Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第3章 運用管理サーバの環境構築> 3.16 データベース作成【Solaris版/Linux版】

3.16.1 フレームワークのデータベース作成【Solaris版/Linux版】

運用管理サーバのインストールを行った後、運用管理サーバを動作させるための環境作成が必要です。環境作成を行うためには、システム管理者(スーパーユーザ)でログインする必要があります。

運用管理サーバの環境作成の手順を以下に示します。

■環境作成前の確認

■【Solaris版】

  1. 以下のコマンドにより、運用管理サーバの環境作成を開始します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup


    [セットアップメニュー]が表示されます。

  2. [セットアップメニュー]で“1”([Systemwalker Centric Manager環境作成])を選択します。

    [環境作成モードの選択]で“1”(簡易設定モード)、または“2”(詳細設定モード)を選択します。

  3. フレームワークのデータベースを作成する準備が完了していることを確認する画面が表示されるので、“y”を入力します。

    【簡易設定モードの場合】

    【詳細設定モードの場合】

  4. 過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

  5. ObjectDirectorのポート番号を設定します。

    ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。

    デフォルトの設定を使用する場合は入力画面でENTERキーを押します。

    ポート番号についての注意事項

  6. Systemwalker Centric Managerの管理ドメイン名を設定します。

    [管理ドメイン名]は、以下の条件を満たしている必要があります。

    省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。

  7. データベース用ディレクトリ、またはデータベース用デバイスの詳細を設定します。

    【簡易設定モードの場合】

    データベース用ディレクトリをフルパスで設定します。

    【詳細設定モードの場合】

    データベース用デバイスの詳細を設定します。

    以下のデータベースを作成するパーティションのデバイス名を入力します。

    使用するパーティション

    パーティションの指定形式

    備考

    RDB管理情報デバイス

    • ブロック型デバイス(/dev/dsk/〜)

    (注1)

    • 任意のディレクトリ配下

    (注2)

    RDBディクショナリ用デバイス

    • キャラクタ型デバイス=ローデバイス(/dev/rdsk/〜)

     

    • UFSレギュラーファイル

    (注3)

    RDBログファイル用デバイス

    • キャラクタ型デバイス=ローデバイス(/dev/rdsk/〜)

     

    • UFSレギュラーファイル

    (注3)

    データベーススペース用デバイス

    • キャラクタ型デバイス=ローデバイス(/dev/rdsk/〜)

     

    • UFSレギュラーファイル

    (注3)

    注1) RDB管理情報の領域に専用パーティション(ブロック型デバイス)を使用する場合、“/SWFWDB”が自動作成されます。
    注2) RDB管理情報の領域に任意のディレクトリ配下を使用する場合、任意のディレクトリ配下に“/SWFWDB”が自動作成されます。
    注3) RDBディクショナリ用、RDBログファイル用、データベーススペース用の領域は、RDB管理情報デバイス上に作成されるUFSファイルシステム上のレギュラーファイルを使用することもできます。

    [すべての領域にローデバイスを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/dsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s? ”を入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。

    [RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/dsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/dsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、ディレクトリをフルパスで入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、“c?t?d?s?”を入力します。

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/dsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、ディレクトリをフルパスで入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/rdsk/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。

  8. データベースの大きさを設定します。

    作成するデータベースのサイを入力します。データベースの大きさについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”を参照してください。

    【簡易設定(ノードモデル指定)の場合】

    【直接設定の場合】

    注)レギュラーファイルを指定した場合のみ、リポジトリ領域サイズを入力してください。ローデバイスを指定した場合、リポジトリ領域サイズの入力は必要ありませんが、データベーススペースに使用するパーティションの容量について、リポジトリ領域のサイズも考慮して作成してください。

  9. 設定情報を確認し、フレームワークのデータベースを作成します。

    設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。

    【簡易設定モードの場合】

    【詳細設定モードの場合】

    [すべての領域にローデバイスを指定する場合]

    [RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

  10. データベース作成処理が正常に完了すると、以下の画面が表示されます。

    ENTERキーを入力します。

  11. [セットアップメニュー]で“q”を入力し、データベース作成処理を終了します。

データベース作成についての注意事項

以下の機能を使用する場合は、機能別のデータベースの作成が必要です。

■【Linux版】

◆Red Hat Enterprise Linux 5(for Intel Itanium) または Red Hat Enterprise Linux 5(for x86)の場合

  1. 以下のコマンドにより、運用管理サーバの環境作成を開始します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup

