ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(TM) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
目次
索引
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本章ではクラスタシステムの概要について説明します。
クラスタシステムとは、2台以上のサーバマシンを1台の仮想サーバマシンとして運用することで、高可用性(High Availability)を実現するシステムです。
1台のサーバマシンでの運用では、サーバマシンや、その上で動作するサーバアプリケーションが停止した場合、再立ち上げが必要となる為、その間、運用が停止してしまいます。
クラスタシステムでは、2台以上のサーバマシンを使用して、一方のサーバマシンやその上で動作しているアプリケーションにトラブルが発生した場合、そのマシン上で動作していたアプリケーションを他方のマシンで再起動することによって、業務をすぐに再開でき、業務の停止時間を短縮できます。このような異常が発生したサーバから正常なサーバへ業務の制御を切り替えることをフェイルオーバーといいます。
なお、クラスタシステムではこのような2台以上のサーバマシンをクラスタ、クラスタを構成するサーバマシンをノードといいます。
クラスタの運用形態は次のいずれかに分類されます。Fujitsu PRIMECLUSTERの名称で説明します。
スタンバイクラス
業務を行う運用系のノードに対して、その業務を引き継ぐための待機を行う待機系のノードが存在するクラスタです。
1:1運用待機
1台の運用系ノードと1台の待機系ノードからなるクラスタです。運用ノードが業務を行い、待機ノードがその待機を行います。
相互待機型
2台以上のノードから構成されるクラスタです。一般的には2ノードが「運用」として使用されます。2台のノードはそれぞれが別の業務を行い、同時に相手の業務の待機を行います。どちらかがダウンした場合は、残っている側のノードが両方の業務を行います。
n:1運用待機型
n台の運用系ノードと1台の待機系ノードからなるクラスタです。n台の運用ノードはそれぞれ別の業務を行い、これらとは別の待機ノードがすべての運用ノードの待機を行います。
カスケード型
3台以上のノードからなるクラスタです。1台のノードが運用ノードになり、残りのノードが待機ノードになります。
移動待機型
3台以上のノードからなるクラスタです。1台のノードが運用ノード、1台のノードが待機ノード、残りのノードが停止ノードになります。
スケーラブルクラス
複数台のサーバマシンを用いて並列に作業を行うことにより、性能向上と故障発生時の縮退を目的としたクラスタです。スタンバイ型と異なり、運用系・待機系という分け方はされません。クラスタ内の一台がダウンすると、残りのサーバに縮退して業務を継続します。
クラスタシステムによりサポートする運用形態、名称が異なります。詳細についてはクラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerは、以下のオペレーティングシステム上で動作します。
オペレーティングシステム |
非クラスタ |
クラスタ |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
Storage管理サーバ |
Storageサーバ |
テープサーバ |
Storage管理サーバ業務 |
Storageサーバ業務 |
テープサーバ業務 |
|
Solaris(TM) 10 オペレーティングシステム |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
× |
Solaris(TM) 9 オペレーティングシステム |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86) |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
× |
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T) |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
Windows2000 Server SP4 |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
× |
Windows Server 2003 for Itanium based systems |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
HP-UX 11.00, 11i, v2(PA-RISC), HP-UX 11i v2.0(Itanium) |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
AIX 5L 5.1, 5.2, 5.3 |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
[説明]
○ ・・・ サポート
× ・・・ 未サポート
AdvancedCopy Managerは、以下のクラスタシステムをサポートします。
OS種別 |
AdvancedCopy Managerのバージョン |
クラスタシステムの種類とバージョン |
Solaris |
AdvancedCopy Manager 13.0 |
Fujitsu SafeCLUSTER V2.0 VERITAS Cluster Server 4.1 |
Linux |
AdvancedCopy Manager 13.0 |
Fujitsu PRIMECLUSTER V4.1A20 |
Windows |
AdvancedCopy Manager 13.0 |
Fujitsu SafeCLUSTER/Standard V1.1L10 |
HP |
AdvancedCopy Manager 13.0 |
MC/ServiceGuard A.11.13 |
AIX |
AdvancedCopy Manager 13.0 |
High Availability Cluster Multi-Processing 5.1 |
