ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(TM) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第2章 AdvancedCopy Managerのインストール

本章ではクラスタシステムにAdvancedCopy Managerをインストールする方法について説明します。

2.1 Solaris版, Linux版, HP版, AIX版のインストー 

Solaris版AdvancedCopy Manager、Linux版AdvancedCopy Manager、HP版AdvancedCopy Manager、AIX版AdvancedCopy Managerをクラスタシステムにインストールする方法について説明します。

2.1.1 AdvancedCopy Managerマネージャー機能のインストール方

AdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。本マニュアルの『クラスタ運用の環境構築』と各OSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager導入手引書』を参照し、全ノードとも同じ環境でインストールしてください。

Storage管理サーバの環境設定を行います。各OSに対応したETERNUS SF AdvancedCopy Manager導入手引書『Storage管理サーバの導入とカスタマイズ』を参照してください。全ノードとも同じ環境で設定してください。

インストールとカスタマイズが完了したら、全ノードを再起動します。Storage管理サーバ業務のクラスタ構築を行うには、本マニュアルの『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』に進んでください。

2.1.2 AdvancedCopy Managerエージェント機能のインストール方

AdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。本マニュアルの『クラスタ運用の環境構築』と各OSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager導入手引書』を参照し、全ノードとも同じ環境でインストールしてください。

n:1運用待機運用の場合、既にセカンダリノードがインストール済みの場合があります。この場合、プライマリノードはセカンダリノードと同じ環境でインストールしてください。

Storageサーバの環境設定を行います。各OSに対応したETERNUS SF AdvancedCopy Manager導入手引書『Storageサーバのカスタマイズ』を参照してください。全ノードとも同じ環境で設定してください。

n:1運用待機運用の場合、既にセカンダリノードが環境設定済みの場合があります。この場合、プライマリノードはセカンダリノードと同じ環境設定を行ってください。セカンダリノードがStorage管理サーバ(環境設定済み)でありプライマリノードがStorageサーバの場合、Storageサーバのカスタマイズの内容をStorage管理サーバのカスタマイズの内容に合わせて環境設定してください。

インストールとカスタマイズが完了したら、全ノードを再起動します。n:1運用待機運用で既にセカンダリノードのインストールとカスタマイズ(再起動を含む)が終了している場合は、プライマリノードのみ再起動します。Storageサーバ業務のクラスタ構築を行うには、本マニュアルの『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』に進んでください。

2.1.3 テープマネージャー機能のインストール方 

以下にAdvancedCopy Managerのテープマネージャー機能をインストールする手順を示します。

  1. プライマリノードへAdvancedCopy Managerのマネージャーまたはエージェントのインストールおよびカスタマイズを行います。

    AdvancedCopy Managerのインストール』を参照して実施してください。

  2. プライマリノードへAdvancedCopy Managerのテープマネージャー機能をインストールします。

    ETERNUS SF AdvancedCopy Manager テープバックアップ導入手引書の『AdvancedCopy Managerのテープマネージャーのインストール』を参照して実施してください。

  3. セカンダリノードへ、プライマリノードと同じ手順でAdvancedCopy Managerのマネージャーまたはエージェントのインストールおよびカスタマイズを行います。

  4. セカンダリノードへ、プライマリノードと同じ手順でAdvancedCopy Managerのテープマネージャー機能をインストールします。

以下にテープサーバの環境設定を行う手順を示します。

  1. プライマリノードで、テープサーバとしてのカスタマイズを行います。

    ETERNUS SF AdvancedCopy Manager テープバックアップ導入手引書の『テープサーバの導入とカスタマイズ』を参照して実施してください。

  2. セカンダリノードで、プライマリノードと同じ手順でテープサーバとしてのカスタマイズを行います。

インストールとカスタマイズ完了後、両ノードを再起動します。

2.2 Windows版のインストー 

Windows版AdvancedCopy Managerをクラスタシステムにインストールする方法について説明します。

2.2.1 AdvancedCopy Managerマネージャー機能のインストール方 

AdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。

2.2.1.1 インストールの流 

インストールの流れを以下に示します。先にインストールする側のノードをプライマリノード、他方をセカンダリノードと呼びます。
カスケード運用の場合、全てのセカンダリノードにてセカンダリノードの手順を実施してください。

