Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第6章 各種運用形態の環境構築 | > 6.1 クラスタシステムへの導入 | > 6.1.1 クラスタシステムの概要 |
クラスタシステムを構成するノードでは、それぞれ複数のIPアドレスを管理しています。IPアドレスには、以下の種類があります。
[Windows]
クラスタシステムを代表するIPアドレスで、クラスタシステムに一つだけ存在します。クラスタアドミニストレータの“グループ”の“Cluster Group”の“Cluster IP Address”で確認することができます。
各ノードのLANカードに対して与えられたIPアドレスで、外部との通信に使うものです。クラスタアドミニストレータの“ネットワーク”で確認することができます。
各ノードのLANカードに対して与えられたIPアドレスで、ノード間の通信に使うものです。クラスタアドミニストレータの“ネットワーク”で確認することができます。
アプリケーションのグループに対して与えられたIPアドレスで、グループに登録されたアプリケーションと通信を行うときに使います。アプリケーションがフェールオーバしたときも、引き続きこのIPアドレスを使うため、通信相手がフェールオーバを意識する必要がありません。クラスタアドミニストレータの“グループ”で確認することができます。
これらのIPアドレスの関係は、次の図のとおりです。
[UNIX]
[Windows]
クラスタシステム運用をしていない通常のホストの場合、IPアドレスとホスト名とコンピュータ名はそれぞれ1対1に対応しているので、名前解決をしたときにはノードのコンピュータ名が返却されます。
クラスタシステムの場合は、複数のIPアドレスが同じホスト名を持つことになります。そのため、Systemwalker Software Deliveryによりシステムの運用管理を行う場合、次のようにIPアドレスとホスト名を割り当てます。
IPアドレスとホスト名の割当ては、hostsファイルまたはDNS等のネームサーバで行います。次の例は、hostsファイルを使ってホスト名の割当てを行う場合の例です。
例
運用管理サーバがクラスタシステムの場合
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