PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第4部 システム構成変更編> 第8章 運用構成変更

8.1 クラスタアプリケーションの変更

ここでは、クラスタアプリケーションの変更方法について説明します。

◆操作の流れ

◆操作手順

  1. RMSを停止します。

    RMSを起動している場合は、"RMSを停止する"を参照して、RMSを停止してください。

  2. RMS Wizardでクラスタアプリケーションの構成を変更します。

    1. いずれかのクラスタノードにログインし、システム管理者権限になります。

    2. RMS Wizardを起動します。

      hvw -n configuration file コマンドを実行します。"configuration file"には、変更したい構成が定義されているconfigurationファイル名を指定してください。

      configurationファイル名(testconf)としてRMS Wizardを起動する例:

      # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvw -n testconf
    3. "Main RMS management menu" の "Application-Edit"を選択します。

      スタンバイ運用のクラスタアプリケーションの変更の場合

      1. "Application selection menu" で 構成変更を行うuserApplicationを選択します。
        以下は、"APP1"を選択した例です。

      2. "turnkey wizard" が表示されます。変更する内容により、以下を選択してください。

        変更する内容

        選択項目

        userApplicationの名前

        "ApplicationName"

        userApplicationの属性

        "Machines+Basics"

        Cmdlineリソースの構成

        "CommandLines"

        Fsystemリソースの構成

        "LocalFileSystems"

        Gdsリソースの構成

        "Gds:Global-Disk-Services"

        Glsリソースの構成

        "Gls:Global-Link-Services"

        プロシジャリソースの構成

        "Procedure:XXXXXX"

      上記選択後の操作方法については、"クラスタアプリケーションの設定"を参照してください。構成変更後は、"SAVE+EXIT" を選択し、"Main RMS management menu" に戻ります。

      以下は、userApplicationの "AutoStartUp"属性を "no" から "yes" に変更する例です。

      1. "turnkey wizard" で"Machines+Basics"を選択します。

      2. "AutoStartUp" を選択します。

      3. "yes" を選択します。

      4. "AutoStartUp" が "yes" に変更されていることを確認し、"SAVE+EXIT" を選択します。

      5. "turnkey wizard" で、"SAVE+EXIT" を選択します。

      6. "Application selection menu" で"RETURN" を選択します。

      ●スケーラブル運用のクラスタアプリケーションの変更の場合

      スケーラブル運用のクラスタアプリケーションの構成要素となるスタンバイ運用のクラスタアプリケーションの変更は、前述の"スタンバイ運用のクラスタアプリケーションの変更の場合" を参照してください。
      1. "Application selection menu" で 構成変更を行うuserApplicationを選択します。
        以下は、"APP3"を選択した例です。

      2. "turnkey wizard SCALABLE" の "Controllers"を選択します。

      3. "Settings of application type "Controller"" が表示されます。変更する内容により、以下を選択してください。

        変更する内容

        選択項目

        スタンバイ運用クラスタアプリケーションの起動順番

        "ApplicationSequence"

        スタンバイ運用アプリケーションの削除

        "Controllers[*]"

        [補足]

        "Controllers[*]"の *は数字です。削除を行うスタンバイ運用のクラスタアプリケーションを選択してください。選択後の画面で、"NONE" を選択することで、スタンバイ運用のクラスタアプリケーションを削除します。
        上記選択後の操作方法については、"クラスタアプリケーションの設定"を参照してください。構成変更後は、"SAVE+EXIT" を選択し、"Main RMS management menu" に戻ります。

      以下は、userApplicationの "AutoStartUp"属性を "no" から "yes" に変更する例です。

      1. "turnkey wizard "SCALABLE"" で"Machines+Basics"を選択します。

      2. "Machines+Basics" の "(AutoStartUp=no)"を選択します。

      3. "yes" を選択します。

      4. "AutoStartUp" が "yes" に変更されていることを確認し、"SAVE+EXIT" を選択します。

      5. "turnkey wizard "SCALABLE"" で、"SAVE+EXIT" を選択します。

      6. "Application selection menu" で"RETURN" を選択します。

  3. "Main RMS management menu" の "Configuration-Generate" を選択します。

  4. "Main RMS management menu" の "Configuration-Activate" を選択します。

  5. "Main RMS management menu" の "QUIT" を選択し、RMS Wizardを終了します。

  6. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックを行います。
    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig -c
  7. PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスのチェックの結果、clrwzconfigコマンドが8050番のメッセージを出力した場合、PRIMECLUSTER対応製品用のクラスタサービスを再登録します。
    クラスタシステムを構成する1ノードで以下のコマンドを実行してください。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrwzconfig
  8. PRIMECLUSTER対応製品のリソースを変更します。詳細は、"PRIMECLUSTER対応製品用リソースの登録" を参照してください。

     

  9. RMSを起動します。

    "RMSを起動する"を参照して、RMSを起動してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006