PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版) |
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第2部 導入編 | > 第6章 クラスタアプリケーションの構築 | > 6.7 クラスタアプリケーションの設定 | > 6.7.3 リソースの設定 |
Cmdlineリソースの設定方法について説明します。
"turnkey wizard STANDBY" の "CommandLines" を選択します。
"CommandLines"が表示されます。" AdditionalStartCommand"を選択します。
"FREECHOICE"を選択し、実行するStartCommandをフルパスで入力します。引数を指定する場合は、空白で区切ります。
StartCommandは、利用者プログラムを起動するため、Online処理で実行されるスクリプトです。
[StartCommandの終了コード]
StartCommandには、以下の終了コードがあります。
0 :正常終了を示します。Online処理が成功した場合に本終了コードを使用します。
0以外:異常終了を示します。Online処理が失敗した場合に本終了コードを使用します。本終了コードで復帰した場合、リソースはFaulted状態になります。
"CommandLines"が表示されます。利用者プログラムの停止が必要であれば "StopCommands"を選択します。
StopCommandは、利用者プログラムを停止するため、Offline処理で実行されるスクリプトです。StopCommandの設定は必須ではありません。
[StopCommandの終了コード]
StopCommandには、以下の終了コードがあります。
0:正常終了を示します。Offline処理が成功した場合に本終了コードを使用します。
0以外:異常終了を示します。Offline処理が失敗した場合に本終了コードを使用します。本終了コードで復帰した場合、リソースはFaulted状態になります。
StopCommandが不要な場合は、手順6.から実施してください。
"FREECHOICE"を選択し、実行するStopCommandをフルパスで入力します。引数を指定する場合は、空白で区切ります。
"CommandLines"が表示されます。" CheckCommands"を選択します。
CheckCommandは、利用者プログラムの状態をRMSへ通知するため、定期的に実行されるコマンドです。
[CheckCommandの終了コード]
CheckCommandには、以下の終了コードがあります。
0:Onlineを示します。
0以外:Offlineを示します。
ALLEXITCODES属性を有効にすると、CheckCommandの終了コードに、もっと詳細な情報を返すことができます。属性は、手順8.で変更します。
"FREECHOICE"を選択し、実行するCheckCommandをフルパスで入力します。引数を指定する場合は、空白で区切ります。
使用目的に応じて、属性の変更を行ってください。属性を変更する場合は"Flags[0]"を選択します。属性の詳細については、"PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書"の"9 付録-属性"、および"HELP"を参照してください。
属性"NULLDITECTOR"を有効にした場合は、RMSからCheckCommandが起動されなくなります。
ホットスタンバイ運用をする場合には、次の2つの属性を有効にしてください。
STANDBYCAPABLE
対応するuserApplicationがOfflineである全てのノードにおいてリソースのStandby処理を実行します。
ALLEXITCODES
Checkスクリプトの終了コードによるリソース状態の識別を詳細化します。
ホットスタンバイ運用の設定に関するその他の注意事項は "Online/Offlineスクリプトの設定"を参照してください。
最後に"SAVE+EXIT"を選択します。
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