Apdesigner プログラマーズガイド |
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第3部 Apdesigner利用編 | > 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する |
Javaフォーム定義では、Javaフォーム、アプレットおよび通常のJavaプログラムにおいてBean関係を対話形式で作成したり、Bean関係を可視化することができます。
Bean関係とは、Beanのイベント処理記述内にある、Beanのメソッド呼出し、Beanのプロパティ取得およびBeanのプロパティ設定を行う処理のことです。以下に例を示します。
public void jButton1_action_actionPerformed(java.awt.event.ActionEvent e) { if (!defaultEventProc(e)) { // ここにイベント発生時の処理を記述します。 : jTextField1.requestFocus(); // メソッド呼出し String label = jTextField1.getText(); // プロパティ取得 jLabel1.setText(label); // プロパティ設定 : } }
Beanのメソッド呼出しまたはプロパティ設定のパラメタとして設定されるBean関係も、1つのBean関係として扱われます。以下に例を示します。
jLabel1.setText(jTextField1.getText());
この例の場合、"jTextField1.getText()"も1つのBean関係となります。
Bean関係においては、イベントを発生させるBeanをソースBean、イベント処理内でメソッド呼出し/プロパティ取得/プロパティ設定を行うBeanをターゲットBeanと呼びます。以下に例を示します。
public void jButton1_action_actionPerformed(java.awt.event.ActionEvent e) { if (!defaultEventProc(e)) { // ここにイベント発生時の処理を記述します。 jTextField1.setText("Text"); // プロパティ設定 } }
この例では、"jButton1"がソースBean、"jTextField1"がターゲットBeanとなります。
Bean関係は可視化することができます。Bean関係を可視化すると、定義中のJavaフォーム上にBean関係を矢印線として、グラフィカルに表示できます。矢印線は、ソースBeanから、ターゲットBeanに向かって描画されます。この矢印線を可視化されたBean関係と呼びます。
ここでは、Bean関係の作成方法、可視化方法などについて説明します。
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