クラスタシステムのバージョンとOSのバージョンの対応については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。
64ビットプロセッサバージョンの"Windows Server 2003 for Itanium based systems"と" Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 x64 Editions"でサポートするクラスタシステムは" Microsoft(R) Cluster Server"です。
AdvancedCopy Managerテープサーバは、以下のクラスタシステムをサポートします。
OS種別 |
AdvancedCopy Managerのバージョン |
クラスタシステムの種類とバージョン |
Solaris |
AdvancedCopy Manager 13.0(テープサーバ) |
Fujitsu PRIMECLUSTER V4.1 |
AdvancedCopy Managerは、以下の運用形態をサポートします。
OS種別 |
クラスタシステム |
1:1運用待機運用 |
n:1運用待機運用 |
相互待機運用 |
カスケード運用 |
移動待機運用 |
スケーラブル運用 |
スケーラブルとの複合運用 |
Solaris |
SafeCLUSTER |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
VERITAS Cluster Server |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
|
Linux |
PRIMECLUSTER |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
Windows |
SafeCLUSTER |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
○ |
Microsoft(R) Cluster Server |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
|
HP |
MC/ServiceGuard |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
AIX |
High Availability Cluster Multi-Processing |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
[説明]
○ ・・・ サポートしている運用形態。
× ・・・ サポートしていない運用形態。
クラスタシステムがサポートしていない運用形態では運用できません。
スケーラブル運用の業務ボリュームについて、AdvancedCopy Managerのバックアップ、レプリケーションを運用することができます。運用方法については、本マニュアルの『スケーラブル運用の業務との複合運用』を参照してください。
Storage管理サーバにおけるStorage管理サーバ業務は、運用待機型のみのサポートとなります。Storage管理サーバ業務の各機能を分けて相互待機運用することはできません。
AdvancedCopy Managerテープサーバは、以下の運用形態をサポートします。
OS種別 |
クラスタシステム |
1:1運用待機運用 |
n:1運用待機運用 |
相互待機運用 |
カスケード運用 |
移動待機運用 |
スケーラブル運用 |
スケーラブルとの複合運用 |
Solaris |
PRIMECLUSTER |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
AdvancedCopy Managerテープサーバは、AdvancedCopy Managerを1対1運用待機運用してください。
AdvancedCopy Managerをクラスタシステム上で動作させる形態について説明します。
AdvancedCopy Managerでは、フェイルオーバーするグループの構成単位をクラスタ業務と表現します。クラスタシステムにより、クラスタ業務の名称は異なっています。
クラスタシステム |
クラスタ業務の名称 |
SafeCLUSTER |
クラスタサービス |
PRIMECLUSTER |
クラスタアプリケーションまたはuserApplication |
VERITAS Cluster Server |
サービスグループ |
Microsoft(R) Cluster Server |
クラスタグループ |
MC/ServiceGuard |
パッケージ |
High Availability Cluster Multi-Processing |
リソースグループ |
AdvancedCopy Managerのバックアップ管理/レプリケーション管理を使用して、クラスタ運用する業務ボリュームのバックアップを実施する場合、対象のクラスタ業務にAdvancedCopy Managerを追加します。相互待機運用のように複数のクラスタ業務で業務ボリュームのバックアップを実施する場合、それぞれのクラスタ業務にAdvancedCopy Managerを追加します。
実行されたAdvancedCopy Managerの機能(バックアップ管理のコマンドなど)がどのクラスタ業務に属しているか判断するために、AdvancedCopy Managerはクラスタ業務毎にユニークな名称(論理ノード名)を割り当てます。この論理ノード名を環境変数SWSTGNODEに設定しAdvancedCopy Managerのコマンドを実行することにより、コマンドは対象のクラスタ業務を判断し処理を実行します。
AdvancedCopy Managerのサーバ追加処理にて「論理IPアドレス」と「業務用通信デーモン/サービスのポート番号(stgxfws_論理ノード名)」を設定することにより、対象のクラスタ業務をAdvancedCopy Managerのサーバとして追加します。
論理ノード名は、AdvancedCopy Managerのみで使用する値です。クラスタ業務やクラスタシステムで割り当てる論理ホスト名等とは連携しません。
