ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(TM) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第5章 Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の削除

本章では、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のクラスタ環境を削除する方法について説明します。

Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの場合、本マニュアルの『Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERでの削除』を参照してください。

Solaris版VERITAS Cluster Serverの場合、本マニュアルの『Solaris版VERITAS Cluster Serverでの削除』を参照してください。

Linux版PRIMECLUSTERの場合、本マニュアルの『Linux版PRIMECLUSTERでの削除』を参照してください。

Windows版SafeCLUSTERの場合、本マニュアルの『Windows版SafeCLUSTERでの削除』を参照してください。

Windows版MSCSの場合、本マニュアルの『Windows版MSCSでの削除』を参照してください。

HP版MC/ServiceGuardの場合、本マニュアルの『HP-UX版MC/ServiceGuardでの削除』を参照してください。

HP版VERITAS Cluster Serverの場合、本マニュアルの『HP-UX版VERITAS Cluster Serverでの削除』を参照してください。

AIX版VERITAS Cluster Serverの場合、本マニュアルの『AIX版VERITAS Cluster Serverでの削除』を参照してください。

AIX版High Availability Cluster Multi-Processingの場合、本マニュアルの『AIX版High Availability Cluster Multi-Processingでの削除』を参照してください。

5.1 Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERでの削

Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したクラスタサービス(userApplication)のノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同クラスタサービス(userApplication)におけるノードを指します。セカンダリノードAとは、同クラスタサービス(userApplication)におけるセカンダリノードの中で環境を最後に削除するノードを示します。セカンダリノードBとは、同クラスタサービス(userApplication)における残りのセカンダリノードを示します。この意味付けは、

1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。

カスケード運用、移動待機運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。

5.1.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.1.2 削除作業詳

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。ただし、Storage管理サーバ業務の場合、この操作を行なう必要はありません。

  2. 業務を停止します。

    SafeCLUSTERの運用管理ビューまたはPRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、削除対象の業務を停止します。

  3. リソースを削除します。

    SafeCLUSTER の場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを使用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。クラスタサービスがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、クラスタサービスごと削除します。

    PRIMECLUSTERの場合、PRIMECLUSTERの"userApplication Configuration Wizard"を使用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。userApplicationがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、userApplicationごと削除します。

    1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順10に進みます。

    カスケード運用、移動待機運用の場合、手順4に進みます。

  4. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードBでマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順4〜手順9の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  5. セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  6. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
            Node type      : Secondary
            IP Address     : 10.10.10.10    (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : manager_service
            Function       : Management Server (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 3
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  7. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  8. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #

    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  9. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードBでアンマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順4〜手順9を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順4から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順4〜手順9)が終了した場合、手順10に進んでください。

  10. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードAでマウントします。

  11. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  12. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
            Node type      : Secondary
            IP Address     : 10.10.10.10    (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : manager_service
            Function       : Management Server (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  13. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  14. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #


  15. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードAでアンマウントします。

  16. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでマウントします。

  17. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  18. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
            Node type      : Primary
            IP Address     : 10.10.10.10  (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : manager_service
            Function       : Management Server  (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  19. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  20. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #


  21. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでアンマウントします。

  22. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

  23. 業務を起動します。

    SafeCLUSTERの運用管理ビューまたはPRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、手順2で停止した業務を起動します。手順3でクラスタサービス(userApplication)を削除している場合は不要です。

    SafeCLUSTERの場合、SafeCLUSTER運用管理ビューにてAdvancedCopy Managerのクラスタ環境を削除したサービスにAdvancedCopy Manager用状態遷移プロシジャ(SMGRPROC_論理ノード名)がないことを確認してください。存在する場合、手動にて削除してください。

5.2 Solaris版VERITAS Cluster Serverでの削

Solaris版VERITAS Cluster Serverでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したサービスグループのノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同サービスグループにおけるノードを指します。セカンダリノードAとは、同サービスグループにおけるセカンダリノードの中で環境を最後に削除するノードを示します。セカンダリノードBとは、同サービスグループにおける残りのセカンダリノードを示します。

1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。

カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。

5.2.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.2.2 削除作業詳 

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。ただし、Storage管理サーバ業務の場合、この操作を行う必要はありません。

