ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(TM) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
目次
索引
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本章では、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ方法について説明します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズは、一回の実施につき、ひとつのクラスタ業務について設定を行います。相互待機運用等を構築する場合は、カスタマイズの手順を複数回実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース環境の作成はクラスタセットアップコマンドにて実施します。クラスタセットアップコマンドを実行する前にデータベースの環境を作成しないでください。
既存のクラスタ業務に追加するか、新規のクラスタ業務に追加するか、カスタマイズの前に決めておきます。
セットアップ終了後、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務で使用するリソースを別のクラスタ業務に移動しないでください。
Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの場合、本マニュアルの『Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERでのカスタマイズ』を参照してください。
Solaris版VERITAS Cluster Serverの場合、本マニュアルの『Solaris版VERITAS Cluster Serverでのカスタマイズ』を参照してください。
Linux版PRIMECLUSTERの場合、本マニュアルの『Linux版PRIMECLUSTERでのカスタマイズ』を参照してください。
Windows版SafeCLUSTERの場合、本マニュアルの『Windows版SafeCLUSTERでのカスタマイズ』を参照してください。
Windows版MSCSの場合、本マニュアルの『Windows版MSCSでのカスタマイズ』を参照してください。
HP版MC/ServiceGuardの場合、本マニュアルの『HP版MC/ServiceGuardでのカスタマイズ』を参照してください。
HP版VERITAS Cluster Serverの場合、本マニュアルの『HP版VERITAS Cluster Serverでのカスタマイズ』を参照してください。
AIX版VERITAS Cluster Serverの場合、本マニュアルの『AIX版VERITAS Cluster Serverでのカスタマイズ』を参照してください。
AIX版High Availability Cluster Multi-Processingの場合、本マニュアルの『AIX版High Availability Cluster Multi-Processingでのカスタマイズ』を参照してください。
Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を行うクラスタサービス(userApplication)の運用系ノードです。セカンダリノードとは、同クラスタサービス(userApplication)における待機系ノードを指します。
セカンダリノードAとは、同クラスタサービス(userApplication)における待機ノードの中でStorage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を最初に作成するノードを示します。セカンダリノードBとは、同クラスタサービス(userApplication)における残りの待機ノードを示します。
1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。
カスケード運用、移動待機運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。
例:3台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが1台となります。4台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが2台となります。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。
システムを再起動します。
プライマリノード、セカンダリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、2に進みます。
事前準備の確認をします。
設定するクラスタサービス(userApplication)について、本マニュアルの『項目の確認』の各項目を確認します。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク(1パーティション)とAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク(リポジトリ用のディレクトリを作成する全共有ディスク)を、プライマリノードでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、プライマリノードでマウントします。
業務を停止します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタサービス(userApplication)に追加する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューまたはPRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、該当クラスタサービス(userApplication)を停止します。
ポート番号を登録します。
事前準備した業務用通信デーモンのポート番号を/etc/servicesに以下のサービス名で登録します。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesに登録してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
プライマリノード、全てのセカンダリノードで同じポート番号を登録してください。
プライマリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary | Pri -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 -i IPアドレス -f mgr |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Pri -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
スケーラブル運用の業務と複合運用するStorage管理サーバ業務の場合、-iオプションで指定するIPアドレスはStorage管理サーバ業務用に準備した『AdvancedCopy Manager用引き継ぎIPアドレス』です。スケーラブル運用の業務の論理IPアドレスを間違って指定しないでください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary | Pri -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary -m /CTTEST3 -n nodeAGT -s agent_service |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Pri -m /CTTEST3 -n nodeAGT -s agent_service |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manag er_service -i 10.10.10.10 -f mgr AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER Node type : Primary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary -m /CTTEST3 -n nodeAGT -s agent_se rvice AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER Node type : Primary Mount point : /CTTEST3 Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、手順8に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順13に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
共通環境を設定する初期画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ共通環境を作成します。 | | | | [注意] | | 処理を開始する前に以下のディレクトリを用意して下さい。 | | ============================================================== | | | | 1) DBファイル用ディレクトリ | | 2) RDBディクショナリ用ディレクトリ | | 3) RDBログファイル用ディレクトリ | | 4) リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、DB用ディレクトリを設定します。
以下の画面が表示されます。[注意]にしたがってDBファイル用ディレクトリ名を入力後、Enterキーを押します。
-----------------------< DB用デバイス設定 >----------------------- DBファイル用ディレクトリ名を入力してください。 [注意] ディレクトリ名は絶対パスで入力してください。 Enter ==> /ACMMnt/Vol202/DBFile |
RDBディクショナリ用ディレクトリ名、RDBログファイル用ディレクトリ名、リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名についても同様の設定画面が表示されます。順次、ディレクトリ名を入力し、Enterキーを押します。
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名設定後にリポジトリデータのサイズの設定画面が表示されます。リポジトリデータのサイズを入力し、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、DB用ディレクトリの設定を確認します。
手順9で設定した4つのディレクトリ名とリポジトリデータ容量が表示されます。表示された内容を確認の上、"y" を入力してEnterキーを押します。
==================================================================== DBファイル用ディレクトリ名 ...................../ACMMnt/Vol202/DBFile RDBディクショナリ用ディレクトリ名 ............../ACMMnt/Vol203/DBDic RDBログファイル用ディレクトリ名 ................/ACMMnt/Vol204/DBLog リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名 ./ACMMnt/Vol205/DBSpa リポジトリデータ容量 ...........................65MB ==================================================================== これでよろしいですか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、処理の継続確認をします。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ============================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリアクセスの設定を行います。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の設定画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを順次入力して、Enterキーを押します。
セキュリティの観点によりパスワード変更の頻度の高いrootユーザーではなく、一般ユーザーを使用することをおすすめします。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の ユーザ名とパスワードを入力して下さい。 [注意] root以外の一般ユーザの入力を推奨します。 ユーザ名 : acmuser パスワード : パスワード(再入力) : |
ここで入力して設定したユーザーに対し、OS上で削除する場合やパスワードを変更する場合は、『Solaris OS版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更』を参照し、再設定処理を行ってください。
プライマリノードのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8100 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。引き続きセカンダリ ノードのクラスタ環境を作成してください。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、プライマリノードでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Sec -m /STGMGRDISK |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /STGMGRDISK AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /CTTEST3 AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER Node type : Secondary Mount point : /CTTEST3 Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、手順18に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順19に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、処理の継続確認をします。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ============================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。
1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順28に進みます。
カスケード運用、移動待機運用の場合、手順21に進みます。
クラスタセットアップコマンドを実行するセカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順21〜手順27の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
手順21でAdvancedCopy Managerの共有ディスクをマウントしたセカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Sec -m /STGMGRDISK |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /STGMGRDISK AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /CTTEST3 AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER Node type : Secondary Mount point : /CTTEST3 Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、"y"を入力しEnterキーを押します。
Secondary node is already setup in another node. The number of secondary nodes : 1 Do you want to setup new secondary node? [default:n] y |
"The number of secondary nodes"には、既にセットアップ済みのセカンダリノード数が出力されます。
確認のデフォルト値が"n"(処理のキャンセル)であることに注意してください。
Storage管理サーバ業務の場合、手順25に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順26に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ============================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードBのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順21〜手順27を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順21から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順21〜手順27)が終了した場合、手順28に進んでください。
SafeCLUSTERの場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを使用して、AdvancedCopy Manager用引き継ぎIPアドレスリソースを作成します。当該クラスタサービスで既に作成されている場合は不要です。
PRIMECLUSTERの場合、PRIMECLUSTERの"userApplication Configuration Wizard"を使用して、以下のリソースを作成します。
Gdsリソース
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのクラスとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクのクラスを指定します。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのクラスを指定します。