AdvancedCopy Managerは、クラスタ運用のマシンでローカルディスク(クラスタ運用していないディスク)のバックアップ/レプリケーションを運用できます。このようなローカルディスクのバックアップ運用/レプリケーション運用を実施する業務をローカル業務と表現します。ローカル業務はフェイルオーバーしません。クラスタ業務に属していないローカルボリュームのバックアップ/レプリケーションを運用する場合に設定します。
ローカル業務は、論理ノード名を使用しません。環境変数SWSTGNODEは設定せず、AdvancedCopy Managerのコマンドを実行することにより、コマンドはローカル業務と判断し処理を実行します。
AdvancedCopy Managerのサーバ追加処理にて「物理IPアドレス」と「ローカル業務用通信デーモン/サービスのポート番号(stgxfws)」を設定することにより、対象のマシンをAdvancedCopy Managerのサーバとして追加します。
クラスタ業務とローカル業務の関係を下図に示します。
クラスタ業務Aのボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、クラスタ業務AにAdvancedCopy Managerを追加します。
クラスタ業務Bのボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、クラスタ業務BにAdvancedCopy Managerを追加します。
ノード1のボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、ローカル業務1を作成します。
ノード2のボリュームをバックアップ管理/レプリケーション管理で運用する場合、ローカル業務2を作成します。
AdvancedCopy Managerには、Storageサーバ、Storage管理サーバ、テープサーバの3種類あります。
クラスタシステムについても同様に、AdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールしたクラスタシステムをStorage管理サーバ、AdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールしたクラスタシステムをStorageサーバといいます。
AdvancedCopy Managerマネージャー機能およびAdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールしたクラスタシステム、またはAdvancedCopy Managerエージェント機能およびAdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールしたクラスタシステムをテープサーバといいます。
この種別をサーバ種別といいます。
また、AdvancedCopy Managerのクラスタ運用では、Storageサーバとしての業務をStorageサーバ業務、Storage管理サーバとしての業務をStorage管理サーバ業務、テープサーバとしての業務をテープサーバ業務といいます。この種別をサーバ業務種別といいます。AdvancedCopy Managerのクラスタ運用におけるサーバ種別と、サーバ上で運用可能なサーバ業務種別は下表の通りです。
|
Storage管理サーバ業務 |
Storageサーバ業務 |
テープサーバ業務 |
Storage管理サーバ |
○ |
◎ |
× |
Storageサーバ |
× |
◎ |
× |
テープサーバ (AdvancedCopy Managerマネージャー機能および、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能) |
△ |
△ |
△ |
テープサーバ (AdvancedCopy Managerエージェント機能および、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能) |
× |
△ |
△ |
[説明]
◎ ・・・ クラスタ運用可能な業務。相互待機運用において、複数のクラスタ業務で運用可能。
○ ・・・ クラスタ運用可能な業務。相互待機運用において、ひとつの業務のみで運用可能。
△ ・・・ クラスタ運用可能な業務。1:1運用待機運用において、ひとつの業務のみで運用可能。
× ・・・ パッケージに含まれない業務。
Storageサーバ業務は、クラスタシステム上の複数のクラスタ業務に組み込むことができます。このため、クラスタ業務ごとにStorageサーバとしての機能を利用することができます。ネットワーク上ではクラスタシステムであるかどうかは意識されないため、物理的にはひとつのクラスタシステムであっても、複数のStorageサーバが存在しているように見えます。
ただし、Storage管理サーバ業務については、複数のクラスタ業務に分けて組み込むことができません。Storage管理サーバ業務は、クラスタシステム上のただひとつのクラスタ業務で運用します。
AdvancedCopy Managerの機能を使用するクラスタ業務には、クラスタ業務ごとにStorage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を組み込む必要があります。ただし、スケーラブル運用の業務と複合運用する場合については、『スケーラブル運用の業務との複合運用』を参照してください。
AdvancedCopy ManagerのStorage管理サーバは、Storage管理サーバ兼Storageサーバの運用が可能です(各OSに対応したETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書『運用形態に応じた導入手順の概要』を参照してください)。同様にStorage管理サーバ業務では、Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の運用が可能です(Storage管理サーバ業務は、Storageサーバ業務の機能を兼ねています)。
AdvancedCopy Managerのテープサーバには、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールするのに加えて、事前にAdvancedCopy Managerの、マネージャー機能またはエージェント機能のいずれかを必ずインストールする必要があります。