  2. 業務を停止します。

    VERITAS Cluster Serverの機能を利用して、削除対象の業務を停止します。

    ユーザーサービスグループの停止方法については、『VERITAS Cluster Server User's Guide』を参照してください。

    VERITAS Cluster Serverのコマンドによるユーザーサービスグループの停止例は以下の通りです。

    本例では、ユーザーサービスグループ名を"STGMGRSRV"、運用系ノード名を"node1"とします。

    # hagrp -offline STGMGRSRV  -sys  node1


  3. リソースを削除します。

    VERITAS Cluster Serverの機能を利用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。サービスグループがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、サービスグループごと削除します。

    ユーザーサービスグループ及びリソースの削除方法については、『VERITAS Cluster Server User's Guide』を参照してください。

    VERITAS Cluster Serverのコマンドによるユーザーサービスグループ及びリソースの削除例は以下の通りです。

    本例では、ユーザーサービスグループ名を"STGMGRSRV"とします。

    また、各リソース名は以下の通りとします。

    VCS定義ファイルを別名で保存します。

    # mv  /etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf /etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf.bk

    VCSの設定を読み込み/書き込み可能な状態にします。

    # haconf -makerw

    リソース(Application、MountPoint)を削除します。

    # hares -delete AdvancedCopy_Manager_appl
    # hares -delete AdvancedCopy_Manager_mount
    # hares -delete AdvancedCopy_Manager_DB

    業務で使用しない場合、リソース(IP)を削除します。

    # hares -delete sybase_ip

    業務を削除する場合、ユーザーサービスグループを削除します。

    # hagrp -delete STGMGRSRV

    VCSの設定設定を反映し、読み取り専用に設定します。

    # haconf -dump -makero

    1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順10に進みます。

    カスケード運用の場合、手順4に進みます。

  4. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードBでマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順4〜手順9の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  5. セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_vcs -n 論理ノード名 

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  6. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_vcs -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : VERITAS Cluster Server
            Node type      : Secondary
            IP Address     : 10.10.10.10     (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Management Server  (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 3
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  7. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +--------------------------------------------------------------------+
      |                                                                    |
      |   AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。         |
      |                                                                    |
      | [注意]                                                             |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。                |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。          |
      |                                                                    |
      +--------------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  8. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #

    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  9. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードBでアンマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順4〜手順9を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順4から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順4〜手順9)が終了した場合、手順10に進んでください。

  10. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードAでマウントします。

  11. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_vcs -n 論理ノード名 

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  12. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_vcs -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : VERITAS Cluster Server
            Node type      : Secondary
            IP Address     : 10.10.10.10     (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Management Server  (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  13. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +--------------------------------------------------------------------+
      |                                                                    |
      |   AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。         |
      |                                                                    |
      | [注意]                                                             |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。                |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。          |
      |                                                                    |
      +--------------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  14. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #


  15. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードAでアンマウントします。

  16. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでマウントします。

  17. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_vcs -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  18. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_vcs -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system : VERITAS Cluster Server
            Node type      : Primary
            IP Address     : 10.10.10.10    (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRMNT
            Node name      : nodeMGR
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Management Server  (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  19. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +--------------------------------------------------------------------+
      |                                                                    |
      |   AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。         |
      |                                                                    |
      | [注意]                                                             |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。                |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。          |
      |                                                                    |
      +--------------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  20. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #


  21. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでアンマウントします。

  22. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

  23. 業務を起動します。

    VERITAS Cluster Serverの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。手順3でサービスグループを削除している場合は不要です。

    ユーザーサービスグループの起動方法については、『VERITAS Cluster Server User’s Guide』を参照してください。

    # hagrp -online ユーザーサービスグループ  -sys  システム名

    システム名はユーザーサービスグループを起動したいノード名です。

5.3 Linux版PRIMECLUSTERでの削

Linux版PRIMECLUSTERでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したuserApplicationのノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同userApplicationにおけるノードを指します。セカンダリノードAとは、同userApplicationにおけるセカンダリノードの中で環境を最後に削除するノードを示します。セカンダリノードBとは、同userApplicationにおける残りのセカンダリノードを示します。この意味付けは、

1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。

カスケード運用、移動待機運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。

5.3.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.3.2 削除作業詳 

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。ただし、Storage管理サーバ業務の場合、この操作を行なう必要はありません。

