Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次
索引

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6.1.1.2.2 定義/注意事項
■運用管理サーバがクラスタ運用の場合
運用管理サーバがクラスタ運用の場合の定義/注意事項を以下に示します。
◆インストール時
パッケージインストール後に、クラスタセットアップ手順を実施してください。
◆定義の方法
資源配付は共有ディスク上に管理情報を持つため、両ノードで同じDRMS管理ファイルおよび定義ファイルを持ちます。
◆注意事項
- 運用管理サーバに接続する運用管理クライアント、および部門管理サーバの通知スケジュールの通知宛先は、代表インタフェースのIPアドレスを指定してください。
- 運用管理サーバ自身に資源を適用することはできません。
- DRMS管理ファイルは、自動的に共用ディスク上に置かれますが、ユーザが別の場所にDRMS管理ファイルを設定する場合は、必ず共用ディスク上のパスを設定してください。
- パッケージ資源のレコーディングはできません。運用管理クライアントから実施してください。
- 運用管理サーバ自身のインベントリ情報の収集はできません。
■中継サーバ、部門管理サーバがクラスタ運用の場合
Systemwalker Software Deliveryでは、上記のとおり以下の2種類のクラスタ運用ができます。
- クラスタサービス以外で運用
- 共有ディスクとそれぞれのローカルディスクに、配付できます。
- クライアントなどの下位への配付は、プライマリノードが稼動している必要があります。
- クラスタサービスとして運用
- 共有ディスクにだけ配付し、それぞれのローカルディスクには、配付しません。
- クラスタシステムで、下位への配付機能も切り替わるため、クライアントなどの下位への配付は、ノードの切替りを意識する必要はありません。
- 自サーバのインベントリ情報は、収集・通知できません。
それぞれの特徴を以下の表に示します。
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クラスタサービス以外で運用 |
クラスタサービスとして運用 |
共有ディスクへの配付 |
○(*1) |
○(*2) |
ローカルディスクへの配付 |
○ |
× |
クライアント(下位)への配付 |
○(*3) |
○ |
インベントリ情報の収集 |
○ |
× |
○:対応
×:未対応
*1):共有ディスクにアクセス可能なノード側で適用
*2):共有ディスクへの配付のみ対応
*3):プライマリノードだけで行う。
中継サーバ、部門管理サーバがクラスタ運用の場合の定義/注意事項を以下に示します。
◆中継サーバ、部門管理サーバがクラスタサービス以外の運用の場合
インストール時
クラスタセットアップ手順は実施しないでください。
定義の方法
運用管理サーバにおいて、クラスタ運用を行う中継サーバの各ノードそれぞれについてシステム定義を行います。また、クラスタ配下の部門管理サーバは、運用ノード配下のサーバとしてシステム定義を行います。
注意事項
- 運用管理サーバもクラスタ運用している場合は、通知スケジュールの通知宛先は代表インタフェースのIPアドレスを指定してください。
- 資源配付、インベントリ管理の中継機能は、どちらか一方のノードで固定的に運用してください。
- クラスタ運用を行っている各ノードで、システム停止等の問題が発生した場合、ノードの復旧を待ってからリカバリの作業を行う必要があります。システム停止等の問題が発生しない限りはフェールオーバが発生しても、資源配付としては動作可能です。
- 中継サーバ、部門管理サーバ自身のインベントリ情報の収集はできません。
◆中継サーバ、部門管理サーバがクラスタサービスとして運用の場合
インストール時
パッケージインストール後に、クラスタセットアップ手順を実施してください。
定義の方法
資源配付は共有ディスク上に管理情報を持つため、両ノードで同じDRMS管理ファイルおよび定義ファイルを持ちます。
注意事項
- 運用管理サーバ、中継サーバ、部門管理サーバの通知スケジュールの通知宛先は、代表インタフェースのIPアドレスを指定してください。
- DRMS管理ファイルは、自動的に共用ディスク上に置かれますが、ユーザが別の場所にDRMS管理ファイルを設定する場合は、必ず共用ディスク上のパスを設定してください。
- 中継サーバ、部門管理サーバ自身のインベントリ情報の収集はできません。
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