Interstage Application Server 運用ガイド
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4.2 性能監視ツールの操作手順
性能監視ツールによりInterstage上の業務アプリケーションの性能を監視および分析するためには、SNMPサービスへの登録操作、性能監視ツール起動操作、監視操作、性能監視ツール停止操作、およびSNMPサービスからの削除操作を行います。以下に、各フェーズごとの操作の流れを示します。
【Windows(R)版の流れ】
1) SNMPサービスへの登録操作
Interstageのインストール時に行う操作です。
SNMPサービスに対して、性能監視ツールを登録します。

2) 性能監視ツール起動操作
性能監視ツールを起動する操作です。
性能監視ツールは以下のいずれかの方法で起動します。
- 性能監視ツールの自動運用
Interstage起動時に性能監視ツールを自動的に起動します。Interstage起動前に性能監視ツール自動起動定義の登録が必要になります。定義の詳細は“性能監視自動起動定義ファイル”を参照してください。
- 性能監視ツールの手動運用
ispmakeenvコマンドを実行して、性能監視ツールを起動します。
【性能監視ツール自動運用の流れ】

【性能監視ツール手動運用の流れ】


性能監視自動起動定義ファイルに“Auto_start=YES”および性能監視対象アプリケーションを記述して自動起動の登録を行った場合は、Interstage起動時に性能監視ツールが自動的に起動し、性能監視対象アプリケーションの性能監視を開始します。性能監視自動起動定義ファイルに“Auto_start=NO”を記述して自動起動の登録を行った場合は、Interstage起動時に性能監視ツールが自動的に起動しますが、性能監視は開始されません。
3) 監視操作
性能情報の測定、監視、分析を行う操作です。


- 業務アプリケーションを停止しなくても、ispstopコマンドを実行して性能監視を停止することは可能です。ただし、ispstopコマンド実行後は、性能情報は測定されません。性能情報の測定を再開する場合は、ispstartコマンドを実行してください。
- ispmakeenvコマンド実行後に、性能を測定する業務アプリケーション(ワークユニット)を起動してください。ispmakeenvコマンド実行前に起動された業務アプリケーションに対しては、性能は測定されません。
- Systemwalker CentricMGRなどのネットワーク管理マネージャを使って性能情報をリアルタイム表示している場合、性能情報を表示したまま、性能監視の停止/開始を行わないでください。性能監視開始前に性能情報を表示している画面を閉じ、性能監視開始後にリアルタイム監視操作を行って、性能情報を表示してください。
- 性能監視ツール自動運用で性能監視を開始している場合は、ispstartコマンドを実行する必要はありません。
- 性能監視ツール自動運用で性能監視を開始したのち、監視対象アプリケーションを変更する場合は、ispstopコマンド実行後、ispstartコマンドを実行してください。
4) 性能監視ツール停止操作
性能監視ツールを停止する操作です。
性能監視ツールは以下の方法で停止します。
- 性能監視ツールの自動運用
性能監視ツールを自動運用している場合は、Interstage停止時に性能監視ツールは自動的に停止します。
- 性能監視ツールの手動運用
性能監視ツールを手動運用している場合は、ispdeleteenvコマンドを実行して、性能監視ツールを停止します。
【性能監視ツール自動運用の場合】


性能監視ツール自動起動定義の登録内容を変更する場合は、Interstage停止後、定義内容を変更した自動起動定義ファイルを使用して、ispsetautostartコマンドを実行してください。この場合、ispsetautostartコマンド実行前にispunsetautostartコマンドを実行する必要はありません。
【性能監視ツール手動運用の場合】


性能監視環境を再度作成する場合は、性能監視環境の再作成前に、Interstageを再起動してください。
5) SNMPサービスからの削除操作
Interstageのアンインストール時に行う操作です。
SNMPサービスに登録済みの性能監視ツールを削除します。

【Solaris OE版の流れ】
1) SNMPサービスへの登録操作
Interstageのインストール時に行う操作です。
SNMPサービスに対して、性能監視ツールを登録します。

2) 性能監視ツール起動操作
性能監視ツールを起動する操作です。

3) 監視操作
性能情報の測定、監視、分析を行う操作です。


- 業務アプリケーションを停止しなくても、ispstopコマンドを実行して性能監視を停止することは可能です。ただし、ispstopコマンド実行後は、性能情報は測定されません。性能情報の測定を再開する場合は、ispstartコマンドを実行してください。
- ispmakeenvコマンド実行後に、性能を測定する業務アプリケーション(ワークユニット)を起動してください。ispmakeenvコマンド実行前に起動された業務アプリケーションに対しては、性能は測定されません。
- Systemwalker CentricMGRなどのネットワーク管理マネージャを使って性能情報をリアルタイム表示している場合、性能情報を表示したまま、性能監視の停止/開始を行わないでください。性能監視開始前に性能情報を表示している画面を閉じ、性能監視開始後にリアルタイム監視操作を行って、性能情報を表示してください。
4) 性能監視ツール停止操作
性能監視ツールを停止する操作です。


性能監視環境を再度作成する場合は、性能監視環境の再作成前に、Interstageを再起動してください。
【Linux版の流れ】
1) 性能監視ツール起動操作
性能監視ツールを起動する操作です。

2) 監視操作
性能情報の測定、監視、分析を行う操作です。


- 業務アプリケーションを停止しなくても、ispstopコマンドを実行して性能監視を停止することは可能です。ただし、ispstopコマンド実行後は、性能情報は測定されません。性能情報の測定を再開する場合は、ispstartコマンドを実行してください。
3) 性能監視ツール停止操作
性能監視ツールを停止する操作です。


性能監視環境を再度作成する場合は、性能監視環境の再作成前に、Interstageを再起動してください。
4.2.1 SNMPサービスへの登録操作
4.2.2 性能監視ツール起動操作
4.2.3 監視操作
4.2.4 性能監視ツール停止操作
4.2.5 SNMPサービスからの削除操作
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