Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
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第1部 概要 | > 第2章 製品アーキテクチャ |
ここでは、Systemwalker Service Quality Coordinatorの通信方式について説明します。通信方式には、Push方式とPull方式の二種類があります。
通常は、上図に示すとおりの通信になります。矢印の向きは、通信の方向を表しています。
独自プロトコル(ポート番号2344)による通信です。AgentがManagerに向けて、データをPushする形です。
独自プロトコル(ポート番号2345)による通信です。Managerに格納されているデータを、表示用に取り出すための通信です。
HTTPによる通信です。運用管理クライアントで生成された表示データが、HTTPでダウンロードされます。
Managerの二階層運用を実施する場合(Enterprise Managerを導入する場合)、Enterprise Managerとの間の通信方式は、以下のとおりです。Agent(Proxy Managerを含む)とManager間、運用管理クライアントとManager間、コンソールと運用管理クライアント間の通信方式については、上記と同じです。
独自プロトコル(ポート番号2344)による通信です。ManagerがEnterprise Managerに向けて、データをPushする形です。
独自プロトコル(ポート番号2345)による通信です。Enterprise ManagerおよびManagerに格納されているデータを、表示用に取り出すための通信です。
Push型通信では、通信相手を制限することができます。詳細については、「21.6 セキュア通信」を参照してください。
インターネット環境などで、ManagerとAgent(Proxy Managerを含む)間の通信が制限される場合は、上図に示すように、Push方式の代わりにPull方式に変更することができます。
Pull方式で通信する場合は、以下のいずれかの方法で、Agent(Proxy Manager含む)側にHTTP環境が必要になります。
本製品のAgent(Proxy Managerを含む)が標準提供するthttpdサービスを利用する方法です。本サービスのポート番号は、任意の番号に設定することができます(デフォルトは23440)。
thttpdサービスはデフォルトでは起動していないため、Pull方式で通信を行う場合は起動が必要です。
Apacheなどの一般的なhttpサービスを使い、本製品専用のエイリアスを定義して利用する方法です。
Pull型通信の詳細については、「第15章 Pull型通信で構成する」を参照してください。
HTTP通信環境の詳細については、「第20章 HTTP通信環境のセットアップ」を参照してください。
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