Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

6.1.1.2 資源配付のクラスタ運用

資源配付は、運用管理サーバ、中継サーバ、部門管理サーバともにフェールオーバによる自動切り替えのクラスタサービス運用をサポートします。一方、中継サーバ、部門管理サーバに業務アプリケーションやデータを適用する場合、ユーザの運用設計により、共有ディスクへの適用だけでなくローカルディスクへの適用も考えられます。そのような場合、資源配付は、中継サーバ、部門管理サーバを各ノードでそれぞれ動作させ(クラスタグループに含めない)、各ノードを別々のシステムとして配付・適用する、クラスタサービス以外の運用が可能です。

また、中継サーバ、部門管理サーバのメンテナンス時間中にノードが使用不可になった場合、ノードの復旧の一貫として、リカバリ処理(資源の再配付・再適用・再中継)が必要です。

資源配付のクラスタ運用の概要を“表:資源配付のクラスタ運用の概要”に示します。

[表:資源配付のクラスタ運用の概要]

サーバ種別	運用方法	フェールオーバによる自動切り換え	クラスタ構成のシステムでの動作
運用管理サーバ	クラスタサービスとして運用	可	片側のノードだけで運用し、異常発生時、フェールオーバし待機側ノードに運用が切り換わります。 IPアドレスは代表（仮想IP）を使用します。 DRMS管理ファイルおよび定義情報は共有ディスクに持ちます。
中継サーバ、 部門管理サーバ	クラスタサービスとして運用	可	片側のノードだけで運用し、異常発生時、フェールオーバし待機側ノードに運用が切り換わります。 IPアドレスは代表（仮想IP）を使用します。 DRMS管理ファイルおよび定義情報は共有ディスクに持ちます。
	クラスタサービス以外の運用	不可	両側のノードで別システムとして動作します。 IPアドレスは物理IPアドレスを使用します。 DRMS管理ファイルおよび定義情報はローカルディスク上に持ち、ユーザが管理情報の整合性を確保します。 資源の適用は、共有ディスクおよびローカルディスクどちらにも可能です。

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6.1.1.2.1 運用方法

6.1.1.2.2 定義/注意事項