Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第3部 J2EE編 | > 第13章 J2EE運用コマンド | > 13.8 isj2eeadmin |
J2EEリソースの、以下のリソース定義の更新を行います。
以下に、resourceコマンドのオプションを説明します。
-a [-f filename]
リソース定義の新規追加を行います。
-o [-f filename]
リソース定義の追加を行います。すでに存在する場合には上書きします。
-d {-n resource-name|-all} [-k {jdbc|javamail|jmsdst|jmsfact}] [-y]
リソース定義の削除を行います。
-e {-n resource-name|-all} [-k {jdbc|javamail|jmsdst|jmsfact|connector}] [-f filename] [-y] [-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}]
リソース定義の抽出を行います。
-l -k {jdbc|javamail|jmsdst|jmsfact|connector}
リソースの一覧を表示します。
-h
Usageを表示します。
リソース定義の新規追加を行います。同名のリソース定義が存在しない場合にだけ、登録されます。filenameにはリソース定義ファイル名を指定します。
ファイル名に空白文字を使用する場合は、ファイル名を二重引用符で囲んでください。ファイル名の指定を省略した場合は、カレントディレクトリのresource.xmlが使用されます。
connectorリソースは、リソースの追加は配備で行うため、-aオプションを指定した場合にはリソース定義ファイル中にconnectorリソースを定義されていても無視されます。
> isj2eeadmin resource -a -f resource.xml |
リソース定義の追加を行います。登録時に同名のリソース定義がすでに存在する場合には、上書きします。リソース定義が存在しない場合は新規に登録します。filenameにはリソース定義ファイル名を指定します。
ファイル名に空白文字を使用する場合は、ファイル名を二重引用符で囲んでください。ファイル名の指定を省略した場合は、カレントディレクトリのresource.xmlが使用されます。
指定したリソースを削除します。
以下のオプションを合わせて指定してください。
オプション名 |
内容 |
-n resource-name |
削除するリソースの名前を指定します。-allオプションとは同時に指定できません。-kオプションと合わせて指定してください。 |
-all |
登録されているすべてのリソース定義を削除します。-kオプションを指定した場合には、指定したリソースだけをすべて削除します。 |
-k {jdbc|javamail|jmsdst|jmsfact} |
定義を削除するリソース種別を指定します。リソース種別は、以下を指定できます。
connectorは指定できません。配備コマンドで配備解除してください。 |
-y |
確認メッセージを出力しないで削除します。省略した場合は、確認メッセージを出力します。 |
JMSコネクションファクトリを-allを指定して削除した場合、以下のエラーが発生しますが、Interstageをインストールした時に、デフォルトで作成されるデフォルト定義は削除できない仕様のため、問題ありません。
JMS:エラー:jms2882: デフォルト定義のため削除できません。 NAME 'QueueCF001'isj2eeadmin: エラー: isj2ee2508:JMSコネクションファクトリの削除に失敗しました NAME=QueueCF001 |
リソース定義の抽出を行います。
以下のオプションと合わせて使用してください。
オプション名 |
オプション名 |
-n resource-name |
定義を抽出するリソースの名前を指定します。-allオプションとは同時に指定できません。 |
-all |
登録されているすべてのリソース定義を抽出します。 |
-k {jdbc|javamail|jmsdst|jmsfact|connector} |
定義を抽出するリソース種別を指定します。リソース種別は、以下を指定できます。
|
-f filename |
出力するリソース定義ファイル名を指定します。省略した場合は、カレントのディレクトリにresource.xmlのファイル名で出力します。 |
-y |
同一名のリソース定義ファイルが存在している場合に、リソース定義ファイルを無条件に上書きします。省略した場合は、ファイルの上書きを確認します。 |
-encode {UTF-8 | SJIS | EUC} |
出力するリソース定義ファイルのコード系を指定します。 省略した場合は、以下のコード系で出力します。 |
リソース定義に登録されているリソース名の一覧を表示します。
以下のオプションと合わせて使用してください。
オプション名 |
内容 |
-k {jdbc|javamail|jmsdst|jmsfact|connector} |
一覧を表示するリソース種別を指定します。リソース種別は以下を指定できます。
|
Usageを表示します。
JDBCデータソースとconnectorリソースでグローバルトランザクションを使用する場合には、本コマンドと合わせてデータベース連携サービス運用コマンドのotssetrscコマンドを使用してリソース定義の登録/削除を行ってください。
otssetrscコマンドの詳細は“otssetrsc”を参照してください。
以下のようにotssetrscコマンドを実行します。
otssetrscコマンド用のリソース定義ファイルがotsresourceファイルの場合
------------------------------------------------------------------ isj2eeadmin resource -a -f resource.xml otssetrsc -a -rf c:\temp\ots\otsresource ------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------ isj2eeadmin resource -a -f resource.xml otssetrsc -a -rf /home/ots/otsresource ------------------------------------------------------------------
resource.xmlにはDatasourceKindタグに“XADataSrouce”を指定したJDBCデータソースを定義します。
Interstage管理コンソールを使用する場合には、各リソースを定義する画面で[グローバルトランザクションを使用する]という定義項目に[使用する]を設定して、リソースを定義することでotssetrscコマンドと同等の定義ができます。
JMS Destinationを定義する場合、本コマンドと合わせてイベントサービス運用コマンドのesmkchnlコマンドを使用してイベントチャネルを定義してください。
esmkchnlコマンドの詳細は“esmkchnl”を参照してください。
以下のようにesmkchnlコマンドを実行します。
グループ名“EventGroup001”、イベントサービスのイベントチャネル“EventChannel001”を作成する場合
------------------------------------------------------------------ esmkchnl -g EventGroup001 -c EventChannel001 -notify isj2eeadmin resource -a -f resource.xml ------------------------------------------------------------------
resource.xmlにJMS Destinationを定義して、esmkchnlコマンドで作成したイベントチャネルのグループ名“EventGroup001”をGroupNameタグに指定し、イベントチャネル“EventChannel001”をChannelNameタグに指定します。
Interstage管理コンソールを使用する場合には、イベントチャネルを定義する画面で合わせて、JMS Destinationの定義ができます。
リソース定義ファイルについては、“リソース定義ファイル”を参照してください。
オプションに-eを指定して定義を抽出する時に、抽出するファイルと同名のファイルがすでに存在する場合には、以下のメッセージが出力されます。
ファイルを上書きする場合には“y”を、処理を中断する場合には“n”を指定してください。“y”と“n”以外が指定された場合には、処理が中断されます(“n”を指定した場合と同様の動作をします)。
確認メッセージを出力せずに上書きしたい場合には、-yオプションを合わせて指定してください。
Override "ファイル名", are you sure (y/n)? |
オプションに-dを指定して定義を削除する場合、以下のメッセージが出力されます。
削除処理を継続する場合は“y”を、削除しない場合には“n”を指定してください。“a”を指定すると、それ以降の確認メッセージは出力せずにすべて削除処理が行われます。
“a”と“y”と“n”以外が指定された場合には、削除されません(“n”を指定した場合と同様の動作をします)。
確認メッセージを出力せずにすべて削除処理を行う場合には、-yオプションを合わせて指定してください。
Delete "削除対象の名前", are you sure (a/y/n)? |
XML形式のファイルを編集する場合は、注意事項を参照して、XML形式の仕様に従って編集してください。
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