ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 13.1.0 説明書 - Solaris(TM) Operating System - |
目次
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本章では、Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリー運用を行うための環境設定について説明します。
運用環境設定には、以下の方法があります。
運用環境の「設定」、「変更」および「削除」を行う方法には、それぞれ、環境設定メインメニュー画面を使用する方法と環境設定コマンドを使用する方法があります。
運用環境設定の注意事項
環境設定メインメニュー画面を使用する場合、以下の手順で運用環境の設定を行います。
バックアップ/リカバリー運用を行うデータベース(以降、“ターゲットデータベース”と称します)が、Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリーを行うための要件を満たしているかを確認します。
ターゲットデータベースの確認方法は「ターゲットデータベースの確認」を参照してください。
Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリーを行うために、各ディスク資源のレイアウトが適切かを確認します。
ディスク資源構成の確認方法は「ディスク資源構成の確認」を参照してください。
環境設定ファイルを作成します。
環境設定ファイルの作成方法には、新規に作成する方法と、既存の環境設定ファイルを参照作成する方法があります。
環境設定ファイルを新規に作成する場合は、「環境設定メインメニュー画面からの環境設定ファイル新規作成」を参照してください。
環境設定ファイルを参照作成する場合は、「環境設定メインメニュー画面からの環境設定ファイル参照作成」を参照してください。
リカバリ・カタログ・データベースを作成します。
リカバリ・カタログ・データベースの作成方法は「環境設定メインメニュー画面からのリカバリ・カタログ・データベース作成」を参照してください。
なお、リカバリ・カタログ・データベースは、環境設定ファイルの作成時に続けて作成することもできます。
環境設定メインメニュー画面を使用する場合、以下の手順で運用環境の変更を行います。
この手順でリカバリ・カタログ・データベースに関する設定を変更することはできません。
リカバリ・カタログ・データベースに関する設定を変更する場合は、リカバリ・カタログ・データベースを削除後、再度、作成してください。
環境設定ファイルを編集します。
環境設定ファイルを編集する方法は「環境設定メインメニュー画面からの環境設定ファイル編集」を参照してください。
リカバリ・カタログ・データベースを再作成します。
リカバリ・カタログ・データベースを再作成する方法は「環境設定メインメニュー画面からのリカバリ・カタログ・データベース再作成」を参照してください。
環境設定メインメニュー画面を使う場合、以下の手順で運用環境の削除を行います。
リカバリ・カタログ・データベースを削除します。
リカバリ・カタログ・データベースを削除する方法は「環境設定メインメニュー画面からのリカバリ・カタログ・データベース削除」を参照してください。
環境設定ファイルを削除します。
環境設定ファイルを削除する方法は「環境設定メインメニュー画面からの環境設定ファイル削除」を参照してください。
listener.oraファイルからリカバリ・カタログ・データベース接続用のリスナー定義を削除します。
$ORACLE_HOME/network/admin/listener.oraファイルをエディタで編集し、リカバリ・カタログ・データベース接続用のリスナー定義部分を削除してください。
削除する部分は以下のとおりです。
LSNR_NAME = |
LSNR_NAME : リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名
PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号
R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
$ORACLE_HOME : ターゲットデータベースのORACLE_HOME
クラスタ運用時は、すべてのクラスタノード上のlistener.oraファイルを編集してください。
tnsnames.oraファイルからリカバリ・カタログ・データベース接続用の定義を削除します。
$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.oraファイルをエディタで編集し、リカバリ・カタログ・データベース接続用の定義を削除してください。
削除する部分は以下のとおりです。
R_DB_NAME = |
R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号
クラスタ運用時は、すべてのクラスタノード上のtnsnames.oraファイルを編集してください。
運用環境を削除すると、実行ログファイルが不要になります。
以下のディレクトリをファイルごと削除してください。
環境設定コマンドを使う場合、以下の手順で運用環境の設定を行います。
ターゲットデータベースが、Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリーを行うための要件を満たしているかを確認します。
ターゲットデータベースの確認方法は「ターゲットデータベースの確認」を参照してください。
Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリーを行うために、各ディスク資源のレイアウトが適切かを確認します。
ディスク資源構成の確認方法は「ディスク資源構成の確認」を参照してください。
環境設定ファイル格納先ディレクトリを作成します。
作成するディレクトリのパスは以下のとおりです。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname |
dbname : ターゲットデータベース名
環境設定ファイルを作成します。
環境設定ファイルについては「環境設定ファイル」を参照してください。
環境設定コマンドを実行するための準備を行います。
データベースサーバにrootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することも可能です。
ターゲットデータベースに関する、以下の環境変数を設定します。
環境変数 |
設定値 |
ORACLE_HOME |
ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを設定します。 |
LD_LIBRARY_PATH |
32bit版のOracle Databaseを使用する場合、“$ORACLE_HOME/lib”を追加します。 |
環境設定ファイルの正当性をチェックします。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -c dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
チェックの結果、エラーがあった場合は、環境設定ファイルを修正した後、再度チェックを行ってください。
SYSパスワードファイルを暗号化します。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -e dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
リカバリ・カタログ・データベースを作成します。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -m dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
環境設定コマンドによる運用環境設定のポイント
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -t dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -a dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
環境設定コマンドによる運用環境設定の注意事項
環境設定コマンドを使う場合、以下の手順で運用環境の変更を行います。
環境設定ファイルを編集します。
環境設定ファイルについては「環境設定ファイル」を参照してください。
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルは編集しないでください。
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルを編集しなければならない場合は、編集前にリカバリ・カタログ・データベースの削除を行ってください。
環境設定コマンドを実行するための準備を行います。
データベースサーバにrootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することも可能です。
ターゲットデータベースに関する、以下の環境変数を設定します。
環境変数 |
設定値 |
ORACLE_HOME |
ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを設定します。 |
LD_LIBRARY_PATH |
32bit版のOracle Databaseを使用する場合、“$ORACLE_HOME/lib”を追加します。 |
環境設定ファイルの正当性をチェックします。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -c dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
チェックの結果、エラーがあった場合は、環境設定ファイルを修正した後、再度チェックを行ってください。
SYSパスワードファイルを編集した場合、再度、SYSパスワードファイルを暗号化します。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -e dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
リカバリ・カタログ・データベースを再作成します。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -u dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
