Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第2部 Servlet/JSP編> 第9章 セションリカバリ機能> 9.3 Session Registry Serverの設定

9.3.1 Session Registry Server用のワークユニットの作成(Interstage管理コンソールを使用)

 Session Registry Server用のワークユニットを、Interstage管理コンソールを使用して作成する方法を説明します。
 Interstage管理コンソールの詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

  1. Interstage管理コンソールで、[ワークユニット] > [新規作成]画面を表示します。
    以下で説明していない項目については、設定する必要はありません。
     
  2. [簡易設定]の以下の項目を設定します。
     

    項目名

    設定内容

    ワークユニット名

    Session Registry Serverを識別する名前を指定します。

    ワークユニットタイプ

    “IJServer”を選択します。


  3. [詳細設定] > [IJServer設定]の以下の項目を設定します。
     

    項目名

    設定内容

    IJServerタイプ

    “Webアプリケーションのみ運用”を選択します。

    V8.0互換モードのIJServer作成

    “しない”を選択します。


  4. [詳細設定] > [ワークユニット設定]の以下の項目を設定します。
     

    項目名

    設定内容

    JavaVMオプション

    Session Registry Serverのヒープサイズを指定します。設定値については、“チューニングガイド”の“メモリ容量”を参照してください。
    デフォルト値:-Xms16m -Xmx256m

    ワークユニット自動起動

    Interstage起動時にSession Registry Serverを起動するかどうかを指定します。

    “自動起動する”を選択した場合に、起動ユーザ名を指定します。指定したユーザ名の権限で、Session Registry Serverを起動します。起動ユーザの変更については、“Session Registry Serverの起動ユーザの変更について”を参照してください。

    アプリケーション最大処理時間

    Session Registry Serverの最大処理時間の監視時間を指定します。
    各タイムアウト値の設定について”を参照してください。

    アプリケーション最大処理時間超過時の制御

    Session Registry Serverの最大処理時間を経過しても処理が終了しない場合の動作を指定します。

    ワークユニット起動待ち時間

    Session Registry Serverの起動が完了するまでの監視時間を指定します。通常、デフォルト値で問題ありません。

    リトライカウント

    Session Registry Serverの異常終了時の再起動回数を指定します。1、または小さな値を推奨します。
    注)Session Registry Serverの再起動について”を参照してください。

    リトライカウントリセット時間

    Session Registry Serverの異常終了回数をリセットする時間を指定します。
    注)Session Registry Serverの再起動について”を参照してください。

    ログ出力ディレクトリ

    Session Registry Serverのログ出力先のディレクトリを指定します。


  5. [詳細設定] > [Webサーバコネクタ(コネクタ)設定]の以下の項目を設定します。
     

    項目名

    設定内容

    WebサーバのIPアドレス

    アクセス許可IPアドレス。このSession Registry Serverが対象とするServletコンテナのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。改行で区切ることで複数指定可能です。
    Session Registry Serverへのアクセスの制限”を参照してください。
    Session Registry ServerとIJServerを同一マシンに構築する場合(WebサーバとIJServerを同一マシンで運用する設定となっている場合)、本項目は表示されません。


  6. [詳細設定] > [Servletコンテナ設定]の以下の項目を設定します。
     

    項目名

    設定内容

    ServletコンテナのIPアドレス

    Session Registry ServerのIPアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。
    Session Registry ServerとIJServerを同一マシンに構築する場合(WebサーバとIJServerを同一マシンで運用する設定となっている場合)、本項目は表示されません。

    タイムアウト

    このSession Registry Serverが対象とするServletコンテナから通信が途絶えた場合に通信を切断するまでの時間を指定します。
    各タイムアウト値の設定について”を参照してください。

    ポート番号

    このSession Registry Serverが対象とするServletコンテナとの接続に使用するポート番号を指定します。

    同時処理数 最大値

    Session Registry Serverの同時処理最大数を指定します。
    多重度(同時処理数)の設定について”を参照してください。


  7. [作成]を実行します。
     

◆注意事項

 Session Registry ClientのIJServerがV8.0互換モードのIJServerの場合は、Session Registry ServerもV8.0互換モードで作成する必要があります。Session Registry ServerをV8.0互換モードで作成する場合は、V8.0互換モードでない場合と比べて以下の設定が異なります。

[詳細設定] > [IJServer設定]

項目名

設定内容

V8.0互換モードのIJServer作成

“する”を選択します。

[詳細設定] > [Servletコンテナ設定]

項目名

設定内容

同時処理数

Session Registry Serverの同時処理最大数を指定します。“多重度(同時処理数)の設定について”を参照してください。


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