Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 Systemwalker Operation Managerの動作環境を定義する> 2.4 Systemwalker Operation Manager 共通の定義

2.4.3 ユーザの定義(拡張ユーザ管理機能を利用する場合)【UNIX版】

拡張ユーザ管理機能を利用する場合の、ユーザ定義について説明します。

以降、拡張ユーザ管理機能を利用して、Systemwalker Operation Manager上に登録され、管理されるユーザをOperation Managerユーと呼びます。Operation Managerユーザに対して、OS上で管理されるユーザをOSユーと呼びます。

◆拡張ユーザ管理機について

UNIX版の場合、拡張ユーザ管理機能を利用すると、クライアントからの操作において、Systemwalker Operation Manager上で登録したOperation Managerユーザが、Systemwalker Operation Managerの各機能を利用することが可能になります。

Operation Managerユーザは、管理者/非管理者の属性を持ちます。管理者として登録されたOperation Managerユーザは、クライアントから操作を行う場合、Systemwalker Operation Managerに対して、従来のシステム管理者と同等の権限を持ちます。プロジェクトの登録や、Systemwalker Operation Managerの環境設定など、従来はシステム管理者しか行えなかった作業を、管理者権限を持つOperation Managerユーザが行うことが可能になります。

ただし、クライアントからの操作であっても、コマンドをサーバ上で実行する場合には、OS上に登録されたユーザの権限でコマンドは実行されます。Operation Managerユーザの登録時には、Operation Managerユーザに対応させるOSユーザが必要です(1つのOSユーザに、複数のOperation Managerユーザを対応させることが可能です)。また、プロジェクトの所有者および、ジョブの実行ユーザには、OSユーザを指定する必要があります。

◆拡張ユーザ管理機能を利用する場合のユーザ定義の概要

拡張ユーザ管理機能を利用する場合のユーザ定義の概要を、以下に説明します。

  1. Systemwalker Operation Managerの運用形態によって、必要となるユーザを検討します。“拡張ユーザ管理機能のユーザ管理について”および“ジョブ実行時の権限について”を参考にして、どのようなユーザが必要かを検討してください。
  2. 必要に応じてOSユーザを登録します。OSユーザの登録には、各OSの機能を利用してください。
  3. 拡張ユーザ管理機能の定義をします。
    1. 必要に応じて、Operation Managerユーザを登録し、パスワードを設定します。

      ポリシー情報の配付でOperation Managerユーザ情報を配付する場合、ポリシー情報の配付先サーバでは、登録する必要はありません。

    2. 拡張ユーザ管理機能のコマンドを実行し、拡張ユーザ管理機能を有効にします。

      ポリシー情報の配付先サーバでも、この設定は必要です。

    3. “root”ユーザ(管理者)のパスワードを設定します。

      ポリシー情報の配付先サーバでも、この設定は必要です。

    詳細は、“拡張ユーザ管理機能の定義”を参照してください。

  4. 必要に応じて、ポリシー情報を抽出し、配付します。詳細は、“拡張ユーザ管理機能を利用する場合のポリシー情報の抽出/配付【UNIX版】”を参照してください。

Systemwalker Operation Managerの運用時に、プロジェクトに対して一般ユーザなど管理者権限のないユーザを利用可能にするには、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“プロジェクトにアクセス権を設定する場合”を参照し、システム管理者が、一般ユーザのアクセス権を設定してください。

管理者権限を持つユーザについて

Systemwalker Operation Managerにおいて、“管理者権限を持つユーザ”とは、以下のユーザのことです。


下へ2.4.3.1 拡張ユーザ管理機能のユーザ管理について
下へ2.4.3.2 拡張ユーザ管理機能の定義
下へ2.4.3.3 拡張ユーザ管理機能の設定例

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