ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書 |
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第2章 動作環境の設定 | > 2.4 XLデータムーバの初期化 | > 2.4.2 UNIXサーバからの初期化 |
mftfdvalt デバイス名 変更前のクライアントシステム名 [ /サーバシステム名 ]
{ 変更後のクライアントシステム名 [ /サーバシステム名 ] |
-p 絶対パスのデバイス名 | -d 物理ドライブ名 } [ -f ]
mftfdvaltコマンドは、mftfdviniコマンドで初期化されたデータ転送用ボリュームに、既に定義済のクライアント名、サーバ名、デバイス名の絶対パス、または物理ドライブ名を変更するコマンドです。
また、本コマンドはシステム管理者(UIDが0のユーザ、一般的にはroot)だけが使用可能です。
本コマンドを実行すると、必ず確認プロンプトが表示されます。実行する場合には"yes"、実行しない時には"no"を指定してください。
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mftfdviniコマンドで初期化されていないデータ転送用ボリュームに対して、本コマンドが使用された場合には、エラーとなります。
デバイス名
データ転送用ボリュームのキャラクタデバイス名を絶対パスで指定します。 (必 須)
Solaris OSの場合 : ボリュームを全体を示すパーティション番号"s2"の特殊ファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2s2など)を指定します。 AIXの場合 : キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rhdisk3など)を指定します。 HP-UXの場合 : キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2など)を指定します。 Linuxの場合 : ブロック型デバイス名をrawコマンドでバインドした、キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/raw/raw2など)を指定します。 変更前のクライアントシステム名 [/サーバシステム名]
変更前のクライアントシステム名とサーバシステム名をそれぞれ15文字以内で指定します。 (必 須)
クライアントシステム名だけ変更したい場合は、クライアントシステム名だけを指定してください。
サーバシステム名、またはサーバの装置情報、あるいはその両方を変更したい場合は、クライアントシステム名/サーバシステム名を指定してください。
なお、クライアントシステム名とサーバシステム名を同時に変更することはできません。
クライアントシステム名、サーバシステム名については、初期化コマンドの参考を参照してください。変更後のクライアントシステム名 [/サーバシステム名]
変更後のクライアントシステム名とサーバシステム名をそれぞれ15文字以内で指定します。
変更前のクライアント名[/サーバ名]の指定に対応した、クライアントシステム名およびサーバシステム名を指定してください。
変更前の指定に、クライアントシステム名だけ指定した場合には、変更後もクライアントシステム名だけを、変更前の指定に、クライアントシステム名/サーバシステム名を指定した場合には、変更後にもクライアントシステム名/サーバシステム名を指定してください。
クライアントシステム名、サーバシステム名については、初期化コマンドの参考を参照してください。-p 絶対パスのデバイス名
変更対象となるサーバシステムがUNIXサーバの場合、サーバシステムの装置情報(デバイス名の絶対パス)を64文字以内で指定します。
-dオプションと同時に指定することはできません。
Solaris OSの場合 : ボリュームを全体を示すパーティション番号"s2"の特殊ファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2s2など)を指定します。 AIXの場合 : キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rhdisk3など)を指定します。 HP-UXの場合 : キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2など)を指定します。 Linuxの場合 : ブロック型デバイス名をrawコマンドでバインドした、キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/raw/raw2など)を指定します。
例 : -p /dev/rdsk/c1t2d3s2
-d 物理ドライブ名
変更対象となるサーバシステムがIAサーバの場合、サーバシステムの装置情報(物理ドライブ名)を64文字以内で指定します。
-pオプションと同時に指定することはできません。
例 : -d PHYSICALDRIVE2
-f
データ転送用ボリュームが使用中であっても変更を強制的に実行する場合に指定します。
データ転送中に本オプションを指定して実行した場合、転送中のデータは保証されません。
正常終了した場合には、0 を返します。
それ以外の場合は、エラーメッセージを出力し -1 を返します。
/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sunsun" を、"sun02" に変更する場合
mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sunsun sun02
/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sun02" と対応する定義済のIAサーバのサーバシステム名 "win02" を、"win10" に変更する場合
mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sun02/win02 sun02/win10
/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sun02" と対応する定義済のUNIXサーバのサーバシステム名 "unix001" に対して、デバイス名を "/dev/rdsk/c2t1d6s2" に変更する場合
mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sun02/unix001 -p /dev/rdsk/c2t1d6s2
/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sun02" と対応する、定義済のIAサーバのサーバシステム名 "WIN01" に対して、未設定であったデバイス名を "PHYSICALDRIVE2" にする場合
mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sun02/WIN01 -d PHYSICALDRIVE2
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