Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する

10.10 Beanの状態を保存する

Beanの状態を保存する機能とは、Javaフォームを効率よく作成するための支援機能です。
JavaフォームにあるBeanの状態を保存し、必要なときに保存したBeanの状態を復元できます。保存される情報は、Beanの種類やプロパティの値などです。
また、保存したBeanの状態を管理する機能も提供します。

保存される情報に、イベント処理記述の内容は含みません。

たとえば、以下のようなときに利用すると便利です。

Beanの状態を保存する機能は、Beanをコピーして貼り付ける機能またはシリアライズの機能に似ています。2つの機能より優れている点を、以下に示します。

++Beanをコピーして貼り付ける機能と比べて優れている点

++シリアライズの機能と比べ優れている点

保存したBeanの状態を管理するために、以下の機能を提供します。

操作手順を以下に記述します。記述されている以降の操作は、各画面のヘルプを参照してください。

Beanの状態を保存したときのJDKバージョンと復元するときのJDKバージョンの違いにより、Beanの状態を復元できない場合があります。

復元の条件


Beanの種類

同一のJDKバージョンで保存と復元した場合

下位バージョンのJDKで保存して、上位バージョンのJDKで復元した場合

上位バージョンのJDKで保存して、下位バージョンのJDKで復元した場合

JBK、JICK、DAC

×

AWT、Swing

×

×

その他


Beanのシリアライズ機能が下位バージョンのJDKで保存して上位バージョンのJDKで復元することをサポートしている場合、復元できます。

×


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