Symfoware Active DB Guard 運用ガイド |
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第4章 異常時の運用 |
ログ破棄とは、RERUNログ抽出ファイルに格納された一部のRERUNログの反映処理でエラーが発生した場合に、RERUNログの反映処理を継続することで、RERUNログ抽出ファイルを反映完了状態にする機能です。ログ破棄は、反映処理が一旦異常終了した後のリカバリ処理でRLPが切り替えオフライン状態でないと実施できない処理(全件複写など)を利用する場合に、エラーになるRERUNログを破棄します。ログ破棄により、RERUNログ抽出ファイルを反映済みの状態とすることで、切り替えオフラインを可能にし、その後、全件複写などを実行することができます。
rdbbcrefコマンドを実行してログ破棄を実施します。
以下の場合にログ破棄の対象になります。正常な状態になるとログ破棄対象外になります。
反映コマンド実行時に閉塞したのDSI資源
反映コマンド実行時に資源識別子が登録されていない資源
エラー種別 |
エラーの内容 |
破棄手順 |
固有のリカバリ処理 |
---|---|---|---|
RERUNログ矛盾 |
INSERTログ適用でレコード有り |
-f inh |
|
UPDATEログ適用でレコードなし |
-f inh |
||
DELETEログ適用でレコードなし |
-f inh |
||
定義不一致 |
レコード更新履歴の不一致 |
-f inh |
表定義から再作成DSIの全件複写 |
INDEXのDSO未定義 |
-f inh |
||
INDEXのDSI未定義 |
-f inh |
INDEX DSIの定義 |
|
未フォーマット |
表のDSI未フォーマット |
-f inh |
|
INDEXのDSI未フォーマット |
-f inh |
||
閉塞 |
INDEXのDSI閉塞 |
-f inh |
*1閉塞原因を取り除く |
INDEXのDSIのI/Oエラー |
-f inh |
||
表のDSI閉塞 |
-f inh |
*1、*2閉塞原因を取り除く |
|
表のDSIのI/Oエラー |
-f inh |
||
セットアップ未 |
資源識別子の登録未 |
-f map |
資源識別子の登録 |
*1 Symfoware Serverのメディアリカバリ機能で最新までリカバリできれば、ログ破棄を実施する必要はありません。
*2 閉塞状態になっていない資源を破棄対象とするためには、rdbinhコマンドで閉塞に設定します。
ログ破棄を実施した場合には、対象資源に関して全件複写を行う必要があります。全件複写の詳細については“全件複写によるデータの移行”を参照してください。
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