2.2.1.2 インストール作業詳 

以下の手順にてWindows版AdvancedCopy Managerのマネージャー機能のインストールを行います。

  1. プライマリノードにログオンします。

    プライマリノードにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorでログオンしてください。また、以下の説明で(セカンダリノードの場合)となっている部分は無視してください。

  2. AdvancedCopy ManagerのCD-ROM(マネージャープログラム DISC1)をCD-ROMドライブに挿入します。この後、以下の初期画面が出力されます。[ストレージ管理サーバ用機能をインストールする]をクリックします。

  3. 次の画面が出力されますので、表示されている内容を確認の上、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. [インストールの選択]画面で、“導入”を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  5. [使用許諾契約]画面で、使用許諾の契約を行います。

    表示されている内容を確認の上、[はい]ボタンをクリックしてください。

  6. インストール先の指定を行います。

    (プライマリノードの場合)

    デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。全てのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。インストール先のディレトクリには、空白を含むディレクトリ名(例えばProgram Filesなど)は指定しないでください。なお、AdvancedCopy Managerは共用ディスク以外のディスクにインストールしてください。

    (セカンダリノードの場合)

    プライマリノードで指定したドライブおよびディレクトリと同一のドライブ・ディレクトリを指定します。

    [参照]ボタンをクリックした場合は以下の画面が表示されます。

  7. [スタートアップアカウントの登録]画面で、サービスのスタートアップアカウントを入力します。

    (プライマリノードの場合)

    Administratorsグループに所属するアカウントとパスワードを入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。アカウント名とパスワードには、以下の条件があります。

    スタートアップアカウントについては、Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書の『スタートアップアカウントの決定』を参照してください。

    なお、システムに登録されていないアカウント名を入力した場合は、新規アカウントとしてシステムに登録します。このとき、登録するアカウントに対して、自動的に無期限パスワードを設定し、ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属させます。また、以下のユーザー権限を自動的に設定します。

    (セカンダリノードの場合)

    アカウント・パスワードについては、プライマリノードで指定した値と同一の値を指定します。

  8. [ポート番号の登録]画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。

    (プライマリノードの場合)

    各サービスに割り当てるポート番号を以下の範囲で入力します。

    最初に表示されている数値は非クラスタ環境での推奨値であり、必ずしも一意ではありません。
    クラスタ運用する場合は、全てのポート番号を上述の範囲に変更してください。

    全てのポート番号の入力が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。なお、指定したポート番号が他ですでに割り当てられている場合は、再度、本画面が出力されます。

    (セカンダリノードの場合)

    すべての項目について、プライマリノードで入力した値と同一の値を指定します。

    なお、AdvancedCopy Managerのサービス名を別名(エイリアス)定義している場合は、以下の画面が出力され、上記画面で指定したポート番号は無視されます。インストール処理は継続されます。

  9. [ファイル コピーの開始]画面で、設定内容を確認します。

    設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてください。

  10. コピー処理が開始されます。

    コピー中は、[セットアップステータス]画面により、進行状態が把握できます。

  11. 環境設定の確認を行います。

    以下の[環境設定]画面が表示されますので、[いいえ]ボタンをクリックします。

  12. インストールを終了します。

    以下のインストール完了画面が表示されますので、コンピュータを直ちに再起動するかどうかを選択し、インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。

    (プライマリノードの場合)

    次に、セカンダリノードのインストールを行います。手順13に進んでください。

    (セカンダリノードの場合)

    以上で両ノードへのインストールは完了です。Storage管理サーバ業務のクラスタ構築を行うには、本マニュアルの『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』に進んでください。