  2. 業務を停止します。

    PRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、削除対象の業務を停止します。

  3. リソースを削除します。

    PRIMECLUSTERのRMS Wizardを使用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。userApplicationがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、userApplicationごと削除します。

    userApplicationとリソースの削除方法は、『PRIMECLUSTER導入運用手引書』を参照してください。

    1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順10に進みます。

    カスケード運用、移動待機運用の場合、手順4に進みます。

  4. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードBでマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順4〜手順9の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  5. セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_lxprm -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  6. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_lxprm -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : PRIMECLUSTER
            Node type      : Secondary
            IP Address     : 10.10.10.10    (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : manager_service
            Function       : Management Server (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 3
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  7. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  8. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #

    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  9. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードBでアンマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順4〜手順9を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順4から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順4〜手順9)が終了した場合、手順10に進んでください。

  10. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードAでマウントします。

  11. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_lxprm -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  12. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_lxprm -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : PRIMECLUSTER
            Node type      : Secondary
            IP Address     : 10.10.10.10    (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : manager_service
            Function       : Management Server (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  13. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  14. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #


  15. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードAでアンマウントします。

  16. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでマウントします。

  17. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_lxprm -n 論理ノード名

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  18. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_lxprm -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system : PRIMECLUSTER
            Node type      : Primary
            IP Address     : 10.10.10.10  (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeMGR
            Service        : manager_service
            Function       : Management Server  (Storageサーバ業務の場合は "Server" と表示されます)
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  19. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、"y"を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y


  20. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #


  21. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでアンマウントします。

  22. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

  23. 業務を起動します。

    PRIMECLUSTERのRMSメインウィンドウを使用して、手順2で停止した業務を起動します。手順3でuserApplicationを削除している場合は不要です。

5.4 Windows版SafeCLUSTERでの削

Windows版SafeCLUSTERでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したクラスタサービスのノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同クラスタサービスにおけるノードを指します。

5.4.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.4.2 削除作業詳 

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

本処理を以下のサービスを利用して実行した場合、不具合が発生しますので、利用しないでください。

なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003であれば、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行うことで、利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。

http://support.microsoft.com/kb/278845/ja

  1. 対象がStorageサーバ業務の場合、AdvancedCopy ManagerのGUIを使用して、当該Storageサーバ業務の属する論理サーバを削除します。対象がStorage管理サーバ業務の場合、この操作を行なう必要はありません。

  2. SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、当該AdvancedCopy Managerの属する業務を停止します。

  3. SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、クラスタサービスに設定されている当該AdvancedCopy Manager用のリソースを削除します。

    クラスタサービスがAdvancedCopy Managerのリソースのみで構成されている場合、クラスタサービスも削除します。

    以下のリソースを削除してください。

  4. AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードにてオンラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードにてオンラインにします。

  5. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下の通りです。

    1. 次のコマンドをセカンダリノードのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_winsafe

    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      削除するAdvancedCopy Manager業務の論理ノード名を選択します。ハード障害等による片側ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. セカンダリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、プライマリノードのアンセットアップを行います。

  6. AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードにてオンラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードにてオンラインにします。

  7. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下の通りです。

    1. 次のクラスタアンセットアップコマンドをプライマリノードのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_winsafe

    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      セカンダリノードのクラスタアンセットアップ画面で選択した論理ノード名を選択します。ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. プライマリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

  8. AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでオフラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでオフラインにします。

  9. 業務用に設定したAdvancedCopy Managerのポート番号を削除します。

    Windowsのメモ帳などを利用して、当該Storageサーバ業務またはStorage管理サーバ業務で設定したポート番号をWindowsインストールディレクトリ\system32\drivers\etc\servicesより削除します。ポート番号は、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。services内のサービス名は以下のとおりです。

  10. SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、手順2で停止した業務を起動してください。

    手順3にてクラスタサービスを削除している場合、本操作を実施する必要はありません。

5.5 Windows版MSCSでの削

Windows版MSCSでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したクラスタグループのノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同クラスタグループにおけるノードを指します。セカンダリノードAとは、同クラスタグループにおけるセカンダリノードの中で環境を最後に削除するノードを示します。セカンダリノードBとは、同クラスタグループにおける残りのセカンダリノードを示します。この意味付けは、

1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。

カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。

5.5.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.5.2 削除作業詳 

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

本処理を以下のサービスを利用して実行した場合、不具合が発生しますので、利用しないでください。

なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003であれば、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行うことで、利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。

http://support.microsoft.com/kb/278845/ja

  1. 対象がStorageサーバ業務の場合、AdvancedCopy ManagerのGUIを使用して、当該Storageサーバ業務の属する論理サーバを削除します。対象がStorage管理サーバ業務の場合、この操作を行なう必要はありません。

