Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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付録D バッチワークユニットの設定> D.2 ワークユニット定義の制御文> D.2.2 Control Optionセクション

D.2.2.5 Environment Variable:環境変数

■[説明]

バッチアプリケーションが動作時に使用する環境変数を、半角カナ文字を除いた4096バイト以内の文字列で設定します。
設定内容は以下のような形式で指定します。

Environment Variable:環境変数=値

LD_PRELOADなど、値をスペースで区切る環境変数を設定する場合は、以下の例のようにダブルクォーテーションで括って設定してください。

Environment Variable:"LD_PRELOAD=/etc/opt/FSUNiconv/lib/libicv.so /usr/lib/watchmalloc.so.1"

ただし、文字種別/長さ以外のチェックは行いません。

本ステートメントは複数指定することができます。その場合、すべての"Environment Variable"ステートメントで指定した文字列の合計が、4096バイト以内でなければなりません。
[Application Program]セクションの"Environment Variable"ステートメントで指定された環境変数と[Control Option]セクションの"Environment Variable"ステートメントで指定された環境変数が同じ場合は、[Application Program]セクションの"Environment Variable"ステートメントで指定された環境変数が使用されます。
なお、以下は本ステートメントの予約語なので指定できません。

本ステートメントは省略可能です。

環境変数には、設定が必要なものや、配備したバッチアプリケーションの種類によって設定が必要なものがあります。
以下の表をもとに設定してください。

名前

説明

必要性

LANG

文字コードを指定します。
バッチアプリケーションのロケールに合わせて、指定してください。

  • ja
    EUCを利用する場合に指定します。
  • ja_JP.PCK
    SJISを利用する場合に指定します。
  • ja_JP.UTF-8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

  • ja_JP.eucJP
    EUCを利用する場合に指定します。
  • ja_JP.UTF-8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

必須

OD_CODE_SET

文字コードを指定します。
バッチアプリケーションのロケールに合わせて、指定してください。

  • EUC
    EUCを利用する場合に指定します。
  • SJISMS
    SJISを利用する場合に指定します。
  • UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

  • EUC
    EUCを利用する場合に指定します。
  • UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

必須

APFW_PARAM_COMPLEMENT_MODE

入力パラメタの未設定データの判定を行う場合に指定します。
固定で次の値を設定します。

ON

入力パラメタの未設定データの判定時必須 (*)

NLSPATH

COBOLランタイムのエラーメッセージファイルの格納PATHを指定します。
固定で次の値を設定します。

/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/C/%N.cat

COBOL使用時必須

SQLRTENV

Symfoware Serverを利用する場合に指定します。
クライアント用の動作環境ファイルを絶対パスで指定します。

Symfoware Server使用時必須

RDBNAME

Symfoware ServerにRDBシステム名をつけて運用する場合のRDBシステム名を指定します。


RDBシステム名をつけずに運用を行う場合は、本環境変数を指定しないでください。

Symfoware Server使用時任意

ORACLE_BASE

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのベースディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORACLE_HOME

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのホームディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORA_NLS10

Oracleを利用する場合に指定します。
以下のパラメタを指定します。

${ORACLE_HOME}/nls/data


${ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

Oracle使用時必須

NLS_LANG

Oracleを利用する場合に指定します。
バッチアプリケーションのロケールに合わせて、以下の値を指定してください。

  • Japanese_Japan.JA16EUC
    EUCを利用する場合に指定します。
  • Japanese_Japan.JA16SJIS
    SJISを利用する場合に指定します。
  • Japanese_Japan.UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

  • Japanese_Japan.JA16EUC
    EUCを利用する場合に指定します。
  • Japanese_Japan.UTF8
    UTF-8を利用する場合に指定します。

Oracle使用時必須

*:“入力パラメタの未設定データの判定”については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“COBOLアプリケーションのインタフェース”を参照してください。


以下に示す環境変数には、バッチアプリケーションの文字コードに合わせて統一した値を設定する必要があります。

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