Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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付録E データベースの二重化処理の異常での詳細なリカバリ手順

DBミラーリングシステムは、両ノードでのデータベースの二重化処理として、以下の処理で実現しています。

これらの処理異常に対しては、DCUの再構築によりリカバリを実施しますが、一部の異常事象によっては、DCUの再構築以外の方法でリカバリすることも可能です。
本付録では、これらの異常に対するリカバリ方法を個々に説明します。

[図:データベースの二重化処理での異常の概要]

■データベースの二重化処理での異常原因の調査方

DBミラーリングサービス中に、RLC再使用処理、RERUNログ抽出処理およびRERUNログ反映処理で異常を検知すると、以下のメッセージを出力します。メッセージとメッセージの本文に設定された詳細情報を元に異常原因を特定します。

◆RLC再使用処理の異常の場

RLC再使用処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。
32006 : Error occurred in DB mirroring service script. Detail information='詳細情報'

◆RERUNログ抽出処理の異常の場

RERUNログ抽出処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。
32007 : Error occurred in DB mirroring service script(extract process). Detail information='詳細情報'

◆RERUNログ反映処理の異常の場

RERUNログ反映処理が異常になると以下のメッセージが出力されます。
32008 : Error occurred in DB mirroring service script(reflect process). Detail information='詳細情報'

異常原因に応じた対処を行う場合、上記メッセージの“Detail information”に設定されるqdgで始まるメッセージおよびSymfoware/RDBのRDBREPORTも合わせて調査してください。


下へE.1 RLC再使用処理異常からのリカバリ方法
下へE.2 RERUNログ抽出処理異常からのリカバリ方法
下へE.3 RERUNログ反映処理異常からのリカバリ方法

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