Interstage Application Server 運用ガイド
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第4章 性能監視

 性能監視ツールは、業務サーバ上で動作する以下のアプリケーションやコンテナの性能情報を採取します。


 IJServerタイプのIJServer(Web + EJB[1VM])およびIJServer(Webのみ)の性能情報は採取できません。IJServer(Web + EJB[別VM])の場合、EJBアプリケーションが動作するJava VMの情報のみ採取できます(下表参照)

IJServerタイプ

性能情報

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用

×採取できません

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用

△EJBのみ採取できます

Webアプリケーションのみ運用

×採取できません

EJBアプリケーションのみ運用

○採取できます

 Webアプリケーションについて性能情報を採取する場合には、Systemwalker Service Quality Coordinatorなどをご使用下さい。

 性能監視ツールは、以下の機能をサポートしています。

 本節では、業務サーバ上でのコマンド操作およびネットワーク管理マネージャとしてSystemwalker CentricMGRを使用した場合の性能情報の表示操作について説明しています。

※1 ネットワーク管理マネージャ
 監視サーバ上で性能情報の表示および監視を行うソフトウェアです。

※2 MIB
 Management Information Baseの略です。システム情報、TCP/IP情報を管理するために、定義された管理情報領域のことです。

 性能監視ツールは、性能情報を採取する性能監視ロガーと各種コマンドにより構成されます。
 性能監視ツールが提供するコマンドは、以下のような構成になります。

 ispmakeenvコマンド:性能監視環境の作成と性能監視ロガーの起動
 ispdeleteenvコマンド:性能監視環境の削除と性能監視ロガーの停止
 ispstartコマンド:性能監視の開始
 ispstopコマンド:性能監視の停止
 ispstatusコマンド:性能監視状態表示
 ispreportコマンド:性能ログファイルのレポートを出力


 ispsetagtコマンドispunsetagtコマンド:性能監視ツールのSNMPサービスへの登録と削除

 ispsetautostartコマンドispunsetautostartコマンド:性能監視ツール自動起動定義の登録と削除
 ispinfautodefコマンド:性能監視ツール自動起動定義の表示

 性能監視ロガー:性能情報を採取し、ネットワーク管理マネージャへの性能情報通知または性能ログファイルの作成を行います。


下へ4.1 性能監視ツールの機能
下へ4.2 性能監視ツールの操作手順
下へ4.3 性能情報の分析と対処
下へ4.4 性能ログファイルの運用

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