PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版) |
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第4部 システム構成変更編 | > 第8章 運用構成変更 |
PRIMECLUSTERシステムを導入した後に、業務LANおよび管理LANのIPアドレスが変更となった場合のIPアドレスを変更する方法について説明します。なお、IPアドレスを変更する際は、ホスト名の変更は行わないでください。
いずれかのクラスタノードで以下のコマンドを実行し、RMSの運用を停止します。
# hvshut -a
全てのノードで以下のコマンドを実行し、システムをシングルユーザモードで起動します。
# /sbin/shutdown now
全てのノードでローカルファイルシステムをマウントします。
例:
/sbin/mount -a -t ext3
/etc/hostsファイルを編集して、各ノードのIPアドレスの変更を行います。
業務LANのIPアドレスを変更します。
例:
/usr/sbin/netconfig --ip=10.20.30.40 --netmask=255.255.255.0 -d eth0
業務/管理LANの変更に伴い、シャットダウンエージェントのIPアドレスにも変更が必要な場合、各ノードにおいて /etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_xxx.cfg および/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg の修正を行います。
SA_xxx.cfgは使用しているシャットダウンエージェントのファイル名です。
詳細は"シャットダウン機構の設定"を参照してください。
各ノードにおいて、Web-Based Admin Viewで使用する業務LANのIPアドレスの変更を行います。
詳細は"PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書"の"7.1 ネットワークアドレスの変更"、"7.3 管理サーバの変更"、および"7.5 管理サーバにおけるネットワークの分離"を参照してください。
引継ぎIPアドレスの変更が必要な場合(導入後に引継ぎIPアドレスが変更となった場合や、ノードの移設で引継ぎIPアドレスが変更になった場合など)には、各ノードの/etc/hostsファイルに対し、引継ぎIPアドレスで使用するIPアドレスを修正します。
Glsリソースを作成している場合には、各クラスタノードの/opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.localファイルを以下のように編集し、再起動時、RMSが自動で起動しないように設定します。
# vi /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.local <Return>
export HV_RCSTART=0
全てのノードでシステムを再起動します。
# /sbin/shutdown -r now
引継ぎIPアドレスがGLSにより定義されている場合は、"PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)"の"3.4 環境設定の変更手順"を参照してください。
手順9.において、/opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.localファイルを編集していた場合、元の設定に戻してください。
引継ぎIPアドレスがGLSにより定義されている場合で、かつ、GLSの環境設定およびGlsリソースの設定において、引継ぎIPアドレスを、ホスト名でなく直接IPアドレスの値で指定している場合には、まず、Glsリソースを削除し、その後、/etc/hosts およびGLSの環境設定を変更し、Glsリソースを再登録してください。
詳細は、"GLSの設定"、"Glsリソースの設定"、および"PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)"の"5.4 クラスタ環境設定の削除手順"を参照してください。
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