共有ディスクの設定は、切り替えディスクとします。)
Fsystemリソース
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイントとAdvancedCopy Managerリポジトリ用ディレクトリが存在する共有ディスクのマウントポイントを指定します。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイントを指定します。
Ipaddressリソース
既存のIpaddressリソースを使用する場合は不要です。
プロシジャリソース
"SMGRPROC_論理ノード名"を指定します。
PRIMECLUSTERでのリソースの作成方法については、本マニュアルの『Solaris版PRIMECLUSTERでのリソースの作成とuserApplicationの作成』を参照してください。
PRIMECLUSTERのプロシジャリソースの設定で実施する事前設定(状態遷移プロシジャの作成、リソースデータベースへのリソースの登録)は、クラスタセットアップコマンド(stgclset_safe)にて実施済みです。
業務の作成/登録
SafeCLUSTERの場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを使用して、AdvancedCopy Managerのサービスを作成/登録します。
運用形態:Standby
クラスタサービスを構成する、以下のリソースを登録します。
引き継ぎIPリソース
既存の引き継ぎIPアドレスリソースを使用する場合は不要です
AdvancedCopy Manager用に準備した共有ディスク
共有ディスクの設定は、切り替えディスクとします
状態遷移プロシジャ
状態遷移プロシジャ名は、"SMGRPROC_論理ノード名"です
PRIMECLUSTERの場合、PRIMECLUSTERの"userApplication Configuration Wizard"を使用して、AdvancedCopy ManagerのuserApplicationを作成/登録します。
運用形態:Standby
userApplicationを構成する、以下のリソースを登録します。
手順28で作成したリソース
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイントやスライスと、AdvancedCopy Managerリポジトリ用ディレクトリが存在する共有ディスクのマウントポイントやスライスなどの情報は、切り替えファイルシステム情報として登録してください。登録方法については、『SafeCLUSTER導入運用手引書』または『PRIMECLUSTERの導入運用手引書』を参照してください。
SafeCLUSTERの「リソースの設定(アプリケーションリソース)」(状態遷移プロシジャの作成とリソースの登録)は、クラスタセットアップコマンド(stgclset_safe)にて実施済みです。
PRIMECLUSTERでのuserApplicationの作成方法については、本マニュアルの『Solaris版PRIMECLUSTERでのリソースの作成とuserApplicationの作成』を参照してください。
Storage管理サーバ業務の場合、WebServerの設定をします。
『Solaris OS版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 Webサーバの設定』を参照し、全てのノードでWebServerの設定を行います。WebServerへ物理IPアドレスを使って運用する必要がある場合、WebServerへ物理IPアドレスと論理IPアドレスと複数のIPアドレスからアクセスできるように設定します。クラスタ運用しているAdvancedCopy Managerは、WebServerへ論理IPを通してアクセスを行うためです。この設定に関しては、各WebServerの説明書を参照してください。
業務とAdvancedCopy Managerを起動します。
SafeCLUSTERの運用管理ビューまたはPRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、新規に作成したクラスタサービス(userApplication)または4で停止したクラスタサービス(userApplication)を起動します。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
データベース
Storage管理サーバ業務の場合、『Solaris版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 データベース退避方法』を参照し、作成したデータベース領域のバックアップを行ってください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
OSのcpコマンドなどを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のディレクトリをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/var
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUI等を利用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。
『Solaris OS版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
Solaris版VERITAS Cluster Serverでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を行うサービスグループの運用系ノードです。セカンダリノードとは、サービスグループにおける待機系ノードを指します。
セカンダリノードAとは、サービスグループにおける待機ノードの中でStorage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を最初に作成するノードを示します。セカンダリノードBとは、サービスグループにおける残りの待機ノードを示します。
1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。
カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。
例:3台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが1台となります。4台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが2台となります。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。
システムを再起動します。
プライマリノード、セカンダリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、2 に進みます。
事前準備の確認をします。
設定するサービスグループについて、本マニュアルの『項目の確認』の各項目を確認します。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク(1パーティション)とAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク(リポジトリ用のディレクトリを作成する全共有ディスク)を、プライマリノードでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、プライマリノードでマウントします。
業務を停止します。
VERITAS Cluster Serverの機能を利用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のサービスグループに追加する場合、該当サービスグループを停止します。
ユーザーサービスグループの停止方法については、『VERITAS Cluster Server User's Guide』を参照してください。
# hagrp -offline ユーザーサービスグループ -sys システム名 |
システム名はユーザーサービスグループが起動されているノード名
ポート番号を登録します。
事前準備した業務用通信デーモンのポート番号を/etc/servicesに以下のサービス名で登録します。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesに登録してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
プライマリノード、全てのセカンダリノードで同じポート番号を登録してください。
プライマリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Manager リポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Primary | Pri -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント -i IPアドレス -n 論理ノード名 -s 業務名 -f mgr |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Primary -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Pri -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Primary | Pri -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Primary -m /STGAGTMNT -n nodeAGT -s agent_service |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Pri -m /STGAGTMNT -n nodeAGT -s agent_service |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Primary -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : VERITAS Cluster Server Node type : Primary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodemgr Service : STGMGRSRV Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバ業務の場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Primary -m /STGAGTMNT -n nodeAGT -s agent_se rvice AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : VERITAS Cluster Server Node type : Primary Mount point : /STGAGTMNT Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、手順8に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順13に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
共通環境を設定する初期画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ共通環境を作成します。 | | | | [注意] | | 処理を開始する前に以下のディレクトリを用意して下さい。 | | ============================================================== | | | | 1) DBファイル用ディレクトリ | | 2) RDBディクショナリ用ディレクトリ | | 3) RDBログファイル用ディレクトリ | | 4) リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、DB用ディレクトリを設定します。
以下の画面が表示されます。[注意]にしたがってDBファイル用ディレクトリ名を入力後、Enterキーを押します。
-----------------------< DB用デバイス設定 >----------------------- DBファイル用ディレクトリ名を入力してください。 [注意] ディレクトリ名は絶対パスで入力してください。 Enter ==> /ACMMnt/Vol202/DBFile |
RDBディクショナリ用ディレクトリ名、RDBログファイル用ディレクトリ名、リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名についても同様の設定画面が表示されます。順次、ディレクトリ名を入力し、Enterキーを押します。
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名設定後にリポジトリデータのサイズの設定画面が表示されます。リポジトリデータのサイズを入力し、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、DB用ディレクトリの設定を確認します。
手順9で設定した4つのディレクトリ名とリポジトリデータ容量が表示されます。表示された内容を確認の上、"y" を入力してEnterキーを押します。
==================================================================== DBファイル用ディレクトリ名 ...................../ACMMnt/Vol202/DBFile RDBディクショナリ用ディレクトリ名 ............../ACMMnt/Vol203/DBDic RDBログファイル用ディレクトリ名 ................/ACMMnt/Vol204/DBLog リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名 ./ACMMnt/Vol205/DBSpa リポジトリデータ容量 ...........................65MB ==================================================================== これでよろしいですか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、処理の継続確認をします。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y"を入力してEnterキーを押します。
+--------------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ================================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +--------------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリアクセスの設定を行います。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の設定画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを順次入力して、Enterキーを押します。
セキュリティの観点によりパスワード変更の頻度の高いrootユーザーではなく、一般ユーザーを使用することをおすすめします。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の ユーザ名とパスワードを入力して下さい。 [注意] root以外の一般ユーザの入力を推奨します。 ユーザ名 : acmuser パスワード : パスワード(再入力) : |
ここで入力して設定したユーザーに対し、OS上で削除する場合やパスワードを変更する場合は、『Solaris OS版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更』を参照し、再設定処理を行ってください。
プライマリノードのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8100 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。引き続きセカンダリ ノードのクラスタ環境を作成してください。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、プライマリノードでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Sec -m /STGMGRDISK |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary -m /STGMGRDISK AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : VERITAS Cluster Server Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodemgr Service : STGMGRSRV Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary -m /STGAGTMNT AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : VERITAS Cluster Server Node type : Secondary Mount point : /STGAGTMNT Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、手順18に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順19に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+--------------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ================================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +--------------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードAのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。