テープサーバにてStorage管理サーバ業務を行いたい場合には、AdvancedCopy Managerのマネージャー機能をインストールします。
テープサーバにてStorageサーバ業務を行いたい場合には、AdvancedCopy Managerのエージェント機能をインストールします。
テープサーバ業務のみを行いたい場合には、AdvancedCopy Managerのエージェント機能をインストールします。
AdvancedCopy Managerのテープサーバは、AdvancedCopy Managerマネージャー機能および、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールした場合には、Storage管理サーバ兼Storageサーバ兼テープサーバの運用が可能です。
AdvancedCopy Managerエージェント機能および、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールした場合には、Storageサーバ兼テープサーバの運用が可能です。ETERNUS SF AdvancedCopy Manager テープバックアップ導入手引書『運用形態に応じた導入手順の概要』を参照してください。
同様にテープサーバ業務では、AdvancedCopy Managerマネージャー機能および、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールした場合には、Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務兼テープサーバ業務の運用が可能です。
AdvancedCopy Managerエージェント機能および、AdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールした場合には、Storageサーバ業務兼テープサーバ業務の運用が可能です。
AdvancedCopy Managerのクラスタ運用における、AdvancedCopy Managerの各アプリケーションの業務種別は下表の通りです。表中には、該当する業務について、その運用と待機の状態を記述しています。
アプリケーション(機能) |
Storage管理サーバ業務 |
Storageサーバ業務 |
Storageローカル業務 |
構成管理Manager |
プライマリノードで運用 |
- |
- |
業務用構成管理Agent |
プライマリノードで運用 |
プライマリノードで運用 |
- |
ローカル用構成管理Agent |
- |
- |
各ノードで運用 |
リポジトリ |
プライマリノードで運用 |
- |
- |
認証管理 |
プライマリノードで運用 |
- |
- |
業務用 |
プライマリノードで運用 |
プライマリノードで運用 |
- |
ローカル用 |
- |
- |
各ノードで運用 |
業務用 |
プライマリノードで運用 |
プライマリノードで運用 |
- |
ローカル用 |
- |
- |
各ノードで運用 |
Storage管理サーバで相互待機型クラスタシステムを構築する場合、すべてのStorage管理サーバ業務が同じ論理サーバ上でクラスタ運用されていなければなりません。Storage管理サーバ業務のリソースを2つ以上の論理サーバに分けて運用することはできません。
Storageサーバ業務の各リソースについては、2つ以上の論理サーバに分かれて運用することが可能です。すなわち、Storageサーバ業務は、論理サーバごとに運用するかどうか選択することができます。Storageローカル業務はクラスタ運用できません。
スケーラブル運用の業務ボリュームをAdvancedCopy Managerのバックアップ、レプリケーションを運用するための運用形態について説明します。
AdvancedCopy Managerはスケーラブル運用には対応していないため、スケーラブル運用のクラスタ業務へAdvancedCopy Managerのリソースを追加して運用することができません。
スケーラブル運用の業務の業務ボリュームに対して、AdvancedCopy Managerのバックアップやレプリケーションを運用する場合、新たにStorageサーバ業務(Storage管理サーバ業務でも可能)のクラスタ業務を構築し対応します。スケーラブル運用の業務が3ノード以上の場合、Storageサーバ業務はカスケード型のクラスタ業務になります。スケーラブル運用の業務が2ノードの場合、Storageサーバ業務は相互待機型のクラスタ業務になります。
スケーラブル運用の業務の業務ボリュームに対して、AdvancedCopy Managerのバックアップやレプリケーションは、Storageサーバ業務を経由しての運用となります。
上図は、スケーラブル運用(3ノード)のクラスタ業務と、スケーラブル運用の業務ボリュームのバックアップ運用を実施するためのStorageサーバ業務のクラスタ業務との複合運用の形態を示しています。業務Aの業務ボリュームのバックアップは、Storageサーバ業務を経由して運用します。業務Aの業務ボリュームについてのバックアップ等の管理情報は、Storageサーバ業務の情報として管理します。
スケーラブル運用の業務との複合運用の注意事項については、各OSに対応したETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書『クラスタ運用時の注意事項』を参照してください。
AdvancedCopy Managerをクラスタシステム上で動作させるための環境構築の方法について説明します。
1:1運用待機型クラスタシステムでのStorage管理サーバ業務またはStorageサーバ業務のクラスタ環境構築方法ついて説明します。
Storage管理サーバ業務を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。
Storageサーバ業務を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。
AdvancedCopy Managerのインストールとカスタマイズの詳細については、本マニュアルの『AdvancedCopy Managerのインストール』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ』を参照してください。