環境設定コマンドを使う場合、以下の手順で運用環境の削除を行います。
環境設定コマンドを実行するための準備を行います。
データベースサーバにrootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することも可能です。
ターゲットデータベースに関する、以下の環境変数を設定します。
環境変数 |
設定値 |
ORACLE_HOME |
ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを設定します。 |
LD_LIBRARY_PATH |
32bit版のOracle Databaseを使用する場合、“$ORACLE_HOME/lib”を追加します。 |
リカバリ・カタログ・データベースを削除します。
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig -r dbname <Enter> |
dbname : ターゲットデータベース名
listener.oraファイルからリカバリ・カタログ・データベース接続用のリスナー定義を削除します。
$ORACLE_HOME/network/admin/listener.oraファイルをエディタで編集し、リカバリ・カタログ・データベース接続用のリスナー定義部分を削除してください。
削除する部分は以下のとおりです。
LSNR_NAME = |
LSNR_NAME : リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名
PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号
R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
$ORACLE_HOME : ターゲットデータベースのORACLE_HOME
クラスタ運用時は、すべてのクラスタノード上のlistener.oraファイルを編集してください。
tnsnames.oraファイルからリカバリ・カタログ・データベース接続用の定義を削除します。
$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.oraファイルをエディタで編集し、リカバリ・カタログ・データベース接続用の定義を削除してください。
削除する部分は以下のとおりです。
R_DB_NAME = |
R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号
クラスタ運用時は、すべてのクラスタノード上のtnsnames.oraファイルを編集してください。
環境設定ファイルを削除します。
以下のディレクトリをファイルごと削除してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname |
dbname : ターゲットデータベース名
運用環境を削除すると、実行ログファイルが不要になります。
以下のディレクトリをファイルごと削除してください。
ターゲットデータベースが、Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリー運用を行うための要件を満たしているかを確認します。
Recovery Manager for Oracleを使用する場合、ノーアーカイブ・モードでは、バックアップが実行できません。
アーカイブ・モードであることを確認してください。
アーカイブ・モードの確認
% setenv ORACLE_SID ora10g |
データベース・ログ・モードが「アーカイブ・モード」であること、および、自動アーカイブが「使用可能」であることを確認してください。
Recovery Manager for Oracleを使用する場合、パスワードファイル認証は必須です。また、パスワードファイルを複数のインスタンスで共有することはできません。
初期化パラメータが「remote_login_passwordfile=exclusive」であることを確認してください。
Recovery Manager for Oracleを使用する場合、Net Services環境が正しく設定されている必要があります。
以下の手順で、Net Services環境が正しく設定されていることを確認してください。
ターゲットデータベース接続用リスナーが、静的サービス構成で定義されていることを確認します。
Recovery Manager for Oracleは、Java Database Connectivity (以降、“JDBC”と略します)を使用してデータベースへの接続を行います。リスナーが動的サービス構成の場合、データベースがオープン以外の状態では接続できないため、リカバリーに失敗することがあります。
RAC運用の場合
Oracleインストールユーザーでターゲットデータベースサーバにログインし、"lsnrctl status"コマンドを実行して、リスナーが起動されていることを確認します。
リスナー起動の確認
% lsnrctl status listener_ora10g |
ターゲットデータベースの $ORACLE_HOME/network/adminディレクトリ配下に、ターゲットデータベースへの接続文字列が定義されたtnsnames.oraファイルが格納されていることを確認します。
tnsnames.oraファイルの注意事項
rootユーザーがターゲットデータベースにSYSDBA接続可能であることを確認します。
rootユーザーがSYSDBA接続を行うには、パスワードファイル認証の設定が行われている必要があります。
rootユーザーからのSYSDBA接続確認
# id |
Recovery Manager for Oracleを使用する場合、Oracleインストールユーザーの環境変数にNLS_LANGが設定されている必要があります。
環境変数NLS_LANGが設定されていることを確認してください。
データベース・ログ・モードの変更方法、および、パスワードファイル認証の設定方法については、「Oracle Database管理者ガイド」を参照してください。
Net Services環境については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。
環境変数NLS_LANGについては、「Oracle Database 管理者リファレンス」を参照してください。
Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリー運用を行うための各資源のディスクレイアウトが適切であるかを確認します。
「ディスク資源配置」を参照し、バックアップ/リカバリーに適したデータベースディスクレイアウトとなっているかを確認します。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域が用意されていることを確認します。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域は、ufsファイルシステムである必要があります。
以下のバックアップ領域が用意されていることを確認します。
各バックアップ領域については、「ディスク資源配置」を参照してください。
アドバンスト・コピー機能を使用してバックアップを行う場合、アドバンスト・コピー機能が使用可能であることを確認します。
アドバンスト・コピーを行う際、データファイル領域のマウントポイントのマウント状態を変更しないように、AdvancedCopy Manager の前後処理スクリプトをカスタマイズする必要があります。
前後処理スクリプトのカスタマイズ方法については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
バックアップ先のRAWデバイス(/dev/rdsk)に対応する物理デバイス(/devices‥‥@‥‥,raw)に、Oracleインストールユーザーの読込み権限を付与する必要があります。
正しく権限が付与されていない場合は、バックアップ実行ログファイルに、以下のメッセージが出力され、バックアップが異常終了します。
ORA-19625: ファイル/dev/rdsk/***** の識別中にエラーが発生しました。 |
環境設定メインメニュー画面からRecovery Manager for Oracleの運用環境設定を行う場合、以下の手順で環境設定メインメニュー画面を起動します。
データベースサーバにrootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することも可能です。
環境設定メインメニュー画面を起動するには、X Windows Systemが動作している必要があります。
X Windows Systemが動作していない場合は、起動してください。
ターゲットデータベースに関する、以下の環境変数を設定します。
環境変数 |
設定値 |
ORACLE_HOME |
ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを設定します。 |
LD_LIBRARY_PATH |
32bit版のOracle Databaseを使用する場合、“$ORACLE_HOME/lib”を追加します。 |
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVrmfo/bin/rmfoconfig <Enter> |
環境設定メインメニュー画面が表示されます。
環境設定メインメニュー画面から行う操作には、環境設定ファイルの「新規作成」、「参照」、「編集」、「削除」および「参照作成」と、リカバリ・カタログ・データベースの「作成」、「参照」、「再作成」および「削除」があります。
環境設定メインメニュー画面から環境設定ファイルを新規に作成する手順を説明します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
環境設定メインメニュー画面で、「新規作成」を選択した後、「処理開始」ボタンをクリックするか、「環境設定ファイル」メニューから「新規作成」を選択して、環境設定基本情報入力画面を表示します。
環境設定基本情報を入力します。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
環境設定基本情報を入力した後、「次へ」ボタンをクリックし、環境設定詳細情報入力画面を表示します。
環境設定詳細情報入力画面で入力を行った後、環境設定基本情報入力画面に戻って、以下の変更を行った場合は、入力域に値が設定されていない環境設定詳細情報入力画面が表示されます。
環境設定詳細情報を入力します。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
