ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定> 2.4 XLデータムーバの初期化> 2.4.2 UNIXサーバからの初期化

2.4.2.3 mftfdvaltコマンド

■構文

mftfdvalt   デバイス名 変更前のクライアントシステム名 [ /サーバシステム名 ]
{ 変更後のクライアントシステム名 [ /サーバシステム名 ] |
-p 絶対パスのデバイス名 | -d 物理ドライブ名 } [ -f ]

■説明

mftfdvaltコマンドは、mftfdviniコマンドで初期化されたデータ転送用ボリュームに、既に定義済のクライアント名、サーバ名、デバイス名の絶対パス、または物理ドライブ名を変更するコマンドです。
また、本コマンドはシステム管理者(UIDが0のユーザ、一般的にはroot)だけが使用可能です。
本コマンドを実行すると、必ず確認プロンプトが表示されます。実行する場合には"yes"、実行しない時には"no"を指定してください。


注意

■オプション

デバイス名

データ転送用ボリュームのキャラクタデバイス名を絶対パスで指定します。  (必 須)

Solaris OSの場合 ボリュームを全体を示すパーティション番号"s2"の特殊ファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2s2など)を指定します。
AIXの場合 キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rhdisk3など)を指定します。
HP-UXの場合 キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2など)を指定します。
Linuxの場合 ブロック型デバイス名をrawコマンドでバインドした、キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/raw/raw2など)を指定します。

変更前のクライアントシステム名 [/サーバシステム名]

変更後のクライアントシステム名 [/サーバシステム名]

-p 絶対パスのデバイス名

変更対象となるサーバシステムがUNIXサーバの場合、サーバシステムの装置情報(デバイス名の絶対パス)を64文字以内で指定します。
-dオプションと同時に指定することはできません。

Solaris OSの場合 ボリュームを全体を示すパーティション番号"s2"の特殊ファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2s2など)を指定します。
AIXの場合 キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rhdisk3など)を指定します。
HP-UXの場合 キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2など)を指定します。
Linuxの場合 ブロック型デバイス名をrawコマンドでバインドした、キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/raw/raw2など)を指定します。

-d 物理ドライブ名

変更対象となるサーバシステムがIAサーバの場合、サーバシステムの装置情報(物理ドライブ名)を64文字以内で指定します。
-pオプションと同時に指定することはできません。

-f

■復帰値

■使用例

/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sunsun" を、"sun02" に変更する場合

mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sunsun sun02

/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sun02" と対応する定義済のIAサーバのサーバシステム名 "win02" を、"win10" に変更する場合

mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sun02/win02 sun02/win10

/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sun02" と対応する定義済のUNIXサーバのサーバシステム名 "unix001" に対して、デバイス名を "/dev/rdsk/c2t1d6s2" に変更する場合

mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sun02/unix001 -p /dev/rdsk/c2t1d6s2

/dev/rdsk/c1t2d3s2 のデータ転送用ボリュームに、定義済のUNIXサーバのクライアントシステム名 "sun02" と対応する、定義済のIAサーバのサーバシステム名 "WIN01" に対して、未設定であったデバイス名を "PHYSICALDRIVE2" にする場合

mftfdvalt /dev/rdsk/c1t2d3s2 sun02/WIN01 -d PHYSICALDRIVE2

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