1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順28に進みます。
カスケード運用の場合、手順21に進みます。
クラスタセットアップコマンドを実行するセカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順21〜手順27の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
手順21でAdvancedCopy Managerの共有ディスクをマウントしたセカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Sec -m /STGMGRDISK |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary -m /STGMGRDISK AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : VERITAS Cluster Server Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodemgr Service : STGMGRSRV Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_vcs -k Secondary -m /STGAGTMNT AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : VERITAS Cluster Server Node type : Secondary Mount point : /STGAGTMNT Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、"y"を入力しEnterキーを押します。
Secondary node is already setup in another node. The number of secondary nodes : 1 Do you want to setup new secondary node? [default:n] y |
"The number of secondary nodes"には、既にセットアップ済みのセカンダリノード数が出力されます。
確認のデフォルト値が"n"(処理のキャンセル)であることに注意してください。
Storage管理サーバ業務の場合、手順25に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順26に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+--------------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ================================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +--------------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードBのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順21〜手順27を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順21から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順21〜手順27)が終了した場合、手順28に進んでください。
VERITAS Cluster Serverの機能を利用して、ユーザーサービスグループを作成し、登録します。
AdvancedCopy Managerのリソースとして以下のタイプを追加してください。
Application
StartProgramには" /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsStart_論理ノード名"を指定してください。
StopProgramには、" /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsStop_論理ノード名"を指定してください。
MonitorProgramには、" /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsMoni_論理ノード名"を指定してください。
MountPoint
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクを登録してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを登録してください。
IP
AdvancedCopy Manager用の論理IPアドレスを登録してください。既に業務で使用している論理IPアドレスを使用する場合、新規に登録する必要はありません。
Applicationは、MountPointとIPの後にオンラインになるよう、依存関係を設定してください。
ユーザーサービスグループ及びリソースの作成/登録方法については、『VERITAS Cluster Server User's Guide』を参照してください。
VERITAS Cluster Serverのコマンドによるユーザーサービスグループ及びリソースの作成/登録例は以下の通りです。
本例では、ユーザーサービスグループ名を"STGMGRSRV"、運用系ノード名を"node1"、待機系ノード名を"node2"、リソース(アプリケーション)名を" AdvancedCopy_Manager_appl"とします。
VCS定義ファイルを別名で保存します。(すべてのノードで実行してください)
# mv /etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf /etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf.bk |
VCSの設定を読み込み/書き込み可能な状態にします。
# haconf -makerw |
フェイルオーバー時に使われるシステムのリストを設定します。
既に、ユーザーサービスグループで設定されている場合は、設定する必要はありません。
以下のコマンドで確認します。
# hagrp -display STGMGRSRV -attribute SystemList # hagrp -display STGMGRSRV -attribute AutoStartList |
ユーザーサービスグループを新規作成します(既に、ユーザーサービスグループで設定されている場合は、不要です)。システム優先度は運用系, 待機系の順番になります。
# hagrp -add STGMGRSRV # hagrp -modify STGMGRSRV SystemList node1 0 node2 1 # hagrp -modify STGMGRSRV AutoStartList node1 node2 |
アプリケーションを登録します。
リソース(アプリケーション)をユーザーサービスグループに登録します。
# hares -add AdvancedCopy_Manager_appl Application STGMGRSRV |
リソースをEnableにします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_appl Enabled 1 |
StartProgram, StopProgram, MonitorProgramを起動させるスーパーユーザー(root)を設定します。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_appl User root |
起動用アプリケーションを設定します。
論理ノード名がnodemgrの場合、起動用アプリケーションのパスは" /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsStart_nodemgr"になります。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_appl StartProgram /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsStart_nodemgr |
停止用アプリケーションを設定します。
論理ノード名がnodemgrの場合、停止用アプリケーションのパスは" /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsStop_nodemgr"になります。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_appl StopProgram /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsStop_nodemgr |
監視用アプリケーションを設定します。
論理ノード名がnodemgrである場合、監視用アプリケーションのパスは" /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsMoni_nodemgr"になります。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_appl MonitorProgram /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/vcsMoni_nodemgr |
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウント情報を登録します。
本例では、リソース(マウント)名を"AdvancedCopy_Manager_mount"、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイントを"/STGMGRDISK"とします。
リソースをユーザーサービスグループに登録します。
# hares -add AdvancedCopy_Manager_mount Mount STGMGRSRV |
リソースをEnableにします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_mount Enabled 1 |
リソースにマウントポインタを設定します。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_mount MountPoint /STGMGRDISK |
マウントするブロックデバイスを設定します。
本例では、共有ディスクのブロックデバイスを"/dev/dsk/c2t0d0s4"とします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_mount BlockDevice /dev/dsk/c2t0d0s4 |
共有ディスクのファイルシステムタイプを設定します。
本例では、ファイルシステムタイプをvxfsとします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_mount FSType vxfs |
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリのマウント情報を登録します。AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクで代替した場合、本操作は必要ありません。
本例では、リポジトリ用の全ディレクトリを1つの共有ディスクに作成することとし、その共有ディスクのリソース(マウント)名を“AdvancedCopy_Manager_DB"とします。なお、リポジトリ用ディレクトリとして複数用意した場合は、すべての共有ディスクについて同様の作業を行ってください。
リソースをユーザーサービスグループに登録します。
# hares -add AdvancedCopy_Manager_DB Mount STGMGRSRV |
リソースをEnableにします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_DB Enabled 1 |
リソースのマウントポインタを設定します。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_DB MountPoint /ACMDB |
マウントするブロックデバイスを設定します。
本例では、共有ディスクのブロックデバイスを"/dev/dsk/c2t0d1s4"とします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_DB BlockDevice /dev/dsk/c2t0d1s4 |
共有ディスクのファイルシステムタイプを設定します。
本例では、ファイルシステムタイプを"vxfs"とします。
# hares -modify AdvancedCopy_Manager_DB FSType vxfs |
論理アドレスを登録します。
既に、ユーザーサービスグループで設定されている場合は、設定する必要はありません。
本例では、リソース(IPアドレス)名を"sybase_ip"とします。
リソースをユーザーサービスグループに登録します。
# hares -add sybase_ip IP STGMGRSRV |
リソースをEnableにします。
# hares -modify Sybase_ip Enabled 1 |
デバイスを設定します。
本例では、デバイスをhme0とします。
# hares -modify Sybase_ip Device hme0 |
アドレスを設定します。
本例では、IPアドレスを"10.10.10.10"とします。
# hares -modify sybase_ip Address "10.10.10.10" |
リソースの依存関係を指定します。
# hares -link AdvancedCopy_Manager_appl AdvancedCopy_Manager_DB # hares -link AdvancedCopy_Manager_appl AdvancedCopy_Manager_mount # hares -link AdvancedCopy_Manager_appl sybase_ip |
VCSの設定設定を反映し、読み取り専用に設定します。
# haconf -dump -makero |
Storage管理サーバ業務の場合、WebServerの設定をします。
『Solaris OS版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 Webサーバの設定』を参照し、全てのノードでWebServerの設定を行います。WebServerへ物理IPアドレスを使って運用する必要がある場合、WebServerへ物理IPアドレスと論理IPアドレスと複数のIPアドレスからアクセスできるように設定します。クラスタ運用しているAdvancedCopy Managerは、WebServerへ論理IPを通してアクセスを行うためです。この設定に関しては、各WebServerの説明書を参照してください。
業務とAdvancedCopy Managerを起動します。
VERITAS Cluster Serverの機能を利用して、新規に作成したユーザーサービスクループまたは4で停止したユーザーサービスグループを起動します。
ユーザーサービスグループの起動方法については、『VERITAS Cluster Server User's Guide』を参照してください。
VERITAS Cluster Serverのコマンドによるユーザーサービスグループの起動例は以下の通りです。
本例では、ユーザーサービスグループ名を"STGMGRSRV"、運用系ノード名を"node1"とします。
# hagrp -online STGMGRSRV -sys node1 |
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
データベース
Storage管理サーバ業務の場合、『Solaris版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 データベース退避方法』を参照し、作成したデータベース領域のバックアップを行ってください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
OSのcpコマンドなどを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のディレクトリをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/var
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUI等を利用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。
『Solaris OS版ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
Linux版PRIMECLUSTERでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を行うuserApplicationの運用系ノードです。セカンダリノードとは、同userApplicationにおける待機系ノードを指します。
セカンダリノードAとは、同userApplicationにおける待機ノードの中でStorage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を最初に作成するノードを示します。セカンダリノードBとは、同userApplicationにおける残りの待機ノードを示します。
1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。
カスケード運用、移動待機運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。
例:3台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが1台となります。4台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが2台となります。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。
システムを再起動します。
プライマリノード、全てのセカンダリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、2に進みます。
事前準備の確認をします。
設定するuserApplicationについて、本マニュアルの『項目の確認』の各項目を確認します。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク(1パーティション)とAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク(リポジトリ用のディレクトリを作成する全共有ディスク)を、プライマリノードでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを、プライマリノードでマウントします。
