Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.9 副系ノードでのDBミラーリングシステムの異常

5.9.6 データベースの二重化処理の異常

副系ノードにおけるDBミラーリングシステムの運用中に、データベースの二重化処理が異常となった場合のリカバリ方法について示します。
以下の表では、データベースの二重化処理の異常原因を示します。

[表:異常原因]

異常原因

対象資源名

リカバリ方法

メディア障害

BCログ管理ファイル

BCログ管理ファイルの異常”を参照

RLCファイル

DCUの再構築(注1)

RLM

RERUNログ抽出ファイル

RERUNログ抽出作業域

RERUNログ引継ぎファイル

BC管理DB

ディスク容量不足(注2)

RERUNログ抽出ファイル

RERUNログ抽出作業域

RERUNログ引継ぎファイル

BC管理DB

データベースのノード間不一致

データベースの論理障害
(注3)

データベース定義不整合

データベース定義の関連付け未定義

DSI非活性/未フォーマット

メモリ不足

-

メモリ不足を解決してからDBミラーリングサービスを開始します。(注4)

リモートコピー環境などの異常

ディスコネクション状態

ディスコネクション状態からのリカバリ”を参照

注1)RLMなどにメディア障害が発生した場合にはRLPが閉塞されることがあります。

注2)データベースの二重化処理では、テンポラリログファイルの容量不足が発生する可能性があります。

注3)データベースの論理障害とは、正系ノードのデータベースと副系ノードのデータベースのデータが異なっている状態です。データベースの二重化処理は以下の事象を検知した場合に異常となります。

注4)DBミラーリングサービスの開始は“DBミラーリングサービスの停止”後に“DBミラーリングサービスの開始”を行います。

データベースの二重化処理では、上記に示す以外のSymfoware/RDB資源(データベースやSymfoware/RDBのシステムファイルなど)の異常も検知することがあります。その場合は、副系ノードにおけるSymfoware/RDBの異常時の手順で対処してださい。


下へ5.9.6.1 BCログ管理ファイルの異常
下へ5.9.6.2 RLP閉塞
下へ5.9.6.3 ディスコネクション状態からのリカバリ
下へ5.9.6.4 ログ破棄を利用したリカバリ

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