しているクラスタシステムのバージョンによって異なります。
設定時には、“FS Type”フィールドには“ufs”、“mount at boot”フィールドには“yes”を設定してください。
(例)
SafeDISKで管理しているボリューム(/dev/sfdsk/ClassName/dsk/VolumeName)を「RDB管理情報専用パーティション」に指定した場合、/etc/vfstabに以下の行を追加します。
/dev/sfdsk/ClassName/dsk/VolumeName /dev/sfdsk/ClassName/rdsk/VolumeName /SWFWDB ufs 2 yes - |
以下の機能を使用する場合は、機能別のデータベースの作成が必要です。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
[セットアップメニュー]が表示されます。
[環境作成モードの選択]で“1”(簡易設定モード)、または“2”(詳細設定モード)を選択します。
【簡易設定モードの場合】
【詳細設定モードの場合】
過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。
ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。
デフォルトの設定を使用する場合は入力画面でENTERキーを押します。
ポート番号についての注意事項
[管理ドメイン名]は、以下の条件を満たしている必要があります。
省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。
【簡易設定モードの場合】
データベース用ディレクトリをフルパスで設定します。
【詳細設定モードの場合】
データベース用デバイスの詳細を設定します。
以下のデータベースを作成するパーティションのデバイス名を入力します。
使用するパーティション |
パーティションの指定形式 |
備考 |
RDB管理情報デバイス |
|
(注1) |
|
(注2) |
|
RDBディクショナリ用デバイス |
|
(注3) |
|
(注4) |
|
RDBログファイル用デバイス |
|
(注3) |
|
(注4) |
|
データベーススペース用デバイス |
|
(注3) |
|
(注4) |
注1) RDB管理情報の領域に専用パーティション(ブロック型デバイス)を使用する場合、“/SWFWDB”が自動作成されます。
注2) RDB管理情報の領域に任意のディレクトリ配下を使用する場合、任意のディレクトリ配下に“/SWFWDB”が自動作成されます。
注3) デバイス名として"/dev_symfoware"ディレクトリ配下に作成した任意のシンボリックリンク名(udevにより作成される固定のデバイス名に対して作成したもの)を指定してください。"/dev_symfoware"ディレクトリ、およびシンボリックリンクは環境作成前に作成してください。詳細については“データベースパーティションの作成【Solaris版/Linux版】”を参照してください。または、PRIMECLUSTER GDSを使用している場合、PRIMECLUSTER GDS管理下のデバイスを指定することも可能です。
注4) RDBディクショナリ用、RDBログファイル用、データベーススペース用の領域は、RDB管理情報デバイス上に作成されるext2ファイルシステム上、またはext3ファイルシステム上のレギュラーファイルを使用することもできます。
[すべての領域にローデバイスを指定する場合]
[RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
作成するデータベースのサイズのを入力します。データベースの大きさについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”を参照してください。
【簡易設定(ノードモデル指定)の場合】
【直接設定の場合】
注)データベーススペースの作成先にローデバイスを指定した場合、リポジトリ領域サイズを入力する必要はありません(入力画面は表示されません)。レギュラーファイルを指定した場合のみ、リポジトリ領域サイズを入力してください。
設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。
【簡易設定モードの場合】
【詳細設定モードの場合】
[すべての領域にローデバイスを指定する場合]
[RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]
[RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]
ENTERキーを入力します。
データベース作成についての注意事項
PRIMECLUSTER GDSで管理しているボリュームがルートクラスの場合、ローデバイスにはデータベースを作成できません。レギュラーファイルのデータベースを作成してください。
PRIMECLUSTER GDSで管理しているボリュームがローカルクラス、または共用クラスの場合は、ローデバイスとレギュラーファイルのどちらでもデータベースを作成できます。
PRIMECLUSTER GDS のディスククラスでデータベースを作成できるデバイスの種類を以下に記載します。
デバイスの種類 |
PRIMECLUSTER GDS のディスククラス |
||
ルートクラス |
ローカルクラス |
共用クラス |
|
ローデバイス |
× |
○ |
○ |
レギュラーファイル |
○ |
○ |
○ |
○:可能
×:不可能
通常のデバイス形式(/dev/hd?、/dev/sd?)以外のデバイスを設定する場合は、以下の設定を行ってください。
環境作成時に指定した「RDB管理情報パーティション」が/SWFWDBにマウントされるように/etc/fstabに設定を追加してください。
(デバイス名) /SWFWDB ext3 defaults 0 0 |
(例)
LVM(Linux Logical Volume Manager)で管理しているボリューム(/dev/dm/SWDB1)を「RDB管理情報専用パーティション」に指定した場合、/etc/fstabに以下の行を追加します。
/dev/dm/SWDB1 /SWFWDB ext3 defaults 0 0 |
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