FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第4章 グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーション> 4.7 レプリケーションの運用> 4.7.2 オープンサーバからグローバルサーバまたはPRIMEFORCEへのレプリケーションの場合

4.7.2.1 全複写

オープンサーバからグローバルサーバまたはPRIMEFORCEへ全複写を行う場合の操作方法を以下に示します。

操作手順

複写元システム
(オープンサーバ)

複写先システム
(グローバルサーバまたはPRIMEFORCE)

1. 利用者プログラムの完了待ち


2. 差分ログの取得終了


3. 差分ログの追出し


4. 差分ログの破棄


5. 全件データの抽出



6. ファイル受信


7. 全件データの格納

8. 業務の確定


9. 差分ログの取得開始


10. 利用者プログラムの実行


説明

  1. 複写元データベースを更新する利用者プログラムが実行中でないことを確認します。実行中の場合は、利用者プログラムの完了を待ってから操作を始めてください。

  2. “差分ログの取得終了”の操作を行って、差分ログがトランザクションログファイルまたはトランザクションログデータベースに蓄積されないようにします。

  3. “差分ログの追出し”の操作を行って、トランザクションログファイルまたはトランザクションログデータベースに蓄積されている差分ログを差分ログファイルに追い出します。

  4. “差分ログの破棄”の操作を行って、差分ログファイルにすでに蓄積されている差分ログを削除します。

  5. “データベース抽出コマンド”を実行して、抽出データを抽出データ格納ファイルに格納します。このとき、データベース抽出コマンドの-mオプションは、“all”(全件抽出)を指定します。

  6. Linkexpress File Transferのファイル受信(RECEIVEコマンまたはRECEIVE制御)により、抽出データ格納ファイルの抽出データをグローバルサーバまたはPRIMEFORCEに転送します。

  7. DB-EXPRESS/BのRDBII格納機能により、抽出データを複写先データベースに格納します。このとき、抽出データに付加されている“差分反映操作(@DBOP)”は格納対象としないでください。

  8. “業務確定コマンド”を実行して、全複写の業務を確定します。このとき、業務確定コマンドの-mオプションは、“all”(全複写業務の確定)を指定します。

  9. “差分ログの取得開始”の操作を行って、差分ログの取得を再開します。

  10. 必要に応じて利用者プログラムを実行してください。

参照項目


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