環境設定詳細情報を入力した後、「次へ」ボタンをクリックします。
設定内容を確認する画面が表示されますので、設定内容を確認してください。
設定内容が正しければ、「完了」ボタンをクリックします。
環境設定ファイルが作成されます。
環境設定ファイル作成後、引き続き、リカバリ・カタログ・データベースを作成する場合は、リカバリ・カタログ・データベース情報を入力し、「続行」ボタンをクリックします。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
「キャンセル」ボタンをクリックし、リカバリ・カタログ・データベースを作成せずに作業を終了することもできます。
以下の確認メッセージが表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する場合は、「続行」ボタンをクリックしてください。
リカバリ・カタログ・データベースの作成が開始され、以下の画面が表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースの作成には、30分程度かかります。
リカバリ・カタログ・データベースの作成が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
実行ログを確認し、「OK」ボタンをクリックします。実行ログの確認については、「環境設定結果確認」を参照してください。
環境設定メインメニュー画面から環境設定ファイルを参照する手順を説明します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
環境設定ファイルを参照するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「参照」を選択し、「処理開始」ボタンをクリックするか、「環境設定ファイル」メニューから「参照」を選択して、環境設定ファイルを参照します。
環境設定メインメニュー画面から環境設定ファイルを編集する手順を説明します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
環境設定ファイルを編集するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「編集」を選択した後、「処理開始」ボタンをクリックするか、「環境設定ファイル」メニューから「編集」を選択して、環境設定基本情報入力画面を表示します。
「編集」の場合、データベース名を変更することはできません。
データベース名を変更する場合は、「参照作成」で新しいデータベース名の環境設定ファイルを作成した後、不要になった環境設定ファイルを削除してください。
環境設定基本情報を変更します。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
環境設定基本情報を入力した後、「次へ」ボタンをクリックし、環境設定詳細情報入力画面を表示します。
環境設定基本情報入力画面で、以下の変更を行った場合は、環境設定詳細情報入力画面が表示される前に、メッセージが表示されます。
表示されるメッセージは、以下のとおりです。
環境設定ファイルの編集を続ける場合は、「続行」ボタンをクリックしてください。
入力域に値が設定されていない環境設定詳細情報入力画面が表示されます。
環境設定詳細情報を変更します。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
環境設定詳細情報を変更した後、「次へ」ボタンをクリックします。
設定内容を確認する画面が表示されますので、設定内容を確認してください。
設定内容が正しければ、「完了」ボタンをクリックしてください。
環境設定ファイルが再作成されます。
環境設定メインメニュー画面から環境設定ファイルを削除する手順を説明します。
環境設定ファイルの削除を行う前に、必ず、リカバリ・カタログ・データベースを削除してください。リカバリ・カタログ・データベースの削除については、「環境設定メインメニュー画面からのリカバリ・カタログ・データベース削除」を参照してください。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
環境設定ファイルを削除するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「削除」を選択し、「処理開始」ボタンをクリックするか、「環境設定ファイル」メニューから「削除」を選択します。
以下の確認メッセージが出力されます。削除を行う場合は、「続行」ボタンをクリックします。
環境設定メインメニュー画面から環境設定ファイルを参照作成する手順を説明します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
環境設定ファイルを作成するための参照元データベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「参照作成」を選択した後、「処理開始」ボタンをクリックするか、「環境設定ファイル」メニューから「参照作成」を選択して、環境設定基本情報入力画面を表示します。
環境設定基本情報を変更します。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
環境設定基本情報を入力した後、「次へ」ボタンをクリックし、環境設定詳細情報入力画面を表示します。
環境設定基本情報入力画面で、以下の変更を行った場合は、環境設定詳細情報入力画面が表示される前に、メッセージが表示されます。
表示されるメッセージは、以下のとおりです。
環境設定ファイルの編集を続ける場合は、「続行」ボタンをクリックしてください。
入力域に値が設定されていない環境設定詳細情報入力画面が表示されます。
環境設定詳細情報を変更します。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
環境設定詳細情報を変更した後、「次へ」ボタンをクリックします。
設定内容を確認する画面が表示されますので、設定内容を確認してください。
設定内容が正しければ、「完了」ボタンをクリックしてください。
環境設定ファイルが作成されます。
環境設定ファイル作成後、引き続き、リカバリ・カタログ・データベースを作成する場合は、リカバリ・カタログ・データベース情報を入力し、「続行」ボタンをクリックします。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
「キャンセル」ボタンをクリックし、リカバリ・カタログ・データベースを作成せずに作業を終了することもできます。
以下の確認メッセージが表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する場合は、「続行」ボタンをクリックしてください。
リカバリ・カタログ・データベースの作成が開始され、以下の画面が表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースの作成には、30分程度かかります。
リカバリ・カタログ・データベースの作成が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
実行ログを確認し、「OK」ボタンをクリックします。実行ログの確認については、「環境設定結果確認」を参照してください。
環境設定メインメニュー画面からリカバリ・カタログ・データベースを作成する手順を説明します。
環境設定メインメニュー画面から環境設定ファイル作成後、一旦、環境設定メインメニュー画面をクローズした場合は、以下の手順でリカバリ・カタログ・データベースを作成します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
リカバリ・カタログ・データベースを作成するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「リカバリ・カタログ」メニューから「作成」を選択して、リカバリ・カタログ・データベース情報入力画面を表示します。
リカバリ・カタログ・データベース情報を入力し、「続行」ボタンをクリックします。
入力する情報については、「環境設定情報」を参照してください。
以下の確認メッセージが表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する場合は、「続行」ボタンをクリックしてください。
リカバリ・カタログ・データベースの作成が開始され、以下の画面が表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースの作成には、30分程度かかります。
リカバリ・カタログ・データベースの作成が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
実行ログを確認し、「OK」ボタンをクリックします。実行ログの確認については、「環境設定結果確認」を参照してください。
環境設定メインメニュー画面からリカバリ・カタログ・データベース情報を参照する手順を説明します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
リカバリ・カタログ・データベース情報を参照するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「リカバリ・カタログ」メニューから「参照」を選択して、リカバリ・カタログ・データベース情報を参照します。
環境設定メインメニュー画面からリカバリ・カタログ・データベースを再作成する手順を説明します。
リカバリ・カタログ・データベースの再作成では、リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を変更することはできません。リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を変更する場合は、リカバリ・カタログ・データベースを削除後、再度、作成してください。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
リカバリ・カタログ・データベースを再作成するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「リカバリ・カタログ」メニューから「再作成」を選択すると、以下のメッセージが出力されます。
リカバリ・カタログ・データベースを再作成する場合は、「続行」ボタンをクリックします。
リカバリ・カタログ・データベースの再作成が開始され、以下の画面が表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースの再作成が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
