ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 13.1.0 説明書 - Solaris(TM) Operating System - |
目次
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本章では、Recovery Manager for Oracleのインストール、環境設定およびアンインストールについて説明します。
Recovery Manager for Oracleをインストールする際の前提条件について説明します。
Recovery Manager for Oracleを使用する際のハードウェア条件について説明します。
Recovery Manager for Oracleを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。
以下のオペレーションシステムが搭載可能な UltraSPARC以上のSolaris OSマシンが必要です。
300MB以上のメモリが必要です。
ただし、Recovery Manager for OracleはOracle Database上で動作しているため、Oracle Databaseの動作要件を満たしている必要があります。
Oracle Databaseの動作要件については、「Oracle Database インストレーション・ガイド」を参照してください。
RockRidge拡張形式に対応したISO9660形式のCD-ROMを読み取るためのCD-ROMデバイスが必要です。
アドバンスト・コピー機能を使用して高速バックアップ/リカバリーを行う場合、以下のハードウェアが必要です。
アドバンスト・コピー機能が使用可能なETERNUSシリーズのディスクアレイ装置が必要です。
Recovery Manager for Oracleを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。
以下のSolaris OSのうち、いずれかが必要です。
オペレーティングシステムのサポート
以下のOracle Database製品のうち、いずれかが必要です。
Java Runtime Environment 1.4.2 が必要です。
GUIを使用する場合、X Window Systemが動作する環境が必要です。
アドバンスト・コピー機能を使用して高速バックアップ/リカバリーを行う場合、以下のソフトウェアが必要です。
OPCバックアップまたはECバックアップを行う場合、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 13.0以降が必要です。
Recovery Manager for Oracleをインストールする前に、AdvancedCopy Managerをインストールし、AdvancedCopy Managerの動作確認を実施してください。
データベースのクラスタ運用を行う場合、以下のソフトウェアが必要です。
以下のクラスタソフトのうち、いずれかが必要です。
データベースをOracle Real Application Clusters(以降、“RAC”と略します)運用する場合は、さらに以下のいずれかが必要です。
Recovery Manager for Oracle をインストールする際に必要なディスク容量の見積り方法を説明します。
Recovery Manager for Oracleを新規にインストールするためには、各ファイルシステムに以下に示すディスク容量が必要です。必要に応じて、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
ファイルシステム |
ディレクトリ |
ディスク所要量 |
rootファイルシステム |
/ |
0Mバイト |
optファイルシステム |
/$DIR1 |
50Mバイト+ (1Mバイト × n) |
$DIR1 : Recovery Manager for Oracleのインストール時に指定するディレクトリ
n : バックアップ/リカバリー運用を管理するデータベースインスタンス数
Recovery Manager for Oracleの実行ログの出力領域として、以下に示すディスク容量が必要です。必要に応じて、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
ディレクトリ |
ディスク所要量 |
/$DIR2 |
10Mバイト+ (30Mバイト ×n) |
$DIR2 : Recovery Manager for Oracleのインストール時に指定する実行ログ出力先ディレクトリ
n : バックアップ/リカバリー運用を管理するデータベースインスタンス数
Recovery Manager for Oracleを標準的な運用で動作させるときは、以下に示すスワップ容量が必要です。システム提供のスワップ領域を超える場合は、スワップ領域を拡張してください。
運用内容 |
スワップ容量 |
バックアップ/リカバリー実行 |
300MB |
Recovery Manager for Oracleは、以下のセマフォ資源を占有します。
すでに設定されている値もしくはシステムのデフォルト値に、以下の値を加算して設定してください。
カーネルパラメタ |
値 |
SEMMNS |
60 ×n |
n : バックアップ/リカバリー運用を管理するデータベースインスタンス数
インストール手順について説明します。
Recovery Manager for Oracleのインストールは、以下の手順で行います。
Recovery Manager for Oracleがインストールされていないことを確認します。
以下のコマンドを実行してください。
% pkginfo -l FJSVrmfo <Enter> |
パッケージ情報が出力された場合は、すでに Recovery Manager for Oracleがインストールされています。アンインストールしてからインストールしてください。