業務を停止します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のuserApplicationに追加する場合、PRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、該当userApplicationを停止します。
ポート番号を登録します。
事前準備した業務用通信デーモンのポート番号を/etc/servicesに以下のサービス名で登録します。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesに登録してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
プライマリノード、全てのセカンダリノードで同じポート番号を登録してください。
プライマリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Primary | Pri -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 -i IPアドレス -f mgr |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Primary -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Pri -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manager_service -i 10.10.10.10 -f mgr |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
スケーラブル運用の業務と複合運用するStorage管理サーバ業務の場合、-iオプションで指定するIPアドレスはStorage管理サーバ業務用に準備した『AdvancedCopy Manager用引き継ぎIPアドレス』です。スケーラブル運用の業務の論理IPアドレスを間違って指定しないでください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Primary | Pri -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Primary -m /CTTEST3 -n nodeAGT -s agent_service |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Pri -m /CTTEST3 -n nodeAGT -s agent_service |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Primary -m /STGMGRDISK -n nodeMGR -s manag er_service -i 10.10.10.10 -f mgr AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Primary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Primary -m /CTTEST3 -n nodeAGT -s agent_se rvice AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Primary Mount point : /CTTEST3 Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、手順8に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順13に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
共通環境を設定する初期画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ共通環境を作成します。 | | | | [注意] | | 処理を開始する前に以下のディレクトリを用意して下さい。 | | ============================================================== | | | | 1) DBファイル用ディレクトリ | | 2) RDBディクショナリ用ディレクトリ | | 3) RDBログファイル用ディレクトリ | | 4) リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、DB用ディレクトリを設定します。
以下の画面が表示されます。[注意]にしたがってDBファイル用ディレクトリ名を入力後、Enterキーを押します。
-----------------------< DB用デバイス設定 >----------------------- DBファイル用ディレクトリ名を入力してください。 [注意] ディレクトリ名は絶対パスで入力してください。 Enter ==> /ACMMnt/Vol202/DBFile |
RDBディクショナリ用ディレクトリ名、RDBログファイル用ディレクトリ名、リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名についても同様の設定画面が表示されます。順次、ディレクトリ名を入力し、Enterキーを押します。
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名設定後にリポジトリデータのサイズの設定画面が表示されます。リポジトリデータのサイズを入力し、Enterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、DB用ディレクトリの設定を確認します。
手順9で設定した4つのディレクトリ名とリポジトリデータ容量が表示されます。表示された内容を確認の上、"y" を入力してEnterキーを押します。
==================================================================== DBファイル用ディレクトリ名 ...................../ACMMnt/Vol202/DBFile RDBディクショナリ用ディレクトリ名 ............../ACMMnt/Vol203/DBDic RDBログファイル用ディレクトリ名 ................/ACMMnt/Vol204/DBLog リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名 ./ACMMnt/Vol205/DBSpa リポジトリデータ容量 ...........................65MB ==================================================================== これでよろしいですか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、処理の継続確認をします。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ============================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリアクセスの設定を行います。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の設定画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを順次入力して、Enterキーを押します。
セキュリティの観点によりパスワード変更の頻度の高いrootユーザーではなく、一般ユーザーを使用することをおすすめします。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の ユーザ名とパスワードを入力して下さい。 [注意] root以外の一般ユーザの入力を推奨します。 ユーザ名 : acmuser パスワード : パスワード(再入力) : |
ここで入力して設定したユーザーに対し、OS上で削除する場合やパスワードを変更する場合は、『Linux版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更』を参照し、再設定処理を行ってください。
プライマリノードのクラスタセットアップコマンドを終了します。
パスワードの登録およびクラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8100 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。引き続きセカンダリ ノードのクラスタ環境を作成してください。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、プライマリノードでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Sec -m /STGMGRDISK |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary -m /STGMGRDISK AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary -m /CTTEST3 AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Secondary Mount point : /CTTEST3 Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
Storage管理サーバ業務の場合、手順18に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順19に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ============================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードAのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。
1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順28に進みます。
カスケード運用、移動待機運用の場合、手順21に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順21〜手順27の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク、およびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。本コマンドを実行すると、クラスタ用セットアップに加え、リポジトリの作成も実施します。詳細は、データベース作成を参照してください。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Sec -m /STGMGRDISK |
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
Storage管理サーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary -m /STGMGRDISK AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Function : Management Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
Storageサーバの場合
# /opt/swstorage/bin/stgclset_lxprm -k Secondary -m /CTTEST3 AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Secondary Mount point : /CTTEST3 Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、"y"を入力しEnterキーを押します。
Secondary node is already setup in another node. The number of secondary nodes : 1 Do you want to setup new secondary node? [default:n] y |
"The number of secondary nodes"には、既にセットアップ済みのセカンダリノード数が出力されます。
確認のデフォルト値が"n"(処理のキャンセル)であることに注意してください。
Storage管理サーバ業務の場合、手順25に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順26に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、共通環境の構築を開始します。
処理の継続確認の画面が表示されますので、"y" を入力してEnterキーを押します。
+----------------------------------------------------------------+ | AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 | | | | ============================================================== | | | | 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードBのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでアンマウントします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでアンマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順21〜手順27を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順21から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順21〜手順27)が終了した場合、手順28に進んでください。
プライマリノードとセカンダリノードにて、GLSの「NIC切替方式の論理IPアドレス引継ぎ機能」を設定します。既存のGLSを使用する場合は、本GLSの設定は不要です。
プライマリノードまたはセカンダリノードのいずれかのノードにてPRIMECLUSTERのRMS Wizardを使用して、userApplicationと以下のリソースを作成します。
Gdsリソース
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのクラス、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクのクラスを指定します。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのクラスを指定します。
Fsystemリソース
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント、AdvancedCopy Managerリポジトリ用ディレクトリが存在する共有ディスクのマウントポイントを指定します。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイントを指定します。
Glsリソース
既存のGlsリソースを使用する場合は不要です。
プロシジャリソース
Applicationクラスに"SMGRPROC_論理ノード名"を指定します。
GLSの設定方法は、『PRIMECLUSTER導入運用手引書』と『PRIMECLUSTER Global Link Services』を参照してください。
userApplicationとリソースの作成方法は、本マニュアルの『Linux版PRIMECLUSTERでのリソースの作成とuserApplicationの作成』を参照してください。
プロシジャリソースの設定で実施する事前設定(状態遷移プロシジャの作成、リソースデータベースへのリソースの登録)は、クラスタセットアップコマンド(stgclset_lxprm)にて実施済みです。
Storage管理サーバ業務の場合、WebServerの設定をします。
『Linux版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 Webサーバの設定』を参照し、全てのノードでWebServerの設定を行います。
業務とAdvancedCopy Managerを起動します。
PRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、新規に作成したuserApplicationまたは4で停止したuserApplicationを起動します。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
データベース
Storage管理サーバ業務の場合、『Linux版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 データベース退避方法』を参照し、作成したデータベース領域のバックアップを行ってください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
OSのcpコマンドなどを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のディレクトリをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/var
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUI等を利用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。
『Linux版ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
Windows版SafeCLUSTERでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を行うクラスタサービスの運用系ノードです。セカンダリノードとは、同クラスタサービスにおける待機系ノードを指します。
Windows Server 2003 Service Pack 1またはWindows Server 2003 R2が適用されている場合、Windows版導入手引書の『インストールにおける注意事項』を参照し、ファイアーウォール機能を設定してください。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。