実行ログを確認し、「OK」ボタンをクリックします。実行ログの確認については、「環境設定結果確認」を参照してください。
環境設定メインメニュー画面からリカバリ・カタログ・データベースを削除する手順を説明します。
「環境設定メインメニュー画面の起動」の手順に従って、環境設定メインメニュー画面を起動します。
リカバリ・カタログ・データベースを削除するデータベースを選択します。
環境設定メインメニュー画面で、「リカバリ・カタログ」メニューから「削除」を選択すると、以下のメッセージが出力されます。
リカバリ・カタログ・データベースを削除する場合は、「続行」ボタンをクリックします。
リカバリ・カタログ・データベースの削除が開始され、以下の画面が表示されます。
リカバリ・カタログ・データベースの削除が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
実行ログを確認し、「OK」ボタンをクリックします。実行ログの確認については、「環境設定結果確認」を参照してください。
環境設定の結果は、実行ログファイルで確認します。
環境設定を行うと、以下のディレクトリにファイルが作成され、詳細情報が出力されます。
/opt/FJSVrmfo/log/env/dbname |
dbname : ターゲットデータベース名
作成されるファイル名は以下のとおりです。
ファイル名 |
ログの種類 |
env_YYYYMMDDHHMISS.log |
環境設定実行ログ |
YYYMMDDHHMISS : 実行した時刻(年月日時分秒)
環境作成に失敗した場合は、ログファイルを参照し、エラーとなっている原因を取り除いた後、環境作成を再実行してください。
Recovery Manager for Oracleでバックアップ/リカバリー運用を行うための環境設定は、ターゲットデータベースごとに行います。
運用のための環境設定情報には、以下の情報があります。
運用環境設定時の注意事項
環境設定基本情報入力画面で設定する「データベース情報」について説明します。
「データベース情報」には、ターゲットデータベースに関する基本的な情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「基本情報ファイル」に設定する情報です。
「データベース情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
データベース名 |
ターゲットデータベースのデータベース名を指定してください。 |
Oracle Version |
ターゲットデータベースのOracle Versionを以下の値から選択してください。
|
Oracle Edition |
ターゲットデータベースのOracle Editionを以下の値から選択してください。
|
ORACLE_HOME |
ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを指定してください。 |
ネットサービス名 |
Net Servicesを経由してターゲットデータベースに接続する際のネットサービス名を指定してください。 |
データベース運用形態 |
ターゲットデータベースの運用形態を以下の値から選択してください。
SE版の場合は、「シングル」固定です。 |
ノード数 |
ターゲットデータベースを構成するノード数を指定してください。
|
Oracleインストールユーザー |
ターゲットデータベースのOracleインストールユーザーを指定してください。 |
Oracleインストールグループ |
ターゲットデータベースのOracleインストールグループを指定してください。 |
ネットサービス名については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。
「ORACLE_HOME」を設定する場合は、「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「ORACLE_HOME」のパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
環境設定基本情報入力画面で設定する「SYSパスワード」について説明します。
「SYSパスワード」には、ターゲットデータベースのSYSユーザーのパスワードを設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「SYSパスワードファイル」に設定する情報です。
「SYSパスワード」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
SYSパスワード |
ターゲットデータベースのSYSユーザーのパスワードを指定してください。 |
SYSパスワード(確認) |
ターゲットデータベースのSYSユーザーのパスワードを指定してください。 |
環境設定基本情報入力画面で設定する「バックアップ基本情報」について説明します。
「バックアップ基本情報」には、バックアップに関する基本的な情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「バックアップ基本情報ファイル」に設定する情報です。
「バックアップ基本情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
データファイルバックアップ方法 |
データファイルのバックアップ方法を以下の値から選択ください。
SE版の場合、「標準(RMAN)」固定です。 |
データファイルボリューム種別 |
データファイルのボリューム種別を以下の値から選択してください。
|
バックアップ管理世代数 |
バックアップ管理世代数を1〜3で指定してください。(※1) |
実行ログ保存期間 |
実行ログの保存日数を1〜31 で指定してください。 |
トレースレベル |
実行ログに出力する情報量を以下の値から選択してください。
|
(※1) 「データファイルバックアップ方法」が「EC」の場合、「1」を指定することはできません。
環境設定詳細情報入力画面で設定する「システム情報」について説明します。
「システム情報」には、システム構成に関する情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「基本情報ファイル」または「ノードリストファイル」に設定する情報です。
設定する情報は、「データベース情報」の「データベース運用形態」により異なります。
シングルサーバ運用の場合、「システム情報」に設定する情報は、環境設定ファイルの「基本情報ファイル」に設定する情報です。
シングルサーバ運用の場合の「システム情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
ORACLE_SID |
ターゲットデータベースのORACLE_SIDを指定してください。 |
HAクラスタ運用の場合、「システム情報」に設定する情報は、環境設定ファイルの「ノードリストファイル」に設定する情報です。
HAクラスタ運用の場合の「システム情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
ORACLE_SID |
ターゲットデータベースのORACLE_SIDを指定してください。 |
アプリケーション名 |
「ORACLE_SID」で指定したOracleインスタンスリソースを含む、userApplication名を指定してください。 |
ホスト名 |
各ノードでhostnameコマンドを実行し、出力されたホスト名を指定してください。 |
CFノード名 |
PRIMECLUSTERのクラスタ設定時に設定したCFノード名を指定してください。 |
RAC運用の場合、「システム情報」に設定する情報は、環境設定ファイルの「ノードリストファイル」に設定する情報です。
RAC運用の場合の「システム情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
ホスト名 |
各ノードでhostnameコマンドを実行し、出力されたホスト名を指定してください。 |
CFノード名 |
PRIMECLUSTERのクラスタ設定時に設定したCFノード名を指定してください。 |
ORACLE_SID |
ターゲットデータベースのORACLE_SIDを指定してください。 |
アプリケーション名 |
「ORACLE_SID」で指定したOracleインスタンスリソースを含む、userApplication名を指定してください。 |
環境設定詳細情報入力画面で設定する「データファイルのバックアップ先」について説明します。
「データファイルのバックアップ先」には、データファイルのバックアップ先に関する情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「データファイルバックアップ定義ファイル」に設定する情報です。
設定する情報は、「バックアップ基本情報」の「データファイルバックアップ方法」および「データファイルボリューム種別」により異なります。
「データファイルバックアップ方法」が標準(RMAN)バックアップの場合の「データファイルのバックアップ先」に設定する項目について以下に示します。
データファイルのバックアップ先は最大1024個まで指定可能です。
項目名 |
項目値 |
ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値から選択してください。
|
マウントポイント |
データファイルバックアップ先領域のマウントポイントを指定してください。 |
ボリューム |
データファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
「マウントポイント」を設定する場合は、「マウントポイント」域の「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「マウントポイント」のパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
「マウントポイント」および「ボリューム」は、CSVファイルを使用して一括設定を行うこともできます。
設定方法については、「CSVファイルによるデータファイルバックアップ情報設定」を参照してください。
「データファイルバックアップ方法」が「OPC」、「差分OPC」または「EC」で「データファイルボリューム種別」が「ファイルシステム」の場合の「データファイルのバックアップ先」に設定する項目について以下に示します。
データファイルのバックアップ先は最大1024個まで指定可能です。
項目名 |
項目値 |
マウントポイント |
ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域の物理ディスクのボリュームを指定します。(※1) |
バックアップ先(1) |
1世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(2) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に2以上を指定した場合の、2世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(3) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合の、3世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
(※1) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの"Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「マウントポイント」を設定する場合は、「マウントポイント」域の「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「マウントポイント」のパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
「データファイルのバックアップ先」に設定する情報は、CSVファイルを使用して一括設定を行うこともできます。
設定方法については、「CSVファイルによるデータファイルバックアップ情報設定」を参照してください。
「データファイルバックアップ方法」が「OPC」、「差分OPC」または「EC」で「データファイルボリューム種別」が「RAWデバイス」の場合の「データファイルのバックアップ先」に設定する項目について以下に示します。
データファイルのバックアップ先は最大1024個まで指定可能です。
項目名 |
項目値 |
表領域 |
ターゲットデータベースの表領域名を指定します。 |
ボリューム |
ターゲットデータベースの表領域に割り当てられたデータファイル(RAWデバイス)に対応するブロック型論理デバイス(/dev/dsk)のボリュームを指定します。(※1) |
バックアップ先(1) |
1世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(2) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に2以上を指定した場合の、2世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(3) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合の、3世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
(※1) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの"Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「データファイルのバックアップ先」に設定する情報は、CSVファイルを使用して一括設定を行うこともできます。
設定方法については、「CSVファイルによるデータファイルバックアップ情報設定」を参照してください。
「データファイルのバックアップ先」の「読込み」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
この画面で、「データファイルバックアップCSVファイル」を選択すると、「データファイルのバックアップ先」に設定する情報を、一括して設定することができます。
「データファイルバックアップCSVファイル」のパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
「データファイルバックアップCSVファイル」の情報は、上書き形式で反映されます。
「データファイルのバックアップ先」に情報がいくつか設定されている状態で「データファイルバックアップCSVファイル」を読み込むと、既存の情報がすべてクリアされてしまうため、注意が必要です。
環境設定詳細情報入力画面で設定する「制御ファイルのバックアップ先」について説明します。
「制御ファイルのバックアップ先」には、制御ファイルのバックアップ先に関する情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「制御ファイルバックアップ定義ファイル」に設定する情報です。
「制御ファイルのバックアップ先」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値から選択してください。
|
マウントポイント |
制御ファイルのバックアップ先領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
制御ファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
「マウントポイント」を設定する場合は、「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「フォルダ」域で選択したディレクトリのパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
環境設定詳細情報入力画面で設定する「アーカイブログファイル情報」について説明します。
「アーカイブログファイル情報」には、アーカイブログファイルのバックアップに関する情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「アーカイブログ情報ファイル」および「アーカイブログバックアップ定義ファイル」に設定する情報です。
設定する情報は、「データベース情報」の「データベース運用形態」により異なります。
シングルサーバ運用またはHAクラスタ運用の場合、「アーカイブログファイル情報」に設定する情報は、環境設定ファイルの「アーカイブログバックアップ定義ファイル」に設定する情報です。
シングルサーバ運用またはHAクラスタ運用の場合の「アーカイブログファイル情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値から選択してください。
|
マウントポイント |
アーカイブログファイルのバックアップ先領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
アーカイブログファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
「マウントポイント」を設定する場合は、「マウントポイント」域の「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「フォルダ」域で選択したディレクトリのパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
RAC運用の場合、「アーカイブログファイル情報」に設定する情報は、環境設定ファイルの「アーカイブログ情報ファイル」および「アーカイブログバックアップ定義ファイル」に設定する情報です。
RAC運用の場合の「アーカイブログファイル情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
バックアップ元ボリューム種別 |
アーカイブログファイル格納先のボリューム種別を指定します。 |
バックアップ先ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値から選択してください。
|
バックアップ元−マウントポイント |
初期化パラメータ“log_archive_dest"または“log_archive_dest_1"で指定されたディレクトリのマウントポイントを指定してください。 |
バックアップ元−ボリューム |
アーカイブログファイル格納先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
バックアップ先−マウントポイント |
アーカイブログファイルのバックアップ先領域のマウントポイントを指定します。 |
バックアップ先−ボリューム |
アーカイブログファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
「マウントポイント」を設定する場合は、「マウントポイント」域の「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「フォルダ」域で選択したディレクトリのパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
リカバリ・カタログ・データベース情報入力画面で設定する「リカバリ・カタログ・データベース情報」について説明します。
「リカバリ・カタログ・データベース情報」には、リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を設定します。
環境設定ファイルを使用する場合は、「リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル」に設定する情報です。
「リカバリ・カタログ・データベース情報」に設定する項目について以下に示します。
項目名 |
項目値 |
データベース名 |
リカバリ・カタログ・データベース名を指定してください。(※1) |
リスナー名 |
リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名を指定してください。(※2) |
ポート番号 |
リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号を指定してください。(※3) |
マウントポイント |
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域のマウントポイントを指定してください。(※4) |
作成先ボリューム |
リカバリ・カタログ・データベースを作成する、未使用領域の物理ディスクのボリュームを指定してください。(※5) |
バックアップ方法 |
リカバリ・カタログ・データベースのバックアップ方法を以下の値から選択します。
SE版の場合は、「標準」固定です。 |
バックアップ先ボリューム |
バックアップ先として使用する、未使用領域の物理ディスクのボリュームを指定してください。(※5) |
(※1)リカバリ・カタログ・データベースは Recovery Manager for Oracleが環境設定時に作成します。未使用のデータベース名を指定してください。
