Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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3.3 レプリケーション形態の新規構築
レプリケーション形態の新規構築手順について説明します。

以下にレプリケーション形態の新規構築手順の流れ図を示します。


Smart Repository環境構築シートの利用
レプリケーション構築時に、Interstage管理コンソールの各項目で設定ミスを防ぐためのSmart Repository環境構築シート(Excelファイル)が、以下のディレクトリに格納されています。



Microsoft(R) Excel 97以降のバージョンのMicrosoft(R) Excelをお持ちの場合は“SR_repli.xls”を使用して、レプリケーションを設計することが可能です。使用方法などの詳細については、当該Excelファイル内の説明記事を参照してください。
Smart Repository環境構築シートの利用条件
Smart Repository環境構築シートは、Microsoft(R) Excelで利用できるファイルです。ご利用のコンピュータに、Microsoft(R) Excel 97以降のMicrosoft(R) Excelがインストールされている必要があります。
本シートは、マクロを利用しています。ご利用にあたっては、あらかじめ、Microsoft(R) Excelのセキュリティレベルを設定し、マクロを有効にする必要があります。セキュリティレベルの設定方法の詳細については、Microsoft(R) Excelのヘルプを参照してください。
なお、Microsoft(R) Excelのセキュリティレベルを変更する場合は、変更に先立ってシステム管理者に相談してください。
例として、以下にMicrosoft(R) Excel 2002で本シートを利用するための、セキュリティレベルの設定手順を記載します。
(例) Microsoft(R) Excel 2002の場合
- Microsoft(R) Excel 2002を起動し、メニューバーから[ツール(T)] - [マクロ(M)] - [セキュリティ(S)]の順に選択します。
- マクロのセキュリティ設定画面が表示されますので、[セキュリティレベル]タブの[中(M)]を選択します。
- [OK]ボタンをクリックします。
- Microsoft(R) Excelをいったん終了させ、再度起動します。
- メニューバーの[ファイル(F)] - [開く(O)]を選択し、Smart Repository環境構築シートを開きます。
- マクロの有効化を決定するダイアログが表示されますので、[マクロを有効にする(E)]ボタンをクリックし、マクロを有効にします。
- 必要に応じて、マクロのセキュリティレベルを元に戻します。

- スレーブのリポジトリに実際にデータが反映されるのは、マスタのリポジトリでレプリケーション先ホスト情報の追加を行った時点からです。
- レプリケーション導入の作業中は、導入作業と関係のないエントリの追加・更新・削除を行わないでください。
- 同一マシン内の複数のリポジトリで、レプリケーション形態を構築することはできません。
- 同一マシン内に、同一リポジトリをマスタのリポジトリとするスレーブのリポジトリを複数作成することはできません。
- レプリケーション運用にSSLを使用する場合、正常にSSL通信をするために、次の点に注意してください。
- スレーブのリポジトリが使用するSSL定義には、テスト用証明書以外のサイト証明書を指定してください。
- スレーブのリポジトリで使用するSSL定義の[クライアント認証]が“する(クライアント証明書を必ず認証する)”、または“する(クライアント証明書が提示された場合、認証する)”に設定されている場合は、次の点に注意してください。
- マスタのリポジトリがレプリケーションに使用するSSL定義の設定では、テスト用証明書ではなく、認証局から取得したサイト証明書を指定してください。
- 指定したマスタのサイト証明書を検証するための認証局証明書を、スレーブサーバに登録してください。登録した認証局証明書は、スレーブのリポジトリが使用するSSL定義の[詳細情報[表示]]の[認証局証明書のニックネーム]で、信頼する認証局証明書の対象に含まれるように設定してください。
- レプリケーション運用中は、使用するSSL定義やその内容を変更しないでください。運用中にSSL定義を変更した場合の動作は保証されません。
レプリケーション運用にクラスタ環境を使用する場合は、“クラスタ環境でのリポジトリ操作手順”を参照してください。
3.3.1 スレーブサーバのSSL通信環境の構築
3.3.2 マスタサーバのSSL通信環境の構築
3.3.3 クライアントのSSL通信環境の構築
3.3.4 マスタサーバのリポジトリの作成
3.3.5 マスタサーバへユーザ情報の登録
3.3.6 マスタサーバのリポジトリのバックアップ
3.3.7 スレーブサーバのリポジトリの作成
3.3.8 スレーブサーバへのリポジトリのリストア
3.3.9 スレーブサーバのリポジトリの設定変更
3.3.10 マスタサーバのリポジトリの設定変更
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