Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3章 構成情報を管理するための動作環境を定義する |
定期的にインベントリ情報を収集する環境を構築するための概要と運用例について説明します。
インベントリ情報の収集には、以下の2段階があります。
インベントリ情報の収集
クライアントおよびサーバで指定されたインベントリ情報の収集スケジュールに従い、インベントリ情報を自動的に収集します。部門管理サーバ/業務サーバ、および、その配下のクライアントで収集されたインベントリ情報は、部門管理サーバ/業務サーバ上に集められます。
クライアントから部門管理サーバへインベントリ情報を通知するときは、複数クライアントから部門管理サーバへの集中通知によるネットワークの高負荷を軽減させるために、通知時間に幅をもたせています。(ノード変数:InventoryUpdateAllowance)
また、インベントリ情報としてユーザ情報を含めて収集するためには、クライアント、サーバでのインストール時に、ユーザ情報を事前に設定しておく必要があります。
差分情報の通知
部門管理サーバ/業務サーバに収集されたインベントリ情報は、前回収集後に変更があった情報だけを通知先のサーバに通知します。差分情報だけを通知することで、ネットワークの負荷を軽減することができます。通知先のサーバでは、通知された差分情報をもとに、マージされた最新のインベントリ情報を確認することができます。
インベントリ情報の管理形態には、以下の二つの形態があります。
全社のインベントリ情報を一元管理する形態
地区ごとにインベントリ情報を分散管理する形態
インベントリ情報の収集方法には、以下の三つの方法があります。
クライアント、部門管理/業務サーバで定期的に収集する方法
[資源配付クライアント設定]時に指定した収集タイミングに従い、クライアント、部門管理/業務サーバそれぞれのインベントリ情報を自動的に収集します。
部門管理/業務サーバの管理ファイルへ定期的に集約する方法
クライアント、部門管理/業務サーバでインベントリ情報を収集すると同時に、前回収集したインベントリ情報との比較を行い、差分を抽出します。
この差分情報を部門管理/業務サーバの管理ファイルに格納することにより、通知先サーバへの転送データ量を最小限に抑止することができます。
運用管理サーバの管理ファイルへ定期的に集約する方法
部門管理/業務サーバは,スケジュール情報の設定内容に従い、運用管理サーバに定期的にインベントリ情報の差分情報を転送し、運用管理サーバの管理ファイルに格納します。
このことにより転送データ量を最小限に抑止します。
インベントリ情報の運用例を次に示します。
インベントリ情報の収集方法について、以下の項目に従って説明します。
インベントリデータベースへの格納方法
導入時の設定項目
インベントリ情報の収集方法
インベントリ情報に関する注意事項
ソフトウェア辞書のカスタマイズ方法
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