(※2)リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーの設定は、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に行います。未使用のリスナー名を指定してください。
(※3)リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー用のポート番号は、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に割り当てます。未使用のポート番号を指定してください。
(※4) リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域は Recovery Manager for Oracleが環境設定時にマウントします。未使用のマウントポイント名を指定してください。「バックアップ方法」に「OPC」を指定した場合、“/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名を設定してください。
(※5) 「バックアップ方法」に「OPC」を指定した場合、“/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名を設定してください。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「マウントポイント」を設定する場合は、「マウントポイント」域の「参照」ボタンをクリックし、ディレクトリを選択することもできます。
「参照」ボタンをクリックすると、以下の画面が出力されます。
「フォルダ」域で選択したディレクトリのパスが「ファイル名を入力:」域に正しく表示されていることを確認し、「了解」ボタンをクリックしてください。
環境設定ファイルについて説明します。
環境設定ファイルは、ターゲットデータベースごとに作成します。
環境設定ファイルには、以下のファイルがあります。
「環境設定ファイル」作成時のポイント
「環境設定ファイル」作成時の注意事項
データベースサーバおよびターゲットデータベースについての基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「基本情報ファイル」と呼びます。
基本情報ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_system.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
基本情報ファイルには、1行につき1つのパラメタを指定します。
各行は、パラメタ名とパラメタ値を「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。
パラメタ名=パラメタ値 |
基本情報ファイルに設定するパラメタを以下に示します。
パラメタ名 |
説明 |
パラメタ値 |
DB_NAME |
データベース名 |
ターゲットデータベースのデータベース名を指定してください。 |
ORA_VL |
Oracle Version |
ターゲットデータベースのOracle Versionを以下の値で指定してください。
|
ORA_E |
Oracle Edition |
ターゲットデータベースのOracle Editionを以下の値で指定してください。
|
ORACLE_HOME |
ORACLE_HOME |
ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを指定してください。 |
CON_STR |
ネットサービス名 |
Net Servicesを経由してターゲットデータベースに接続する際のネットサービス名を指定してください。 |
DB_TYPE |
データベース運用形態 |
ターゲットデータベースの運用形態を以下の値で指定してください。
SE版の場合は「1: シングル」固定です。 |
NODE_CNT |
ノード数 |
ターゲットデータベースを構成するノード数を指定してください。
|
ORA_OWN |
Oracleインストールユーザー |
ターゲットデータベースのOracleインストールユーザーを指定してください。 |
ORA_GRP |
Oracleインストールグループ |
ターゲットデータベースのOracleインストールグループを指定してください。 |
HOST |
ホスト名/論理ホスト名 |
不要です。 |
ORACLE_SID |
ORACLE_SID |
ターゲットデータベースのORACLE_SIDを指定してください。クラスタ運用の場合は、不要です。 |
ネットサービス名については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。
「基本情報ファイル」作成時のポイント
ターゲットデータベースのSYSユーザーのパスワードを指定する環境設定ファイルを「SYSパスワードファイル」と呼びます。
SYSパスワードファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_syspw.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
「SYSパスワードファイル」作成時のポイント
ターゲットデータベースのクラスタ構成に関する情報を指定する環境設定ファイルを「ノードリストファイル」と呼びます。
ノードリストファイルは、「基本情報ファイル」の「DB_TYPE(データベース運用形態)」に「2: HA」または「3: RAC」を指定した場合に作成してください。
ノードリストファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_node.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
ノードリストファイルには、1行につき1ノードの情報を指定します。
各情報を「|(パイプ)」で区切って、以下の形式で指定します。
ホスト名|CFノード名|ORACLE_SID|アプリケーション名| |
ノードリストファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
ホスト名 |
ホスト名 |
各ノードでhostnameコマンドを実行し、出力されたホスト名を指定してください。 |
CFノード名 |
CFノード名 |
PRIMECLUSTERのクラスタ設定時に設定したCFノード名を指定してください。 |
ORACLE_SID |
ORACLE_SID |
クラスタを構成するOracleインスタンスのORACLE_SIDを指定してください。(※1) |
アプリケーション名 |
userApplication名 |
「ORACLE_SID」で指定したOracleインスタンスリソースを含む、userApplication名を指定してください。(※1) |
(※1)「基本情報ファイル」の「DB_TYPE(データベース運用形態)」に「2: HA」を指定した場合は、両ノードで同じ値を指定してください。「3: RAC」を指定した場合は、各ノードで異なる値を指定してください。
「ノードリストファイル」作成時のポイント
PRIMECLUSTERのクラスタ設定については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。
バックアップに関する基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「バックアップ基本情報ファイル」と呼びます。
バックアップ基本情報ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_bkcom.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
バックアップ基本情報ファイルには、1行につき1つのパラメタを指定します。
各行は、パラメタ名とパラメタ値を「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。
パラメタ名=パラメタ値 |
バックアップ基本情報ファイルに設定するパラメタを以下に示します。
パラメタ名 |
説明 |
パラメタ値 |
BK_TYPE |
データファイルバックアップ方法 |
データファイルのバックアップ方法を以下の値で指定してください。
SE版の場合、「1: 標準(RMAN)」を指定してください。 |
DBF_TYPE |
データファイルボリューム種別 |
データファイルのボリューム種別を以下の値で指定してください。
|
BK_GEN |
バックアップ管理世代数 |
バックアップ管理世代数を1〜3で指定してください。(※1) |
LOG_GEN |
実行ログ保存期間 |
実行ログの保存日数を1〜31 で指定してください。 |
ALT_ROWS |
アラートログ表示行数 |
「100」を指定してください。 |
TRC_LVL |
トレースレベル |
実行ログに出力する情報量を以下の値で指定してください。
|
(※1) 「BK_TYPE(データファイルバックアップ方法)」が「3: EC」の場合、「1」を指定することはできません。
「バックアップ基本情報ファイル」作成時のポイント
データファイルのバックアップに関する情報を指定する環境設定ファイルを「データファイルバックアップ定義ファイル」と呼びます。
データファイルバックアップ定義ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_bkdbf.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
データファイルバックアップ定義ファイルの形式は、「バックアップ基本情報ファイル」で指定した「BK_TYPE(データファイルバックアップ方法)」および「DBF_TYPE(データファイルボリューム種別)」によって異なります。
データファイルバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_TYPE(データファイルバックアップ方法)」に「1: 標準(RMAN)」を指定した場合のデータファイルバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
各情報は「 | (パイプ)」で区切って指定します。
マウントポイント|ボリューム|ボリューム種別| |
データファイルバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
マウントポイント |
バックアップ先マウントポイント |