上記構成では、Storage管理サーバ業務を構築するため、ノード1とノード2にAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。
1:1運用待機型クラスタシステムでのテープサーバ業務のクラスタ環境構築方法ついて説明します。
Storage管理サーバ業務兼テープサーバ業務を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerマネージャー機能とAdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールします。
Storageサーバ業務兼テープサーバ業務を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能とAdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールします。
テープサーバ業務のみを構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能とAdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールします。
AdvancedCopy Managerのインストールとカスタマイズの詳細については、『AdvancedCopy Manageのインストール』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務、テープサーバ業務のカスタマイズの準備』、『テープサーバ業務のカスタマイズ』を参照してください。
上記構成では、Storage管理サーバ業務兼テープサーバ業務を構築するため、ノード1とノード2にAdvancedCopy Managerマネージャー機能とAdvancedCopy Managerテープマネージャー機能をインストールします。
相互待機型クラスタシステムでのStorage管理サーバ業務またはStorageサーバ業務のクラスタ環境構築方法ついて説明します。
Storage管理サーバ業務とStorageサーバ業務の相互待機型クラスタ環境を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。
Storageサーバ業務の相互待機型クラスタ環境を構築する場合は、両方のノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。
AdvancedCopy Managerのインストールとカスタマイズの詳細については、本マニュアルの『AdvancedCopy Managerのインストール』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ』を参照してください。
上記構成では、Storage管理サーバ業務とStorageサーバ業務を構築するため、ノード1とノード2にAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。
n:1運用待機型クラスタシステムでのStorage管理サーバ業務またはStorageサーバ業務のクラスタ環境構築方法ついて説明します。
Storage管理サーバ業務とStorageサーバ業務のn:1運用待機型クラスタ環境を構築する場合は、Storage管理サーバ業務を構築するノードにAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。残りのノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。
Storageサーバ業務のn:1運用待機型クラスタ環境を構築する場合は、全てのノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。
AdvancedCopy Managerのインストールとカスタマイズの詳細については、本マニュアルの『AdvancedCopy Managerのインストール』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ』を参照してください。
上記構成では、ノード2とノード3にAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。ノード1にAdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。ノード2は、AdvancedCopy Managerマネージャー機能がインストールされているため、AdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールする必要はありません。
カスケード運用型と移動待機型クラスタシステムでのStorage管理サーバ業務またはStorageサーバ業務のクラスタ環境構築方法ついて説明します。
Storage管理サーバ業務のカスケード運用型と移動待機型クラスタ環境を構築する場合は、全てのノードにAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。
Storageサーバ業務のカスケード運用型と移動待機型クラスタ環境を構築する場合は、全てのノードにAdvancedCopy Managerエージェント機能をインストールします。
AdvancedCopy Managerのインストールとカスタマイズの詳細については、本マニュアルの『AdvancedCopy Managerのインストール』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズの準備』、『Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ』を参照してください。
上記構成では、Storage管理サーバ業務を構築するため、全てのノードにAdvancedCopy Managerマネージャー機能をインストールします。
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