Apdesigner プログラマーズガイド |
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第3部 Apdesigner利用編 | > 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する | > 10.9 Bean関係を作成する |
Javaフォーム以外のJavaクラス上でもBean関係を作成することができます。通常、JavaBeansはGUIをもち、Javaフォームに貼って利用するのが一般的です。しかし、GUIをもたないJavaBeansをアプリケーションで利用する場合や、Javaフォーム機能を使用せずにGUI画面を作成した場合でも、Bean関係の作成機能でJavaBeansのイベント処理が記述・把握できます。編集操作はJavaフォーム上でのBean関係の操作と同じです。
Javaフォーム以外のJavaクラス上でBean関係を作成する場合には、以下の方法でJavaクラスが記述されているファイルを開きます。
ここでは、Javaクラス上でのBean関係の操作に固有な留意事項について説明します。
開くファイル内に記述されているJavaソースが、以下の状態の場合はBean関係を作成することができません。ファイルを開いた際に「フォームの読込みでエラーが発生しました。Javaソースの中に、有効なクラスがみつかりません」というメッセージボックスが表示されます。
- 記述されているJavaソースに文法的な誤りがある場合
- ファイル名に一致するJavaクラスが記述されていない場合
クラスのフィールドとして定義しているJavaBeans間で、Bean関係を作成することができます。また、クラス自体もJavaBeansであればBean関係を作成することができます。しかし、以下の箇所に定義しているJavaBeansに対してはBean関係を作成することができません。
Bean関係が作成可能なJavaBeansは、アイコンで表示されています。Bean関係の作成ウィザードをワイヤリング起動する場合は、アイコン間でワイヤリングしてください。
JavaクラスにJavaBeansを追加するには、Javaエディタでクラスのフィールドを定義してください。自動的に画面にアイコンが追加されます。
JavaクラスからJavaBeansを削除するには、Javaエディタでクラスのフィールドを削除してください。自動的に画面からアイコンが削除されます。
Bean関係を作成済みのJavaBeansを変名するには、関連するBean関係およびイベント処理メソッド名も変更してください。
作成したBean関係を実行可能にするには、クラス内に自動生成されるsetupEventListenerメソッドをJavaBeansが有効になったあとで呼び出してください。以下に例を示します。
public class MyClass { private Bean bean1; public MyClass() { bean1 = new Bean(); // Beanを作成します。 setupEventListener(); // Bean関係を実行可能にします。 } : :
setupEventListenerメソッドなどのBean関係を駆動するための自動生成ソースコードは、Javaクラスの保存時にクラスの先頭部分に挿入されます。自動生成ソースコードは「// ここからはAPWORKSが自動生成したソースコードです。」というコメント行で始まり、「// ここまではAPWORKSが自動生成したソースコードです。」というコメント行で終わっています。自動生成されたソースコードは編集しないでください。
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