本処理を以下のサービスを利用して実行した場合、不具合が発生しますので、利用しないでください。
ターミナルサービス(リモートデスクトップ接続による利用)
Telnetサーバーサービス
なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003であれば、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行うことで、利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/278845/ja
プライマリノードを再起動します。
プライマリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順2に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
「swstf8002 DB環境の設定に失敗しました。」が表示されますが、無視してください。
業務を停止します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタサービスに追加する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して該当するクラスタサービスを停止します。
クラスタサービスの停止方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
共有ディスクの状態を確認します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをプライマリノードにてオンラインにします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードにてオンラインにします。
共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』の『コンソールコマンド』の項を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK説明書』を参照してください。
共有ディスクがSafeDISKの場合、プライマリノードでのクラスタセットアップコマンドの処理(手順5から手順16)が終了するまで、他のノードにてSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)を実行しないでください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
プライマリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_winsafe |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「プライマリノード」を選択します。
ドライブ
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのドライブを選択します。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。必要なディスク容量については算出した共有ディスク容量を使用し、空き容量が十分か判断してください。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
プライマリノードのクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面が表示されます。
Storage管理サーバ業務の場合
Storageサーバ業務の場合
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「プライマリノード」であることを確認します。
ドライブ
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのドライブレターが表示されます。
論理ノード名
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、論理ノード名を入力します。
業務名
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、業務名を入力します。
Storage管理サーバ業務
Storage管理サーバ業務の場合、この項目にチェックします。
チェックしなかった場合、Storageサーバ業務の設定が行なわれます。
IPアドレス
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、論理IPアドレスを入力します。
スケーラブル運用の業務と複合運用するStorage管理サーバ業務の場合、IPアドレスに指定するIPアドレスはStorage管理サーバ業務用に準備した『AdvancedCopy Manager用引き継ぎIPアドレス』です。スケーラブル運用の業務の論理IPアドレスを間違って指定しないでください。
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号設定画面]が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
アカウント名
AdvancedCopy Managerインストール時のアカウントが表示されます。
パスワード
AdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。
通信サービス
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、業務用通信サービスのポート番号を入力します。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順10に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順16に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を設定します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面が表示されますので、必要に応じて表示されている内容を変更し、[継続]ボタンをクリックしてください。AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを同じにする場合は、データベース作成フォルダとして手順6で選択したドライブを指定します。なお、データベースは、必ず、共用ディスク上に作成してください。
格納先名
各々のデータベースの格納先を、ドライブ名を含む絶対パス名で入力します。ここで入力するフォルダ名は、NTFSでフォーマットされた新規のフォルダ名です。指定したフォルダNTFS以外でフォーマットされている場合や、既に存在する場合は、別の名前に変更してください。
データベースサイズ
データベースの大きさをMB単位で指定します。指定値については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 データベース領域の見積もり』を参照してください。デフォルト値を利用する場合は、[デフォルト使用]チェックボックスをチェックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを設定します。
データベースをアクセスするユーザー名/パスワードを入力します。入力が完了した後、[設定]ボタンをクリックしてください。なお、Storage管理サーバのIPアドレス欄には、クラスタセットアップコマンド画面で設定済のIPアドレスが表示されますが、変更はできません。
ユーザー名とパスワードには、以下の条件があります。
ユーザー名
次の文字は含まないでください。
"/\[]:;|=,+*?<>"
空白とピリオドだけで構成しているアカウントは許可されません。
20文字を超えないでください。
パスワード
14文字を超えないでください。
ここで入力して設定したユーザーに対し、OS上で削除する場合やパスワードを変更する場合は、本マニュアルの『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更』を参照し、再設定処理を行ってください。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定
以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。
Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。
Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
Swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data |
「読み取り」付加 |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、Webサーバ設定確認ダイアログで[はい]ボタンをクリックすると以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]をクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、Webクライアントを使用するには、SharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定の詳細については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の『A.7 Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合』を参照してください。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、セカンダリの設定を行います。
共有ディスクの状態を確認します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをプライマリノードにてオフラインにします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードにてオフラインにします。
共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』の『コンソールコマンド』の項を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK説明書』を参照してください。
セカンダリノードを再起動します。
AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順19に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
業務を停止します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタサービスに追加する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して該当するクラスタサービスを停止します。
クラスタサービスの停止方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
共有ディスクの状態を確認します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをセカンダリノードにてオンラインにします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードにてオンラインにします。
共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』の『コンソールコマンド』の項を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK説明書』を参照してください。
共有ディスクがSafeDISKの場合、セカンダリノードでのクラスタセットアップコマンドの処理(手順22から手順33)が終了するまで、他のノードにてSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)を実行しないでください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
セカンダリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_winsafe |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「セカンダリノード」を選択します。
ドライブ
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのドライブを選択します。プライマリノードの設定と同じ値を選択してください。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
セカンダリノードにおけるクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます(ノード種別のみセカンダリノードとなります)。各項目を確認の上、 [OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合
Storageサーバ業務の場合
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号設定画面]が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
パスワードを除いて、プライマリノードの設定と同じ値が表示されます。
パスワードの欄にはAdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。パスワードを入力後、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順27に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順33に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を確認します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、 [継続]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを確認します。
[IPアドレスとリポジトリアクセスユーザー設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、 [設定]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定
以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。
Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。
Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
Swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data |
「読み取り」付加 |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、Webサーバ設定確認ダイアログで[はい]ボタンをクリックすると以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]をクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、Webクライアントを使用するには、SharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定の詳細については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の『A.7 Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合』を参照してください。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
共有ディスクの状態を確認します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。オンラインの場合、オフラインにします。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。オンラインの場合、オフラインにします。
共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』の『コンソールコマンド』の項を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK説明書』を参照してください。
必要に応じて、新規業務を作成します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を新規クラスタサービスで運用する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用してクラスタサービスを作成します。既存のクラスタサービスにStorage管理サーバ業務を追加する場合、この作業は必要ありません。
運用形態:Standby
クラスタサービスを構成する、以下のリソースを登録します。
引き継ぎネットワーク
引き継ぎネットワークの設定は、IPアドレス引継ぎとします
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク
共有ディスクの設定は、切り替えディスクとします
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク
共有ディスクの設定は、切り替えディスクとします
クラスタサービスの作成方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
新規クラスタサービスを作成する場合、本マニュアルの『Windows版SafeCLUSTERでのクラスタサービスの設定』を参照してください。
リソースを設定します。
SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、Storage管理サーバ業務を追加する既存のクラスタサービスまたは手順35で作成した新規クラスタサービスで使用するリソースにAdvancedCopy Managerのアプリケーションリソースを設定します。
SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、各アプリケーションリソースの起動/停止優先度も設定します。
以下の起動/停止優先度の順番で当該クラスタサービスにAdvancedCopy ManagerのWin32サービスを組み込みます。AdvancedCopy Managerの他にアプリケーションリソースがある場合は、他のアプリケーションリソースが起動してからAdvancedCopy Managerのアプリケーションリソースが起動するように優先度を調整してください。
