ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 13.1.0 説明書 - Solaris(TM) Operating System - |
目次
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Recovery Manager for Oracleを使用する際のディスク資源配置について説明します。
Recovery Manager for Oracleでは、RAWデバイスとファイルシステムをサポートしています。
サポートしているファイルシステムは、以下のとおりです。
GFSローカルファイルシステムおよびGFS共用ファイルシステムについては、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。
シングルサーバ運用時のディスク資源配置について説明します。
(*1) バックアップ出力先は通常ボリュームに作成することを推奨します。GDSボリューム上に作成した場合、バックアップ途中でフェールオーバーが発生すると、データを保証できません。
ターゲットデータベースのデータファイルを格納する領域です。
データファイル(表領域)は、以下の制限に従って作成してください。
ターゲットデータベースのオンラインREDOログファイルを格納する領域です。
バックアップ対象ではありません。
ターゲットデータベースの制御ファイルを格納する領域です。
ターゲットデータベースのアーカイブログファイルの出力先です。
初期化パラメータ "log_archive_dest_n" または "log_archive_duplex_dest" でアーカイブログを多重化している場合、"log_archive_dest_1" または "log_archive_dest" のみをバックアップします。
「バックアップ管理世代数 + 1」世代分以上のアーカイブログを保存可能なだけの領域を用意してください。
アーカイブログの多重化については、「Oracle Database 管理者ガイド」を参照してください。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域です。
2GByte以上のファイルシステム領域を用意してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動に自動マウントされないようにしてください。
データファイル(表領域)のバックアップ領域です。
RMANバックアップセットを出力します。
「バックアップ管理世代数 + 1」世代分のファイルシステム領域を用意し、この領域を割り当てるマウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
バックアップ出力先は複数指定できますが、各出力先に出力されるデータサイズは均等ではありません。
データファイル(表領域)と同一形式、同一サイズの領域を、バックアップ管理世代数分用意してください。
ファイルシステム領域を用意した場合は、「バックアップ管理世代数 + 1」世代数分のマウントポイント"/rmfo_bkn (n はバックアップ管理世代番号、1〜3) "を作成してください。これらのマウントポイントは、バックアップ/リカバリー運用時に Recovery Manager for Oracleが使用します。
RAWデバイス上にバックアップ出力先を用意した場合は、Oracleインストールユーザーに読込み権限を付与してください。
制御ファイルのRMANバックアップセットを格納する領域です。
500MByte以上のファイルシステム領域を用意し、マウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
アーカイブログファイルのRMANバックアップセットを格納する領域です。
アーカイブログファイルのサイズ以上のファイルシステム領域を用意し、マウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
アーカイブログファイルのバックアップ出力先について
リカバリ・カタログ・データベースのバックアップを格納する領域です。
バックアップ世代は1世代です。
リカバリ・カタログ・データベースと同一サイズの領域を用意してください。
マウントポイントおよびファイルシステムの作成は必要ありません。領域のみを用意してください。
クラスタ運用(HAクラスタ)時のディスク資源配置について説明します。
(*1) バックアップ出力先は通常ボリュームに作成することを推奨します。GDSボリューム上に作成した場合、バックアップ途中でフェールオーバーが発生すると、データを保証できません。
(*2) すべてのデータベース資源を共有ディスク上に配置してください。
ターゲットデータベースのデータファイルを格納する領域です。
データファイル(表領域)は、以下の制限に従って作成してください。
ターゲットデータベースのオンラインREDOログファイルを格納する領域です。
バックアップ対象ではありません。
ターゲットデータベースの制御ファイルを格納する領域です。
ターゲットデータベースのアーカイブログファイルの出力先です。
初期化パラメータ "log_archive_dest_n" または "log_archive_duplex_dest" でアーカイブログを多重化している場合、"log_archive_dest_1" または "log_archive_dest" のみをバックアップします。
「バックアップ管理世代数 + 1」世代分以上のアーカイブログを保存可能なだけの領域を用意してください。
アーカイブログの多重化については、「Oracle Database 管理者ガイド」を参照してください。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域です。
2GByte以上のファイルシステム領域を用意してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動に自動マウントされないようにしてください。
データファイル(表領域)のバックアップ領域です。
RMANバックアップセットを出力します。
