FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第4章 グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーション

4.7 レプリケーションの運用

ここでは、以下の形態でのレプリケーションの運用方法について説明します。

なお、ここで説明する運用手順を、グローバルサーバまたはPRIMEFORCEのジョブ制御文ならびに、AOF(OSIV/MSPの場合)またはSCF(OSIV/XSPの場合)のスケジュール機能を使用して、自動化することができます。

詳細は、“OSIV/MSP ジョブ制御言語文法書”、“OSIV/MSP AOF説明書”、“OSIV/XSP ジョブ制御言語文法書”および“OSIV/XSP SCF使用手引書”を参照してください。

また、Linkexpress File Transferのジョブ起動機を使用して、オープンサーバ側のコマンドをグローバルサーバまたはPRIMEFORCE側で起動することができます。

通信プロトコルにTCP/IPのFTP+プロトコルを使用している場合、以下の手順でオープンサーバ側のコマンドをグローバルサーバまたはPRIMEFORCE側で起動することができます。詳細は、“Linkexpress File Transfer使用手引書”および“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。

  1. オープンサーバ間のレプリケーションと同様に、実行したいコマンドとジョブ結果通知コマンドを組み合わせたバッチジョブ(Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合)またはシェルスクリプト(Solaris、Linuxの場合)を用意します。詳細は、“2.6 レプリケーション業務の作成”または“3.7 レプリケーション業務の作成”を参照してください。

  2. Linkexpress File Transferのジョブ起動機能のうち、相手ノード内のジョブ起動(EXECUTE[NODE]コマンまたはEXECUTE制御)を使用して、1.で用意したバッチジョブまたはシェルスクリプトを起動します。Linkexpressのジョブ結果通知コマンドにより、Linkexpress File Transferにジョブの実行結果が通知されます。

注意事項:二重DBサービスの可
Solaris版 Linkexpress Replication option 3.2以降およびLinux版 Linkexpress Replication option V3.0L20以降では、格納処理のためのバッチファイルまたはシェルスクリプトは、“二重DBサービスの可否”に“許可(YES)”を指定した運用となっています。“二重DBサービスの可否”に“拒否(NO)”を指定した運用を行う場合については、“2.6.1.2 バッチファイルまたはシェルスクリプトについて”を参照してください。

通信プロトコルにFNAのHICSプロトコルを使用している場合も、Linkexpress File Transferの相手ノード内のジョブ起動を使用して、オープンサーバ側のコマンドを起動することができます。ただし、この場合は、ジョブ結果通知コマンドを使用してジョブの実行結果をグローバルサーバ側に通知することができません。したがって、ファイル転送などを使用して実行結果を通知する方法を選択してください。


下へ4.7.1 グローバルサーバまたはPRIMEFORCEからオープンサーバへのレプリケーションの場合
下へ4.7.2 オープンサーバからグローバルサーバまたはPRIMEFORCEへのレプリケーションの場合

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