データファイルバックアップ先領域のマウントポイントを指定してください。 |
ボリューム |
バックアップ先ボリューム |
データファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
ボリューム種別 |
バックアップ先ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値で指定してください。
|
「データファイルバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
データファイルバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_TYPE(データファイルバックアップ方法)」が「2: OPC」「3: EC」および「4: 差分OPC」で、「DBF_TYPE(データファイルボリューム種別)」が「1: ファイルシステム」の場合のデータファイルバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
各情報は「 | (パイプ)」で区切って指定します。
マウントポイント|ボリューム|バックアップ先(1)| バックアップ先(2)| バックアップ先(3)| |
データファイルバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
マウントポイント |
データファイルのマウントポイント |
ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
データファイルのボリューム |
ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域の物理ディスクのボリュームを指定します。(※1) |
バックアップ先(1) |
バックアップ先ボリューム(1世代め) |
1世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(2) |
バックアップ先ボリューム(2世代め) |
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_GEN(バックアップ管理世代数)」に2以上を指定した場合の、2世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(3) |
バックアップ先ボリューム(3世代め) |
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_GEN(バックアップ管理世代数)」に「3」を指定した場合の、3世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
(※1) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの"Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「データファイルバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
データファイルバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_TYPE(データファイルバックアップ方法)」が「2: OPC」、「3: EC」または「4: 差分OPC」で、「DBF_TYPE(データファイルボリューム種別)」が「2: RAWデバイス」の場合のデータファイルバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
各情報は「 | (パイプ)」で区切って指定します。
表領域|ボリューム|バックアップ先(1)| バックアップ先(2)| バックアップ先(3)| |
データファイルバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
表領域 |
表領域名 |
ターゲットデータベースの表領域名を指定します。 |
ボリューム |
表領域のボリューム |
ターゲットデータベースの表領域に割り当てられたデータファイル(RAWデバイス)に対応するブロック型論理デバイス(/dev/dsk)のボリュームを指定します。(※1) |
バックアップ先(1) |
バックアップ先ボリューム(1世代め) |
1世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(2) |
バックアップ先ボリューム(2世代め) |
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_GEN(バックアップ管理世代数)」に2以上を指定した場合の、2世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(3) |
バックアップ先ボリューム(3世代め) |
「バックアップ基本情報ファイル」の「BK_GEN(バックアップ管理世代数)」に「3」を指定した場合の、3世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
(※1) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの"Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「データファイルバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
制御ファイルのバックアップ情報を指定する環境設定ファイルを「制御ファイルバックアップ定義ファイル」と呼びます。
制御ファイルバックアップ定義ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_bkctl.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
制御ファイルバックアップ定義ファイルには、1行につき1つのマウントポイントの情報を指定します。
各情報を「 | (パイプ)」で区切って、以下の形式で指定します。
マウントポイント|ボリューム|ボリューム種別| |
制御ファイルバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
マウントポイント |
バックアップ先マウントポイント |
制御ファイルのバックアップ先領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
バックアップ先ボリューム |
制御ファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
ボリューム種別 |
バックアップ先ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値で指定してください。
|
「制御ファイルバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
アーカイブログファイルの出力先情報を指定する環境設定ファイルを「アーカイブログ情報ファイル」と呼びます。
アーカイブログ情報ファイルは、シングルサーバ運用時およびHAクラスタ運用時は不要です。「基本情報ファイル」の「DB_TYPE(データベース運用形態)」に「3: RAC」を指定した場合に作成してください。
アーカイブログ情報ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_arch.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
アーカイブログ情報ファイルには、1行につき1ノードの情報を指定します。
各情報を「 | (パイプ)」で区切って、以下の形式で指定します。
ノード|マウントポイント|ボリューム|ボリューム種別| |
アーカイブログ情報ファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
ノード |
ホスト名 |
「ノードリストファイル」のホスト名と同じ値を指定してください。 |
マウントポイント |
アーカイブログファイル格納先のマウントポイント |
初期化パラメータ“log_archive_dest"または“log_archive_dest_1"で指定されたディレクトリのマウントポイントを指定してください。 |
ボリューム |
アーカイブログファイル格納先のボリューム |
アーカイブログファイル格納先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
ボリューム種別 |
アーカイブログファイル格納先のボリューム種別 |
アーカイブログファイル格納先のボリューム種別を指定します。
|
「アーカイブログ情報ファイル」作成時のポイント
アーカイブログファイルのバックアップ情報を指定する環境設定ファイルを「アーカイブログバックアップ定義ファイル」と呼びます。
アーカイブログバックアップ定義ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_bkarch.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
アーカイブログバックアップ定義ファイルには、1行につき1ノードの情報を指定します。
各情報を「 | (パイプ)」で区切って、以下の形式で指定します。
ノード|マウントポイント|ボリューム|ボリューム種別| |
アーカイブログバックアップ定義ファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
ノード |
ホスト名 |
設定できる値は、「基本情報ファイル」の「DB_TYPE(データベース運用形態)」により、異なります。
|
マウントポイント |
バックアップ先マウントポイント |
アーカイブログファイルのバックアップ先領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
バックアップ先ボリューム |
アーカイブログファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
ボリューム種別 |
バックアップ先ボリューム種別 |
バックアップ先ファイルシステムのボリューム種別を以下の値で指定してください。
|
「アーカイブログバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を指定する環境設定ファイルを「リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル」と呼びます。