「バックアップ管理世代数 + 1」世代分のファイルシステム領域を用意し、この領域を割り当てるマウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
バックアップ出力先は複数指定できますが、各出力先に出力されるデータサイズは均等ではありません。
データファイル(表領域)と同一形式、同一サイズの領域を、「バックアップ管理世代数 + 1」世代分用意してください。
ファイルシステム領域を用意した場合は、バックアップ管理世代数分のマウントポイント"/rmfo_bkn (n はバックアップ管理世代番号、1〜3)"を作成してください。これらのマウントポイントは、バックアップ/リカバリー運用時に Recovery Manager for Oracleが使用します。
RAWデバイス上にバックアップ出力先を用意した場合は、Oracleインストールユーザーに読込み権限を付与してください。
制御ファイルのRMANバックアップセットを格納する領域です。
500MByte以上のファイルシステム領域を用意し、マウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
アーカイブログファイルのRMANバックアップセットを格納する領域です。
アーカイブログファイルのサイズ以上のファイルシステム領域を用意し、マウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
アーカイブログファイルのバックアップ出力先について
リカバリ・カタログ・データベースのバックアップを格納する領域です。
バックアップ世代は1世代です。
リカバリ・カタログ・データベースと同一サイズの領域を用意してください。
マウントポイントおよびファイルシステムの作成は必要ありません。領域のみを用意してください。
クラスタ運用(RAC)時のディスク資源配置について説明します。
(*1) バックアップ出力先は通常ボリュームに作成することを推奨します。GDSボリューム上に作成した場合、バックアップ途中でフェールオーバーが発生すると、データを保証できません。
(*2) すべてのデータベース資源を共有ディスク上に配置してください。
(*3) データベース資源をrawデバイス上に配置する場合、GDSボリューム上に作成してください。
ターゲットデータベースのデータファイルを格納する領域です。
ターゲットデータベースのオンラインREDOログファイルを格納する領域です。
RACを構成するノードごとに必要です。
各ノードのオンラインREDOログ・グループ数およびメンバー数は同一数にしてください。
バックアップ対象ではありません。
ターゲットデータベースの制御ファイルを格納する領域です。
ターゲットデータベースのアーカイブログファイルの出力先です。
RACを構成するノードごとに必要です。
また、RACを構成するすべてのノードから共用マウントができる必要があります。
通常は、自ノード用の領域のみがマウントされるように設定し、他ノード用の領域は自動マウントされないようにしてください。
Oracle9iの場合
ターゲットデータベースがOracle9iの場合、各ノードで異なるマウントポイント名を設定してください。同名のマウントポイント名を設定した場合、リカバリー処理が正常に動作しないことがあります。
初期化パラメータ "log_archive_dest_n" または "log_archive_duplex_dest" でアーカイブログを多重化している場合、"log_archive_dest_1" または "log_archive_dest" のみをバックアップします。
「バックアップ管理世代数 + 1」世代分以上のアーカイブログを保存可能なだけの領域を用意してください。
アーカイブログの多重化については、「Oracle Database 管理者ガイド」を参照してください。
リカバリ・カタログ・データベースを作成する領域です。
2GByte以上のファイルシステム領域を用意してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動に自動マウントされないようにしてください。
データファイル(表領域)のバックアップ領域です。
RMANバックアップセットを出力します。
「バックアップ管理世代数 + 1」世代分のファイルシステム領域を用意し、この領域を割り当てるマウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
バックアップ出力先は複数指定できますが、各出力先に出力されるデータサイズは均等ではありません。
データファイル(表領域)と同一形式、同一サイズの領域を、「バックアップ管理世代数 + 1」世代分用意してください。
この領域は、ターゲットデータベースサーバより参照可能である必要があります。
RAWデバイス上にバックアップ出力先を用意した場合は、Oracleインストールユーザーに読込み権限を付与してください。
制御ファイルのRMANバックアップセットを格納する領域です。
500MByte以上のファイルシステム領域を用意し、マウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
アーカイブログファイルのRMANバックアップセットを格納する領域です。
RACを構成するノードごとに必要です。
アーカイブログファイルのサイズ以上のファイルシステム領域を用意し、マウントポイントを作成してください。
この領域は、バックアップ/リカバリー実行時に Recovery Manager for Oracleでマウント/アンマウントを行います。通常はアンマウント状態にし、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
アーカイブログファイルのバックアップ出力先について
リカバリ・カタログ・データベースのバックアップを格納する領域です。
バックアップ世代は1世代です。
リカバリ・カタログ・データベースと同一サイズの領域を用意してください。
マウントポイントおよびファイルシステムの作成は必要ありません。領域のみを用意してください。
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