  13. セカンダリノードにログオンします。

    セカンダリノードにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorでログオンしてください。

  14. 手順2に戻ります。

    セカンダリノードについて、手順2からプライマリノードと同様のインストール作業を行います。ただし、以降の説明では(プライマリノードの場合)となっている部分は無視してください。

2.2.2 AdvancedCopy Managerエージェント機能のインストール方 

AdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。

2.2.2.1 インストールの流 

インストールの流れを以下に示します。先にインストールする側のノードをプライマリノード、他方をセカンダリノードと呼びます。
カスケード運用の場合、全てのセカンダリノードにてセカンダリノードの手順を実施してください。

2.2.2.2 インストール作業詳 

以下の手順にてAdvancedCopy Managerエージェント機能のインストールを行います。

  1. プライマリノードにログオンします。

    プライマリノードにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorでログオンしてください。また、以下の説明で(セカンダリノードの場合)となっている部分は無視してください。

  2. AdvancedCopy ManagerのCD-ROM(エージェントプログラム DISC2)をCD-ROMドライブに挿入します。この後、以下の初期画面が出力されます。[ストレージサーバ用機能をインストールする]をクリックします。

  3. 次の画面が出力されますので、表示されている内容を確認の上、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. [インストール選択]画面で、“導入”を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  5. [使用許諾契約]画面で、使用許諾の契約を行います。

    表示されている内容を確認の上、[はい]ボタンをクリックしてください。

  6. インストール先の指定を行います。

    (プライマリノードの場合)

    デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。全てのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。インストール先のディレトクリには、空白を含むディレクトリ名(例えばProgram Filesなど)は指定しないでください。なお、AdvancedCopy Managerは共用ディスク以外のディスクにインストールしてください。

    (セカンダリノードの場合)

    プライマリノードで指定したドライブおよびディレクトリと同一のドライブ・ディレクトリを指定します。

    [参照]ボタンをクリックした場合は以下の画面が表示されます。

  7. [スタートアップアカウントの登録]画面で、サービスのスタートアップアカウントを入力します。

    (プライマリノードの場合)

    Administratorsグループに所属するアカウントとパスワードを入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。アカウント名とパスワードには、以下の条件があります。

    (セカンダリノードの場合)

    アカウント・パスワードについては、プライマリノードで指定した値と同一の値を指定します。

  8. [ポート番号の登録]画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。

    (プライマリノードの場合)

    各サービスに割り当てるポート番号を以下の範囲で入力します。

    最初に表示されている数値は非クラスタ環境での推奨値であり、必ずしも一意ではありません。
    クラスタ運用する場合は、全てのポート番号を上述の範囲に変更してください。

    ポート番号の入力が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。なお、指定したポート番号が他で割り当てられている場合は、再度、本画面が出力されます。

    (セカンダリノードの場合)

    すべての項目について、プライマリノードで入力した値と同一の値を指定します。

    なお、AdvancedCopy Managerのサービス名を別名(エイリアス)定義している場合は、以下の画面が出力され、上記画面で指定したポート番号は無視されます。インストール処理は継続されます。

  9. [ファイル コピーの開始]画面で、設定内容を確認します。

    設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてください。

  10. コピー処理が開始されます。

    コピー中は、[セットアップステータス]画面により、進行状態が把握できます。

  11. インストーラを終了します。

    インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。

    (プライマリノードの場合)

    次に、セカンダリノードのインストールを行います。手順12に進んでください。

    (セカンダリノードの場合)

    以上で両ノードへのインストールは完了です。クラスタ環境を構築するには、本マニュアルの『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』に進んでください。

  12. セカンダリノードにログオンします。

    セカンダリノードにログオンします。ログオンの際は導入する端末のAdministratorでログオンしてください。

  13. 手順2 に戻ります。

    手順2 からプライマリノードと同様のインストール作業を行います。ただし、以降の説明では(プライマリノードの場合)となっている部分は無視してください。


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