Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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第3章 環境構築(RDBを使用する場合) | > 3.7 レプリケーション形態の環境構築 |
レプリケーションシステムの設計での考慮点を示します。詳細は、“Linkexpress Replication option 説明書”を参照してください。Linkexpress、およびLinkexpress Replication optionのマニュアルを参照するときには、「複写元システム」をリポジトリのマスタサーバ、「複写先システム」をリポジトリのスレーブサーバ、とそれぞれ読み替えてください。
以下の製品の動作に必要な資源を見積もってください。
リポジトリの運用に必要な資源は、“Symfoware/RDBで使用する資源の見積もり”を参照してください。
Linkexpressのソフトウェア説明書、およびインストールガイドを参照してください。
所要量の計算式の、可変情報には、以下の値を使用してください。
資源 |
可変情報 |
代入する値 |
---|---|---|
動的ディスク資源 |
同時転送依頼数 |
1 |
イベント数 |
930 |
|
入力列数 |
5+6+(4×属性数) |
|
store_data |
レコード長×エントリ数 |
|
格納先列数 |
入力列数と同じ |
|
x_data |
エントリ数×2 + 0.0005 |
|
受信するファイルのサイズ |
レコード長×差分ログファイルの容量 |
|
メモリ容量 |
多重度数 |
1 |
スワップ容量 |
多重度数 |
1 |
レコード長 = 2048 × 属性数 + 1095 × 属性数 + 3072
差分ログファイルの容量は、“レプリケーションで使用する差分ログファイルの容量見積もり”を参照してください。
Linkexpress Replication optionのソフトウェア説明書、およびインストールガイドを参照してください。
その他の資源については、“Linkexpress Replication option 説明書”を参照してください。
差分ログファイルは、差分ログファイル内の空きスペースがなくなると、自動容量拡張を行います。これにより、差分ログファイルを格納しているディスクの容量に十分な空きがある場合は、差分ログファイルの使用率が高い値を示していても、差分ログファイルの容量不足にはなりません。
しかし、容量拡張の発生はレプリケーション業務の性能に悪影響を及ぼします。本機能は、あくまでも一時的に差分ログ量が増加した場合の安全対策と考え、差分ログファイルは、容量拡張が発生しないだけの容量を確保してください。
差分ログファイルの容量見積もりは、“レプリケーションで使用する差分ログファイルの容量見積もり”を参照してください。
レプリケーション業務の運用中は、回線異常などの理由による一時的な通信異常や、ファイル送信/ファイル受信、または相手側ジョブ起動時に通信異常が発生した場合に、業務が無応答となる可能性があります。このため、Linkexpressのネットワーク定義、および業務定義で応答監視やリトライを設定してください。
リポジトリのエントリデータの複写には、1つの業務を使用します。業務の多重度の設定を行ってください。
業務のスケジュール間隔は、マスタサーバのリポジトリからスレーブサーバのリポジトリへのデータの複写の間隔です。Linkexpress Replication optionの条件に従ってスケジュール間隔を設定する必要があります。
ジョブ結果待ち時間には15分を設定してください。
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