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルは以下のファイルパス名で作成してください。
/opt/FJSVrmfo/conf/dbname/rmfo_catalog.ini |
dbname : ターゲットデータベース名
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルには、1行につき1つのパラメタを指定します。
各行は、パラメタ名とパラメタ値を「 = (等号)」で区切って、以下の形式で指定します。
パラメタ名=パラメタ値 |
リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルに設定するパラメタを以下に示します。
パラメタ名 |
説明 |
設定値 |
R_DB_NAME |
リカバリ・カタログ・データベース名 |
リカバリ・カタログ・データベース名を指定してください。(※1) |
LSNR_NAME |
リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名 |
リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名を指定してください。(※2) |
PORT |
ポート番号 |
リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号を指定してください。(※3) |
R_TAR_MP |
マウントポイント |
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域のマウントポイントを指定してください。(※4) |
R_TAR_DEV |
リカバリ・カタログ・データベース作成先ボリューム |
リカバリ・カタログ・データベースを作成する、未使用領域の物理ディスクのボリュームを指定してください。(※5) |
R_BK_TYPE |
バックアップ方法 |
リカバリ・カタログ・データベースのバックアップ方法を以下の値で指定します。
SE版の場合は、「1: 標準」を指定してください。 |
R_BK_MP |
バックアップ先領域のマウントポイント |
必ず、"NONE"を指定してください。 |
R_BK_DEV |
バックアップ先ボリューム |
バックアップ先として使用する、未使用領域の物理ディスクのボリュームを指定してください。(※5) |
(※1) リカバリ・カタログ・データベースは Recovery Manager for Oracleが環境設定時に作成します。未使用のデータベース名を指定してください。
(※2) リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーの設定は、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に行います。未使用のリスナー名を指定してください。
(※3) リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー用のポート番号は、Recovery Manager for Oracleが環境設定時に割り当てます。未使用のポート番号を指定してください。
(※4) リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域は Recovery Manager for Oracleが環境設定時にマウントします。未使用のマウントポイント名を指定してください。「R_BK_TYPE(バックアップ方法)」に「2: OPC」を指定した場合、“/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名を設定してください。
(※5)「R_BK_TYPE(バックアップ方法)」に「2: OPC」を指定した場合、“/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名を設定してください。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル」作成時のポイント
「データファイルのバックアップ先」に設定する情報を格納するファイルを「データファイルバックアップCSVファイル」と呼びます。
環境設定コマンドを使って運用環境設定を行う場合は、データファイルバックアップCSVファイルは不要です。
設定する情報は、「バックアップ基本情報」の「データファイルバックアップ方法」および「データファイルボリューム種別」により異なります。
データファイルバックアップCSVファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
「バックアップ基本情報」の「データファイルバックアップ方法」が「標準(RMAN)」の場合のデータファイルバックアップCSVファイルの形式は、以下のとおりです。
各情報は「, (カンマ)」で区切って指定します。
マウントポイント,ボリューム |
データファイルバックアップCSVファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
マウントポイント |
バックアップ先マウントポイント |
データファイルバックアップ先領域のマウントポイントを指定してください。 |
ボリューム |
バックアップ先ボリューム |
データファイルバックアップ先の物理ディスクのボリュームを指定してください。 |
「データファイルバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
データファイルバックアップCSVファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
「バックアップ基本情報」の「データファイルバックアップ方法」が「OPC」、「差分OPC」および「EC」で、「データファイルボリューム種別」が「ファイルシステム」の場合のデータファイルバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
各情報は「, (カンマ)」で区切って指定します。
マウントポイント,ボリューム,バックアップ先(1),バックアップ先(2),バックアップ先(3) |
データファイルバックアップCSVファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
マウントポイント |
データファイルのマウントポイント |
ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域のマウントポイントを指定します。 |
ボリューム |
データファイルのボリューム |
ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域の物理ディスクのボリュームを指定します。(※1) |
バックアップ先(1) |
バックアップ先ボリューム(1世代め) |
1世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(2) |
バックアップ先ボリューム(2世代め) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に2以上を指定した場合の、2世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(3) |
バックアップ先ボリューム(3世代め) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合の、3世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
(※1) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの"Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「データファイルバックアップCSVファイル」作成時のポイント
マウントポイント,ボリューム,バックアップ先(1) |
データファイルバックアップCSVファイルには、1行につき1つのバックアップ先領域の情報を指定します。
「バックアップ基本情報」の「データファイルバックアップ方法」が「OPC」、「 差分OPC」または「EC」で、「データファイルボリューム種別」が「RAWデバイス」の場合のデータファイルバックアップCSVファイルの形式は、以下のとおりです。
各情報は「 , (カンマ)」で区切って指定します。
表領域,ボリューム,バックアップ先(1),バックアップ先(2),バックアップ先(3) |
データファイルバックアップCSVファイルに設定する情報を以下に示します。
項目 |
説明 |
設定値 |
表領域 |
表領域名 |
ターゲットデータベースの表領域名を指定します。 |
ボリューム |
表領域のボリューム |
ターゲットデータベースの表領域に割り当てられたデータファイル(RAWデバイス)に対応するブロック型論理デバイス(/dev/dsk)のボリュームを指定します。(※1) |
バックアップ先(1) |
バックアップ先ボリューム(1世代め) |
1世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(2) |
バックアップ先ボリューム(2世代め) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に2以上を指定した場合の、2世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
バックアップ先(3) |
バックアップ先ボリューム(3世代め) |
「バックアップ基本情報」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合の、3世代めのOPC/ECバックアップ先ボリュームを指定します。(※2) |
(※1) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -t"コマンドの“Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
(※2) “/opt/FJSVswsts/bin/swstdevdisp -b"コマンドの"Device"列で表示されるボリューム名と一致している必要があります。
swstdevdisp コマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
「データファイルバックアップ定義ファイル」作成時のポイント
表領域,ボリューム,バックアップ先(1) |
目次
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