Interstage Job Workload Server セットアップガイド
目次 前ページ次ページ

第5章 バッチサーバ環境の作成> 5.2 バッチサーバ環境の設定> 5.2.4 バッチワークユニットの環境設定

5.2.4.1 ワークユニット定義ファイルの編集

対象の「ワークユニット定義ファイル」に、“バッチワークユニットの設計”時に決定した値をもとに、以下の設定項目を追加/編集してください。

更新するワークユニット定義ファイルの定義項目について、以下に説明します。

◆環境変数(バッチ実行基盤で使用する文字コードの設定)

文字コードの設計”にて決定した、バッチ実行基盤で使用する文字コードを設定します。
ワークユニット定義ファイルの項目と設定値は、以下のとおりです。
セクション : Control Option
定義項目名 : Environment Variable
設定値 : 以下の2つを設定
環境変数の詳細は、バッチワークユニットの設定の“Environment Variable:環境変数”を参照してください。

LANG、OD_CODE_SETには必ず同じ文字コードを設定してください。

◆プロセス縮退運用

セットアップコマンドでは「プロセス縮退運用する」指定になっています。
縮退運用をしたくない場合には設定を変更する必要があります。
ワークユニット定義ファイルの項目と設定値は、以下のとおりです。
セクション : Control Option
定義項目名 : Process Degeneracy
設定値 : NO
プロセス縮退運用の詳細は、バッチワークユニットの設定の“Process Degeneracy: プロセス縮退運用”を参照してください。

◆カレントディレクトリの退避世代数

セットアップコマンドでは「1世代」指定になっています。
退避世代数を増やしたい場合には設定を変更する必要があります。
ワークユニット定義ファイルの項目と設定値は、以下のとおりです。
セクション : Control Option
定義項目名 : Number of Revision Directories
設定値 : 0〜5
カレントディレクトリの退避世代数の詳細は、バッチワークユニットの設定の“Number of Revision Directories: カレントディレクトリの退避世代数”を参照してください。

◆アプリケーションのプロセスモード

セットアップコマンドでは「スレッドモード」の指定になっています。
プロセスモードにして運用したい場合には設定を変更する必要があります。
ワークユニット定義ファイルの項目と設定値は、以下のとおりです。
セクション : Application Program
定義項目名 : Process Mode
設定値 : YES
動作モードの詳細は、バッチワークユニットの設定の“Process Mode:プロセスモード”を参照してください。


ワークユニット定義ファイルの設定内容については、“バッチワークユニットの設定”を参照してください。


ワークユニット定義ファイルの編集で、「バッチ実行基盤の使用する文字コード」をEUCにし、「カレントディレクトリの退避世代数」を2にする例を以下に示します。(太字部分が編集した部分です。)

[WORK UNIT]
Name : jobq001_CWU
Kind : ASYNC
Batch Mode : YES
[Control Option]
Current Directory : /MCBATT/jobq001/BTWU
Application Retry Count : 6
Process Degeneracy : YES
Environment Variable: LANG=ja
Environment Variable: OD_CODE_SET=EUC
Number of Revision Directories : 2
[Application Program]
Destination : jobq001_CSTEPdest
Concurrency : 5

目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007,2008