  2. クラスタアドミニストレータを利用して、当該AdvancedCopy Managerの属する業務を停止します。ただし、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクはオンラインにします。また、Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもオンラインにします。クラスタグループの停止方法、共有ディスクのオンライン方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。

    1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順5に進みます。

    カスケード運用の場合、手順3に進みます。

  3. クラスタアドミニストレータを利用して、セカンダリノードBで当該AdvancedCopy Managerの属する業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細については、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順3、手順4の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  4. セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下の通りです。

    1. 次のコマンドをセカンダリノードBのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_mscs


    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      削除するAdvancedCopy Manager業務の論理ノード名を選択します。ハード障害等による片側ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. セカンダリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

      セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

      セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順3、手順4を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順3から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順3、手順4)が終了した場合、手順5に進んでください。

  5. クラスタアドミニストレータを利用して、セカンダリノードAで当該AdvancedCopy Managerの属する業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細については、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。

  6. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下の通りです。

    1. 次のコマンドをセカンダリノードAのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_mscs


    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      削除するAdvancedCopy Manager業務の論理ノード名を選択します。ハード障害等による片側ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. セカンダリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、プライマリノードのアンセットアップを行います。

  7. クラスタアドミニストレータを利用して、プライマリノードで当該AdvancedCopy Managerの属する業務の所有権を獲得します。所有権の獲得方法の詳細については、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。

  8. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下の通りです。

    1. 次のクラスタアンセットアップコマンドをプライマリノードのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_mscs


    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      セカンダリノードのクラスタアンセットアップ画面で選択した論理ノード名を選択します。ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. プライマリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

  9. AdvancedCopy Managerで使用したリソースを移動/削除します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを業務で使用しない場合、クラスタアドミニストレータを使用して他のグループに移動してください。Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクも業務で使用しない場合、クラスタアドミニストレータを使用して他のグループに移動してください。

    以下のリソースを継続して使用しない場合は、クラスタアドミニストレータを使用して削除してください。以下のリソースは、AdvancedCopy Managerのクラスタセットアップ時に「新規にIPアドレスリソースを作成」を選択していた場合に存在します。

    ディスクリソースの移動方法、リソースの削除方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。

  10. 業務用に設定したAdvancedCopy Managerのポート番号を削除します。

    Windowsのメモ帳などを利用して、当該Storageサーバ業務またはStorage管理サーバ業務で設定したポート番号をWindowsインストールディレクトリ\system32\drivers\etc\servicesより削除します。ポート番号は、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。services内のサービス名は以下のとおりです。

  11. クラスタアドミニストレータを利用して、停止した業務を再開してください。クラスタグループの起動方法は、Microsoft(R) Cluster Serverのマニュアルを参照してください。

5.6 HP版MC/ServiceGuardでの削

HP版MC/ServiceGuardでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したパッケージのノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同パッケージにおけるノードを指します。

セカンダリノードBとは、同パッケージにおける残りのセカンダリノードを示します。

1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。

カスケード運用、移動待機運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。

5.6.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.6.2 削除作業詳 

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。

  2. MC/ServiceGuardの機能を利用して、業務を停止します。

    削除対象の業務(パッケージ)を停止します。

    業務の停止方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。

    1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順8に進みます。

    カスケード運用の場合、手順3に進みます。

  3. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクがプライマリノードと全てのセカンダリノードとでアンマウント状態であることを確認します。

    確認後、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順3〜手順7の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  4. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n 論理ノード名

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr


  5. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
       Cluster system   : MC/ServiceGuard
       Node type        : Secondary
       IP Address       : 10.10.10.10
       SUBNET           : 10.10.10.0
       Mount point      : /stgmount
       Device Name      : /dev/vg01/lvol1
       Volume Group     : vg01
       Node name        : nodepr
       Service          : serv1
       Function         : Server
       Number           : 3
       MODE             : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  6. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #


    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  7. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    セカンダリノードBでAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをアンマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順3〜手順7を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順3から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順3〜手順7)が終了した場合、手順8に進んでください。

