Symfoware Active DB Guard 運用ガイド |
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第4章 異常時の運用 | > 4.19 ログ破棄 |
反映コマンド実行時に閉塞状態のDSI資源の破棄について説明します。
閉塞状態のDSI資源を破棄する操作の流れについて以下に示します。
rdbbcrlcコマンドを実行して、RLCを退避または破棄します。
RLC退避の場合
$ rdbbcrlc -B -p RLP名 -f 出力ファイル名 |
RLC破棄の場合
$ rdbbcrlc -P -p RLP名 |
rdbbcofflineコマンドを実行して、RLPを切り替えオフラインにします。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch |
Symfoware Serverのrdbinhコマンドでログ破棄したい表のDSIを閉塞状態に設定した場合やSymfoware Serverの判断で資源が閉塞された場合、閉塞状態のDSIが存在し、RERUNログの反映処理を完了できないエラーの発生を確認します。
rdbbcrefコマンドを実行して、閉塞状態の資源のログ破棄を行います。
$ rdbbcref -p RLP名 -a -f inh |
ログ破棄したDSIの情報がメッセージとして出力されます。
rdb: INFO: qdg20172i:RERUNログ破棄オプションに従ってRERUNログを破棄しました 表のDSI名='表のDSI名' RLP名='RLP名'
ログ破棄対象の資源が複数あれば複数出力されます。
rdbbcofflineコマンドを実行し、RLPを切り替えオフラインにします。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch |
全件複写によりデータベースのリカバリを実施します。
ログ破棄を利用する場合には、複写元システムでログが発生しないように利用者業務をとめ、RLCファイルの強制交替とRERUNログの抽出処理、破棄処理をすべてにRLC通番に対して実施しておく必要があります。
これにより、切り替えオフラインの実行およびrdbsloaderコマンドによるリカバリ処理が可能になります。
閉塞した資源のログ破棄は、反映コマンド実行時に既に閉塞状態のDSI資源が破棄対象になります。rdbbcrefコマンド実行中に閉塞状態となった場合はDSI資源は破棄対象とならず、rdbbcrefコマンドが異常終了します。
Symfoware Serverのrdbinhコマンドの詳細については、"Symfoware Server コマンドリファレンス"を参照してください。
定義追加の詳細については“データベースの定義操作”を参照してください。
全件複写によるデータベースのリカバリについては“全件複写による複写先システムのデータベースのリカバリ”を参照してください。
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