Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
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第1部 概要 | > 第2章 製品アーキテクチャ |
Systemwalker Service Quality Coordinatorの全体像について説明します。
Systemwalker Service Quality Coordinatorが提供する機能は、大きく分けると、監視機能と評価機能の二つに分けることができます。
監視機能としては、システム全体が健全に稼働しているか、異常が発生していないかを監視するためのモニタ機能(しきい値監視機能を含む)。何か異常があれば、リソースの詳細を分析して問題を切り分けるためのドリルダウン機能を提供しています。
評価機能としては、ある一定の期間をおいて、定期的にシステムを評価するためのレポート機能を提供します。
Systemwalker Service Quality Coordinatorは、監視と評価という運用管理の二つの場面を支援するための機能を提供します。また、システムにかかるオーバヘッドを最小限に抑えることを考慮しています。
Systemwalker Service Quality Coordinatorのコンポーネント構成と、その基本的な動作について下図を使って説明します。
Systemwalker Service Quality Coordinatorは、管理対象サーバにインストールされたAgentが性能情報を収集します。各Agentが収集した性能情報は、Managerに送信され、性能データベース(PDB)に蓄積されます。PDBに蓄積された情報は、運用管理クライアント上に提供された表示機能を通して、参照することができます。
上記の図の中で、DsaPDBWriterやDsaForwarderなどのフォルダの図形で示している部分は、ManagerやAgentが動作する上で重要な意味を持つディレクトリです。これらについては、以降の節で説明しています。
Systemwalker Service Quality Coordinatorは、富士通推奨の収集項目をテンプレートの形で提供しています。このテンプレートを元にして、管理対象の実態に合わせたポリシーを作成し適用します。
これにより、性能に関する高度なスキルがなくとも、運用に必要な情報を常時収集することができます。
上図に示すように、ポリシーの作成と適用は、Agent上のコマンドを実行することにより行われます。この時ポリシーは、テンプレートと構成情報(管理可能な対象を自動検出した情報)から作成されています。
構成情報は、Managerに転送され、PDB内で管理されます。
運用管理クライアント上で、環境設定を行う時に、この構成情報が参照され、該当システムがどのような情報を収集しているか、ツリーで表現できるようになります。
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