    [セットアップメニュー]が表示されます。

  2. [セットアップメニュー]で“1”([Systemwalker Centric Manager環境作成])を選択します。

    [環境作成モードの選択]で“1”(簡易設定モード)、または“2”(詳細設定モード)を選択します。

  3. フレームワークのデータベースを作成する準備が完了していることを確認する画面が表示されるので、“y”を入力します。

    【簡易設定モードの場合】

    【詳細設定モードの場合】

    過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。

  4. ObjectDirectorのポート番号を設定します。

    ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。

    デフォルトの設定を使用する場合は入力画面でENTERキーを押します。

    ポート番号についての注意事項

  5. Systemwalker Centric Managerの管理ドメイン名を設定します。

    [管理ドメイン名]は、以下の条件を満たしている必要があります。

    省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。

  6. データベース用ディレクトリ、またはデータベースデバイスの詳細を設定します。

    【簡易設定モードの場合】

    データベース用ディレクトリをフルパスで設定します。

    【詳細設定モードの場合】

    データベース用デバイスの詳細を設定します。

    以下のデータベースを作成するパーティションのデバイス名を入力します。

    使用するパーティション

    パーティションの指定形式

    備考

    RDB管理情報デバイス

    • ブロック型デバイス

    (注1)

    • 任意のディレクトリ配下

    (注2)

    RDBディクショナリ用デバイス

    • ローデバイス(/dev_symfoware/〜)

    (注3)

    • ext2レギュラーファイル
    • ext3レギュラーファイル

    (注4)

    RDBログファイル用デバイス

    • ローデバイス(/dev_symfoware/〜)

    (注3)

    • ext2レギュラーファイル
    • ext3レギュラーファイル (注3)

    (注4)

    データベーススペース用デバイス

    • ローデバイス(/dev_symfoware/〜)

    (注3)

    • ext2レギュラーファイル
    • ext3レギュラーファイル

    (注4)

    注1) RDB管理情報の領域に専用パーティション(ブロック型デバイス)を使用する場合、“/SWFWDB”が自動作成されます。
    注2) RDB管理情報の領域に任意のディレクトリ配下を使用する場合、任意のディレクトリ配下に“/SWFWDB”が自動作成されます。
    注3) デバイス名として"/dev_symfoware"ディレクトリ配下に作成した任意のシンボリックリンク名(udevにより作成される固定のデバイス名に対して作成したもの)を指定してください。"/dev_symfoware"ディレクトリ、およびシンボリックリンクは環境作成前に作成してください。詳細については“データベースパーティションの作成【Solaris版/Linux版】”を参照してください。または、PRIMECLUSTER GDSを使用している場合、PRIMECLUSTER GDS管理下のデバイスを指定することも可能です。
    注4) RDBディクショナリ用、RDBログファイル用、データベーススペース用の領域は、RDB管理情報デバイス上に作成されるext2ファイルシステム上、またはext3ファイルシステム上のレギュラーファイルを使用することもできます。

    [すべての領域にローデバイスを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/”が表示されたところで、任意のデバイス名を入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware”が表示されたところで、デバイス名を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、デバイス名を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、デバイス名を入力します。

    [RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev/”が表示されたところで、任意のデバイス名を入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、ディレクトリをフルパスで入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、デバイス名を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、デバイス名を入力します。

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

    1. RDB管理情報デバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、ディレクトリをフルパスで入力します。
    2. RDBディクショナリ用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    3. RDBログファイル用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。
    4. データベーススペース用ローデバイス名
      1. プロンプト“ENTER ==> /dev_symfoware/”が表示されたところで、ENTERキーを押します。
      2. その後、プロンプト“ENTER ==>”が表示されたところで、“r”を入力します。

  7. データベースの大きさを設定します。

    作成するデータベースのサイのを入力します。データベースの大きさについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”を参照してください。

    【簡易設定(ノードモデル指定)の場合】

    【直接設定の場合】

    注)データベーススペースの作成先にローデバイスを指定した場合、リポジトリ領域サイズを入力する必要はありません(入力画面は表示されません)。レギュラーファイルを指定した場合のみ、リポジトリ領域サイズを入力してください。

  8. 設定情報を確認し、フレームワークのデータベースを作成します。

    設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。

    【簡易設定モードの場合】

    【詳細設定モードの場合】

    [すべての領域にローデバイスを指定する場合]

    [RDBログファイル用、RDBディクショナリ用、データベーススペース用の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、RDBログファイル用の領域にレギュラーファイルを指定する場合]

    [RDB管理情報用の領域に任意のディレクトリ、およびその他の領域にそれぞれレギュラーファイルを指定する場合]

  9. データベース作成処理が正常に完了すると、以下の画面が表示されます。

    ENTERキーを入力します。

  10. [セットアップメニュー]で“q”を入力し、データベース作成処理を終了します。

データベース作成についての注意事項


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