Storage管理サーバ業務の場合
リソース名 |
起動/停止優先度 |
AdvancedCopy_COM_Service_論理ノード名 |
1 |
AdvancedCopy_RDB_RDBSWSTF_論理ノード名 |
2 |
AdvancedCopy_RDA_RDBSWSTF_論理ノード名 |
3 |
AdvancedCopy_GUI_Service_論理ノード名 |
4 |
AdvancedCopy_ACL_Service_論理ノード名 |
5 |
Storageサーバ業務の場合
リソース名 |
起動/停止優先度 |
AdvancedCopy_COM_Service_論理ノード名 |
1 |
クラスタサービスへのアプリケーションリソースの設定方法と、起動/停止優先度の設定方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
新規クラスタサービスを作成する場合、本マニュアルの『Windows版SafeCLUSTERでのクラスタサービスの設定』を参照してください。
Storage管理サーバ業務の場合、プライマリノードとセカンダリノードにてWebサーバのMIME設定を実施します。
Web画面を使用するために、ファイルのダウンロードが必要となる場合があります。そのため、手順15と手順32で[はい]ボタンを選択してWebサーバの設定を行った場合は、ファイルがダウンロードできるように以下の設定を行います。
設定方法については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 Storage管理サーバのカスタマイズ作業詳細の手順9(WebサーバのMIME設定)』を参照してください。
プライマリノードにて、クラスタサービスを起動します。
SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、手順3(手順20)で停止したクラスタサービス、または手順35で作成したクラスタサービスを起動してください。
クラスタサービスの起動方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド』を参照してください。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
データベース
Storage管理サーバ業務の場合、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 データベースの退避方法』を参照し、作成したデータベース領域のバックアップを行ってください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
Windowsのエクスプローラーのコピー機能などを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のフォルダをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブ:\etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブ:\var
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUIなどを使用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。
『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
Windows版MSCSでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を行うクラスタグループの運用系ノードです。セカンダリノードとは、クラスタグループにおける待機系ノードを指します。
セカンダリノードAとは、クラスタグループにおける待機ノードの中でStorage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を最初に作成するノードを示します。セカンダリノードBとは、クラスタグループにおける残りの待機ノードを示します。
1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。
カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。
例:3台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが1台となります。4台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが2台となります。
Windows Server 2003 Service Pack 1またはWindows Server 2003 R2が適用されている場合、Windows版導入手引書の『インストールにおける注意事項』を参照し、ファイアーウォール機能を設定してください。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。
本処理を以下のサービスを利用して実行した場合、不具合が発生しますので、利用しないでください。
ターミナルサービス(リモートデスクトップ接続による利用)
Telnetサーバーサービス
なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003であれば、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行うことで、利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/278845/ja
プライマリノードを再起動します。
プライマリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、2に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
必要に応じて、既存の業務を停止します。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタグループに追加する場合は、クラスタアドミニストレータを利用して、該当クラスタグループの業務を停止してください。新規にクラスタグループを作成する場合は、この作業は必要ありません。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクと、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクはオンラインにしておきます。
Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクはオンラインにしておきます。
クラスタグループの停止方法、共有ディスクのオンライン方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
Microsoft(R) Cluster Server上で、所有権を獲得します。
クラスタアドミニストレータを利用して、プライマリノードでQuorumディスクとAdvancedCopy Managerで使用する共有ディスクの所有権、および業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細については、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
プライマリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_mscs |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「プライマリノード」を選択します。
物理ディスクリソース
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのディスクリソースを選択します。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。必要なディスク容量については算出した共有ディスク容量を使用し、空き容量が十分か判断してください。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
プライマリノードのクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面が表示されます。
Storage管理サーバ業務の場合
Storageサーバ業務の場合
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「プライマリノード」であることを確認します。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
論理ノード名
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、論理ノード名を入力します。
業務名
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、業務名を入力します。
クラスタ名
本マニュアルの『項目の確認』で確認した、クラスタ名を入力します。
IPアドレス
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、論理IPアドレスを入力します。
新規にIPアドレスリソースを作成
上で入力したIPアドレスが、新規に準備したIPアドレスの場合、このラジオボタンを選択します。選択した場合のみ、以下の3項目に入力します。
サブネットマスク
上で入力したIPアドレスのサブネットマスクを入力します。
ネットワーク名
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、ネットワーク名を入力します。
外部接続用ネットワーク名
本マニュアルの『項目の確認』で確認した、外部接続用ネットワーク名を入力します。
既存のIPアドレスリソースを使用
上で入力したIPアドレスが、既存クラスタグループから引き継いだIPアドレスの場合、このラジオボタンを選択します。選択した場合のみ、以下の1項目に入力します。
IPアドレスリソース
本マニュアルの『項目の確認』で確認した、IPアドレスリソース名を入力します。
Storage管理サーバ業務
Storage管理サーバ業務の場合、この項目にチェックします。チェックしなかった場合、Storageサーバ業務の設定が行なわれます。
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号設定画面]が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
アカウント名
AdvancedCopy Managerインストール時のアカウントが表示されます。
パスワード
AdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。
通信サービス
本マニュアルの『項目の確認』で準備した、業務用通信サービスのポート番号を入力します。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順10に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順16に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を設定します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面が表示されますので、必要に応じて表示されている内容を変更し、[継続]ボタンをクリックしてください。AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを同じにする場合は、データベース作成フォルダとして項6で選択したドライブを指定します。なお、データベースは、必ず、共用ディスク上に作成してください。
格納先名
各々のデータベースの格納先を、ドライブ名を含む絶対パス名で入力します。ここで入力するフォルダ名は、NTFSでフォーマットされた新規のフォルダ名です。指定したフォルダNTFS以外でフォーマットされている場合や、既に存在する場合は、別の名前に変更してください。
データベースサイズ
データベースの大きさをMB単位で指定します。指定値については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 データベース領域の見積もり』を参照してください。デフォルト値を利用する場合は、[デフォルト使用]チェックボックスをチェックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを設定します。
データベースをアクセスするユーザー名/パスワードを入力します。入力が完了した後、[設定]ボタンをクリックしてください。なお、Storage管理サーバのIPアドレス欄には、クラスタセットアップコマンド画面で設定済のIPアドレスが表示されますが、変更はできません。
ユーザー名とパスワードには、以下の条件があります。
ユーザー名
次の文字は含まないでください。
"/\[]:;|=,+*?<>"
空白とピリオドだけで構成しているアカウントは許可されません。
20文字を超えないでください。
パスワード
14文字を超えないでください。
ここで入力して設定したユーザーに対し、OS上で削除する場合やパスワードを変更する場合は、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更』を参照し、再設定処理を行ってください。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定
以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。
Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。
Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
Swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data |
「読み取り」付加 |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、Webサーバ設定確認ダイアログで[はい]ボタンをクリックすると以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]をクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、Webクライアントを使用するには、SharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定の詳細については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の『A.7 Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合』を参照してください。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、セカンダリの設定を行います。
Storage管理サーバ業務の場合、必要に応じて、ディスクリソースを移動します。
AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを分けた場合、クラスタアドミニストレータを使用して、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクのディスクリソースを業務へ移動してください。ディスクリソースの移動方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
セカンダリノードAを再起動します。
AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順19に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
セカンダリノードAにて業務の所有権を獲得します。
クラスタアドミニストレータを利用して、Microsoft(R) Cluster Server上で、セカンダリノードAにて業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細については、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
セカンダリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_mscs |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「セカンダリノード」を選択します。
物理ディスクリソース
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのリソースを選択します。プライマリノードの設定と同じ値を選択してください。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
セカンダリノードAにおけるクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます(ノード種別のみセカンダリノードとなります)。各項目を確認の上、 [OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務場合
Storageサーバ業務の場合
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号設定画面]が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
パスワードを除いて、プライマリノードの設定と同じ値が表示されます。
パスワードの欄にはAdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。パスワードを入力後、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順26に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順32に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を確認します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、 [継続]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを確認します。
[IPアドレスとリポジトリアクセスユーザー設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、 [設定]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定
以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。
Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。
Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
Swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data |
「読み取り」付加 |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、Webサーバ設定確認ダイアログで[はい]ボタンをクリックすると以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]をクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、Webクライアントを使用するには、SharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定の詳細については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の『A.7 Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合』を参照してください。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順49に進みます。
カスケード運用の場合、手順33に進みます。
AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、34に進みます。
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順33〜手順48の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。
以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。
セカンダリノードBにて業務の所有権を獲得します。
クラスタアドミニストレータを利用して、Microsoft(R) Cluster Server上で、セカンダリノードBにて業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細については、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
クラスタセットアップ開始指示を行います。
セカンダリノードBで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。
プログラムディレクトリ\bin\stgclset_mscs |
ノード種別と共有ディスクを選択します。
クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。
各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。
サーバ種別
「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」が表示されます。
ノード種別
「セカンダリノード」を選択します。
物理ディスクリソース
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用する共有ディスクのリソースを選択します。プライマリノードの設定と同じ値を選択してください。
ドライブ
物理ディスクリソースに対応したドライブレターが表示されます。
必要なディスク容量
AdvancedCopy Managerクラスタ環境に必要な最小のディスク容量が表示されます。
空きディスク容量
指定されたドライブの空き容量が表示されます。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、[はい]ボタンをクリックします。
「設定済みのセカンダリノード数」には、既にセットアップ済みのセカンダリノードのノード数が出力されます。
確認のデフォルトが[いいえ]ボタン(処理のキャンセル)であることに注意してください。
セカンダリノードBにおけるクラスタ情報を設定します。
クラスタセットアップコマンドの設定画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます(ノード種別のみセカンダリノードとなります)。各項目を確認の上、 [OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務場合
Storageサーバ業務の場合
ポート番号・サービスを設定します。
[ポート番号設定画面]が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。
パスワードを除いて、プライマリノードの設定と同じ値が表示されます。
パスワードの欄にはAdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。パスワードを入力後、[OK]ボタンをクリックします。
ポート番号・サービス設定が完了します。
[OK]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、手順42に進みます。
Storageサーバ業務の場合、手順48に進みます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を確認します。
[データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、 [継続]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを確認します。
[IPアドレスとリポジトリアクセスユーザー設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、 [設定]ボタンをクリックします。
Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定
以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。
Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。
Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
Swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data |
「読み取り」付加 |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、Webサーバ設定確認ダイアログで[はい]ボタンをクリックすると以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]をクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、Webクライアントを使用するには、SharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定の詳細については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の『A.7 Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合』を参照してください。
クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順33〜手順48を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順33から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順33〜手順48)が終了した場合、手順49に進んでください。
必要に応じて、リソースの依存関係と実行可能な所有者を設定します。
リソースの依存関係を設定します。
Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを分けた場合、クラスタアドミニストレータを使用して、以下のリソースの依存関係にAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクリソースを追加してください。リソースの依存関係の追加方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
SymfoWARE RDA RDBSWSTF
SymfoWARE RDB RDBSWSTF
バックアップ管理などの運用を実施する(Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務、Storageサーバ業務)場合、クラスタアドミニストレータを使用して、以下のリソースの依存関係に業務用のディスクリソースを追加してください。
AdvancedCopy COM Service_論理ノード名
AdvancedCopy COM Service_論理ノード名と業務用のディスクリソースとの依存関係は、業務のボリュームの追加/削除等を実施するときに設定しなおす必要があります。詳細は、Windows版ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書『クラスタ運用時の注意事項』を参照してください。
クラスタグループのノード数よりクラスタシステムのノード数が多い場合(例えばn:1運用待機等)、実行可能な所有者を変更します。
クラスタアドミニストレータを使用して、当該クラスタグループに属しているAdvancedCopy Managerのリソースのプロパティ情報(実行可能な所有者)をクラスタグループで動作するノードのみに変更してください。実行可能な所有者の変更方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。
変更するAdvancedCopy Managerのリソースは、以下の通りです。
AdvancedCopy COM Service_論理ノード名
AdvancedCopy ACL Service(Storage管理サーバ業務の場合)
AdvancedCopy GUI Service(Storage管理サーバ業務の場合)
SymfoWARE RDA RDBSWSTF(Storage管理サーバ業務の場合)
SymfoWARE RDB RDBSWSTF(Storage管理サーバ業務の場合)
AdvancedCopy IP Address_論理ノード名(AdvancedCopy Managerのクラスタセットアップコマンドで「新規にIPアドレスリソースを作成」を選択した場合)
AdvancedCopy Network_論理ノード名(AdvancedCopy Managerのクラスタセットアップコマンドで「新規にIPアドレスリソースを作成」を選択した場合)
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク
AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク(Storage管理サーバ業務の場合)
バックアップボリュームまたは複写先ボリューム(Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務、Storageサーバ業務の場合)
当該クラスタグループに属するAdvancedCopy Manager以外のリソースについては、リソースを作成するシステムにご確認ください。
Storage管理サーバ業務の場合、プライマリノードとセカンダリノードにてWebサーバのMIME設定を実施します。
Web画面を使用するために、ファイルのダウンロードが必要となる場合があります。そのため、手順15と手順30で[はい]ボタンを選択してWebサーバの設定を行った場合は、ファイルがダウンロードできるように以下の設定を行います。
設定方法については、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書のStorage管理サーバのカスタマイズ作業詳細の手順9(WebサーバのMIME設定)』を参照してください。
プライマリノードにて、AdvancedCopy Managerサービスを起動します。
クラスタアドミニストレータを利用して、設定を完了したクラスタグループをオンラインとし、AdvancedCopy Managerのサービスを起動します。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
データベース
Storage管理サーバ業務の場合、『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 データベースの退避方法』を参照し、作成したデータベース領域のバックアップを行ってください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
Windowsのエクスプローラーのコピー機能などを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のフォルダをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブ:\etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのドライブ:\var
動作ノードを確認します。
クラスタアドミニストレータを使用して、該当するノードでクラスタグループが動作することを確認してください。
Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUIなどを使用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。
Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。
『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
HP版MC/ServiceGuardでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storageサーバ業務を行うパッケージの運用系ノードです。セカンダリノードとは、同パッケージにおける待機系ノードを指します。
セカンダリノードAとは、同パッケージにおける待機ノードの中でStorageサーバ業務の環境を最初に作成するノードを示します。セカンダリノードBとは、同パッケージにおける残りの待機ノードを示します。
1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。
カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。
例:3台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが1台となります。4台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが2台となります。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storageサーバ業務をセットアップします。
システムを再起動します。
プライマリノード、セカンダリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、2に進みます。
MC/ServiceGuardの機能を利用して、業務環境を確認/作成します。
パッケージの確認方法、作成方法についてはMC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
Storageサーバ業務を追加する業務(パッケージ)を確認します。新規業務の場合、パッケージを作成し、パッケージを起動してノード間でパッケージが移動できることを確認します。
事前準備の確認をします。
設定するパッケージについて、本マニュアルの『項目の確認』の各項目を確認します。
MC/ServiceGuardの機能を利用して、業務を停止します。
対象の業務を停止します(パッケージを停止します)。
業務の停止方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードとでアンマウント状態で有る事を確認します。
その後、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。
ポート番号を登録します。
事前準備した業務用通信デーモンのポート番号を/etc/servicesに以下のサービス名で登録します。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesに登録してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
プライマリノード、セカンダリノードで同じポート番号を登録してください。
プライマリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Primary | Pri -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 -v ボリュームグループ名 -i IPアドレス -u サブネット |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Primary -m /stgmount -n nodepr -s serv1 -v vg01 -i 10.10.10.10 -u 10.10.10.0 |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Pri -m /stgmount -n nodepr -s serv1 -v vg01 -i 10.10.10.10 -u 10.10.10.0 |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : MC/ServiceGuard Node type : Primary IP Address : 10.10.10.10 SUBNET : 10.10.10.0 Mount point : /stgmount Device Name : /dev/vg01/lvol1 Volume Group : vg01 Node name : nodepr Service : serv1 Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y |
設定処理を継続するかどうか問い合わせます。クラスタ環境設定処理を中断する場合は"n"、処理を継続する場合は"y"を入力するかそのままEnterキーを押します。
プライマリノードのセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8100 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。引き続きセカンダリノードのクラスタ環境を作成してください。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、プライマリノードでアンマウントします。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Secondary -m /stgmount |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Sec -m /stgmount |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : MC/ServiceGuard Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 SUBNET : 10.10.10.0 Mount point : /stgmount Device Name : /dev/vg01/lvol1 Volume Group : vg01 Node name : nodepr Service : serv1 Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y |
設定処理を継続するかどうか問い合わせます。クラスタ環境設定処理を中断する場合は"n"、処理を継続する場合は"y"を入力するかそのままEnterキーを押下する。
セカンダリノードAのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでアンマウントします。
1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順22に進みます。
カスケード運用の場合、手順16に進みます。
クラスタセットアップコマンドを実行するセカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順16〜手順21の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
手順16でAdvancedCopy Managerの共有ディスクをマウントしたセカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Secondary -m /stgmount |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_mcsg -k Sec -m /stgmount |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : MC/ServiceGuard Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 SUBNET : 10.10.10.0 Mount point : /stgmount Device Name : /dev/vg01/lvol1 Volume Group : vg01 Node name : nodepr Service : serv1 Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y |
設定処理を継続するかどうか問い合わせます。クラスタ環境設定処理を中断する場合は"n"、処理を継続する場合は"y"を入力するかそのままEnterキーを押します。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、"y"を入力しEnterキーを押します。
Secondary node is already setup in another node. The number of secondary nodes : 1 Do you want to setup new secondary node? [default:n] y |
"The number of secondary nodes"には、既にセットアップ済みのセカンダリノード数が出力されます。
確認のデフォルト値が”n"(処理のキャンセル)であることに注意してください。
セカンダリノードBのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでアンマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順16〜手順21を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順16から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順16〜手順21)が終了した場合、手順22に進んでください。
パッケージ情報の編集と登録をします。
手順2にて業務を新規に作成した場合、クラスタ環境設定コマンドにて作成されたサンプル制御スクリプトをパッケージの制御スクリプトにコピーします。
パッケージ制御スクリプトにAdvancedCopy Manager以外のリソースが設定されている(既存の業務にAdvancedCopy Managerを追加した等)場合、クラスタ環境設定コマンドにて作成されたサンプル制御スクリプトを参照し、既存の制御スクリプトにAdvancedCopy Managerの情報を設定します。サンプル制御スクリプトでのAdvancedCopy Managerの情報は、「AdvancedCopy Manager」で検索できます。
サンプル制御スクリプトは、/var/opt/swstorage/cluster/samp_論理ノード.shです。
AdvancedCopy Managerのデーモン停止のタイムアウト値は、300秒です。パッケージ構成ファイルでタイムアウト値を設定している場合、タイムアウト値が十分か確認してください。
パッケージ制御スクリプトを置き換え/編集した後に、パッケージ構成ファイルの検証、登録、確認を実施します。
パッケージ構成ファイルの検証、登録、確認の方法は、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
MC/ServiceGuardの機能を利用して、業務を開始します。
手順4で停止した業務を起動します(パッケージをオンラインにします)。
業務の起動方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
OSのcpコマンドなどを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のディレクトリをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/var
Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUI等を利用して、Storageサーバ業務の環境を作成します。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
Storage管理サーバがSolarisの場合は『Solaris版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書』、Storage管理サーバがWindowsの場合は『Windows版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書』、Storage管理サーバがLinuxの場合は『Linux版 ETERNUS SF AdvancedCopy Manager運用手引書』になります。
HP版VERITAS Cluster Serverは未サポートです。
AIX版VERITAS Cluster Serverは未サポートです。
AIX版High Availability Cluster Multi-Processingでのカスタマイズ方法について説明します。
プライマリノードとは、Storageサーバ業務を行うリソースグループの運用系ノードです。セカンダリノードとは、リソースグループにおける待機系ノードを指します。
セカンダリノードAとは、リソースグループにおける待機ノードの中でStorageサーバ業務の環境を最初に作成するノードを示します。セカンダリノードBとは、リソースグループにおける残りの待機ノードを示します。
1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。
カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。
例:3台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが1台となります。4台のノードでカスケード運用の業務を構築する場合、プライマリノードが1台、セカンダリノードAが1台、セカンダリノードBが2台となります。
以下にセットアップの流れを記述します。
以下の手順にて、Storageサーバ業務をセットアップします。
システムを再起動します。
プライマリノード、セカンダリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、2に進みます。
事前準備の確認をします。
設定するリソースグループについて、本マニュアルの『項目の確認』の各項目を確認します。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、プライマリノードでマウントします。
業務を停止します。
High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、Storageサーバ業務を既存のリソースグループに追加する場合、該当リソースグループを停止します。
リソースグループの停止方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。
ポート番号を登録します。
事前準備した業務用通信デーモンのポート番号を/etc/servicesに以下のサービス名で登録します。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesに登録してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
プライマリノード、全てのセカンダリノードで同じポート番号を登録してください。
プライマリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Primary | Pri -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント -n 論理ノード名 -s 業務名 |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Primary -m /STGAGTMNT -n nodeAGT -s agent_service |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Pri -m /STGAGTMNT -n nodeAGT -s agent_service |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Primary -m /STGAGTMNT -n nodeAGT -s agent_se rvice AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing Node type : Primary Mount point : /STGAGTMNT Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
プライマリノードのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8100 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。引き続きセカンダリ ノードのクラスタ環境を作成してください。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Sec -m /STGMGRDISK |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Secondary -m /STGAGTMNT AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing Node type : Secondary Mount point : /STGAGTMNT Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
セカンダリノードAのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。
1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順21に進みます。
カスケード運用の場合、手順15に進みます。
クラスタセットアップコマンドを実行するセカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクを、セカンダリノードBでマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順15〜手順20の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
手順15でAdvancedCopy Managerの共有ディスクをマウントしたセカンダリノードBでクラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Secondary | Sec -m AdvancedCopy_Manager共有データ用のマウントポイント |
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Secondary -m /STGMGRDISK |
または
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Sec -m /STGMGRDISK |
セットアップ対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードに関する情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_hacmp -k Secondary -m /STGAGTMNT AdvancedCopy Manager settings are as follows. Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing Node type : Secondary Mount point : /STGAGTMNT Node name : nodeAGT Service : agent_service Function : Server Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境設定処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
セカンダリノードの追加を確認します。
カスケード運用用に新たにセカンダリノードを追加するための確認画面が表示されます。カスケード運用の業務であることを確認の上、"y"を入力しEnterキーを押します。
Secondary node is already setup in another node. The number of secondary nodes : 1 Do you want to setup new secondary node? [default:n] y |
"The number of secondary nodes"には、既にセットアップ済みのセカンダリノード数が出力されます。
確認のデフォルト値が"n"(処理のキャンセル)であることに注意してください。
セカンダリノードBのクラスタセットアップコマンドを終了します。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。 # |
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順15〜手順20を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順15から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順15〜手順20)が終了した場合、手順21に進んでください。
High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、リソースグループを作成し、登録します。
AdvancedCopy Managerのリソースとして以下のタイプを追加してください。
アプリケーション
始動スクリプトには、"/opt/FJSVswstf/cluster/clproc/hacmpStart_論理ノード名"を指定してください。
停止スクリプトには、"/opt/FJSVswstf/cluster/clproc/hacmpStop_論理ノード名"を指定してください。
マウントポイント
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを登録してください。
IPアドレス
AdvancedCopy Manager用の論理IPアドレスを登録してください。既に業務で使用している論理IPアドレスを使用する場合、新規に登録する必要はありません。
リソースグループ及びリソースの作成/登録方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。
業務とAdvancedCopy Managerを起動します。
High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、新規に作成したリソースグループまたは4で停止したリソースグループを起動します。
リソースグループの起動方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。
環境のバックアップを行います。
不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上のデータ
OSのcpコマンドなどを使用して、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク上の以下のディレクトリをバックアップしてください。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/etc
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのマウントポイント/var
Storageサーバ業務の環境を作成します。
AdvancedCopy ManagerのGUI等を利用して、Storageサーバ業務の環境を作成します。
『AIX版ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』を参照し、Storageサーバ業務の環境を作成してください。
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索引
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