パッケージのアンインストールについては、「アンインストール」を参照してください。
Recovery Manager for Oracleをインストールするマシンに、rootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでマシンにログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することも可能です。
CD-ROM をCD−ROM装置にセットします。
CD-ROMが自動でマウントされない場合は、手動でマウントする必要があります。
Recovery Manager for Oracleをインストールします。
以下のコマンドを実行してください。
# pkgadd -d /cdrom/cdromn/pkg FJSVrmfo <Enter> |
n : ドライブ番号
インストール先ディレクトリの確認要求が表示されたら、確認を行います。
デフォルトのディレクトリにインストールする場合には「y」を、変更する場合には「n」を入力してください。
「n」を入力した場合は、インストール先のディレクトリパスを要求されます。希望するディレクトリパスを入力してください。
</cdrom/fjsvrmfo/pkg> 中のパッケージインスタンス <FJSVrmfo> を処理中です。 |
Recovery Manager for Oracleの実行ログ出力先の確認要求が表示されたら、確認を行います。
デフォルトのままでよい場合は、「y」を、変更する場合には「n」を入力してください。
「n」を入力した場合は、実行ログ出力先のディレクトリパスを要求されます。希望するディレクトリパスを入力してください。
The work area is necessary for this package. |
Recovery Manager for Oracleの実行ログは、インストール時に指定した実行ログ出力先のlogディレクトリに出力されます。実行ログ出力先に“/opt/FJSVrmfo”以外を指定した場合、指定した実行ログ出力先にlogディレクトリが作成され、“/opt/FJSVrmfo/log”にリンクされます。
インストール前処理が実行された後、スーパーユーザー(root)の権限でインストールを実行するかを確認するメッセージが表示されます。
インストールを続行する場合、「y」を、インストールを続行しない場合、「n」を入力してください。
このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの |
インストール処理が実行されます。
ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle EE を <FJSVrmfo> としてインストール中です。 |
インストール処理が終了した後、CD-ROMを取り出します。
CD-ROMを手動でマウントした場合は、アンマウントしてください。
環境設定手順について説明します。
Recovery Manager for Oracleは rootユーザーで動作します。 rootユーザーに Recovery Manager for Oracleが動作するための環境変数を設定してください。
Recovery Manager for Oracleは、Java Runtime Environment 1.4.2を使用して動作します。
環境変数PATHに、Java Runtime Environment 1.4.2のパスを設定してください。
以下のコマンドを使って、Java Runtime Environment(以降、“JRE”と略します)のバージョンを確認することができます。
# java -version <Enter> |
Recovery Manager for Oracleは、以下のLANGで動作します。
上記以外のLANGを設定してある場合は、LANGの設定を変更してください。
クラスタ運用環境でアドバンスト・コピー機能を使用する場合、AdvancedCopy Managerのクラスタ運用環境の構築が完了している必要があります。
AdvancedCopy Managerのクラスタ運用環境の構築時に設定する環境変数 SWSTGNODE が設定されていることを確認してください。
AdvancedCopy Managerのクラスタ運用環境の構築については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド」を参照してください。
アンインストール手順について説明します。
アンインストール時の注意事項
Recovery Manager for Oracleのアンインストールは、以下の手順で行います。
Recovery Manager for Oracleをアンインストールするマシンに、rootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでマシンにログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することも可能です。
不要になったリカバリ・カタログ・データベースを削除します。
削除方法は、「運用環境設定」を参照してください。
Recovery Manager for Oracleをアンインストールします。
以下のコマンドを実行してください。
# pkgrm FJSVrmfo<Enter> |
以下のように確認メッセージが表示されます。
アンインストールを続行する場合、「y」を、アンインストールを続行しない場合、「n」を入力してください。
次のパッケージは現在インストールされています: |
以下のメッセージが表示されます。
<FJSVrmfo> の削除に成功しました。 |
パッケージのアンインストールを行った後、“/opt/FJSVrmfo”ディレクトリが削除されていることを確認してください。
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