  8. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

  9. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n 論理ノード名

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr


  10. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
       Cluster system   : MC/ServiceGuard
       Node type        : Secondary
       IP Address       : 10.10.10.10
       SUBNET           : 10.10.10.0
       Mount point      : /stgmount
       Device Name      : /dev/vg01/lvol1
       Volume Group     : vg01
       Node name        : nodepr
       Service          : serv1
       Function         : Server
       Number           : 2
       MODE             : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードAの場合、必ず2になります。

  11. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #
  12. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    セカンダリノードAでAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをアンマウントします。

  13. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

  14. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n 論理ノード名

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr


  15. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
       Cluster system   : MC/ServiceGuard
       Node type        : Primary
       IP Address       : 10.10.10.10
       SUBNET           : 10.10.10.0
       Mount point      : /stgmount
       Device Name      : /dev/vg01/lvol1
       Volume Group     : vg01
       Node name        : nodepr
       Service          : serv1
       Function         : Server
       Number           : 1
       MODE             : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は"n"、処理を継続する場合は"y"を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  16. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #


  17. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

  18. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスはプライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

  19. 業務環境を削除します。

    対象業務のパッケージ制御スクリプトのCUSTOMER DEFINE FUNCTIONS セクションからStorageサーバ業務の起動停止コマンドを削除します。

    起動時のセクションから、以下のコマンド(start オプションを含む)を削除します。

    /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/SmgrMCSG_論理ノード名 start

    停止時のセクションから、以下のコマンド(stop オプションを含む)を削除します。

    /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/SmgrMCSG_論理ノード名 stop

    AdvancedCopy Manager用に準備した共有ディスクを業務で使用しない場合、共有ディスクの情報も削除します。また、今後業務を使用しない場合、業務(パッケージ)を削除します。

    制御スクリプトの編集方法や他のノードへの反映方法、パッケージの削除方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。

  20. MC/ServiceGuardの機能を利用して、対象業務(パッケージ)を開始します。

    手順19で業務を削除している場合、本操作を実施する必要ありません。

    業務の開始方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。

5.7 HP版VERITAS Cluster Serverでの削

HP版VERITAS Cluster Serverは未サポートです。

5.8 AIX版VERITAS Cluster Serverでの削

AIX版VERITAS Cluster Serverは未サポートです。

5.9 AIX版High Availability Cluster Multi-Processingでの削

AIX版High Availability Cluster Multi-Processingでの削除方法について説明します。

プライマリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでプライマリノードと設定したリソースグループのノードです。セカンダリノードとは、AdvancedCopy Managerクラスタセットアップコマンドでセカンダリノードと設定した同リソースグループにおけるノードを指します。セカンダリノードAとは、同リソースグループにおけるセカンダリノードの中で環境を最後に削除するノードを示します。セカンダリノードBとは、同リソースグループにおける残りのセカンダリノードを示します。

1対1運用待機、相互待機、N対1運用待機の場合、プライマリノードとセカンダリノードAの作業を実施します。

カスケード運用の場合、プライマリノードとセカンダリノードAとセカンダリノードBの作業を実施します。

5.9.1 削除の流 

クラスタ環境を削除する流れを記述します。

5.9.2 削除作業詳 

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。

  2. 業務を停止します。

    High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、削除対象の業務を停止します。

    リソースグループの停止方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。

  3. リソースを削除します。

    High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。リソースグループがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、リソースグループごと削除します。

    リソースグループ及びリソースの削除方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。

    1対1運用待機、相互待機、n対1運用待機の場合、手順9に進みます。

    カスケード運用の場合、手順4に進みます。

  4. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順4〜手順8の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  5. セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n 論理ノード名 


  6. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing
            Node type      : Secondary
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeagt
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Server
            Number         : 3
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  7. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #

    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  8. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順4〜手順8を未実施のノードがある)場合、そのノードにて手順4から実施してください。全てのセカンダリノードBにて作業(手順4〜手順8)が終了した場合、手順9に進んでください。

  9. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

  10. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n 論理ノード名 


  11. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing
            Node type      : Secondary
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeagt
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Server
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  12. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #


  13. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。

  14. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

  15. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n 論理ノード名


  16. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing
            Node type      : Primary
            Mount point    : /STGMGRMNT
            Node name      : nodeagt
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Server
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は”n”、処理を継続する場合は”y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  17. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #


  18. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

  19. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

  20. 業務を起動します。

    High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。手順3でリソースグループを削除している場合は不要です。

    リソースグループの起動方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。


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