負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第9章 二重化構成時の注意点> 9.2 SafeLINK/GLSとの連携> 9.2.2 導入手順

9.2.2.2 ホットスタンバイ構成

SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERと併用する場合は、SafeLINK/GLSのSafeCLUSTER/PRIMECLUSTERへの組み込み完了後、Traffic Directorのインストールをおこなってください。以下に手順を示します。

(1) SafeLINK/GLS切替方式の選択
SafeLINK/GLSの切替方式を選択します。高速切替方式及びNIC切替方式のいずれも使用可能です。「9.2.3 切替方式の選択」を参照してください。

(2) SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERのインストール
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERを両サーバにインストールします。SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

(3) SafeLINK/GLSのインストール
SafeLINK/GLSを両サーバにインストールしてください。

(4) リブート
両サーバをリブートしてください。

(5) SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの引き継ぎネットワークの設定
管理コンソールとの通信に使用するインタフェースが、SafeLINK/GLSで2重化されていないインタフェースの場合は、必ず、SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの引き継ぎネットワークの設定をおこなってください。「9.2.6 運用ポリシーの設定」を参照してください。

(6) SafeLINK/GLSの環境設定、サービス登録
SafeLINK/GLSの環境設定をおこないます。インタフェースの活性化方式を必ず変更してください。NIC切替方式の場合は、スクリプトの登録を必ずおこなってください。詳細は、「9.2.4 インストールと環境設定」及び「9.2.5 NIC切替方式」を参照してください。環境設定後、SafeLINK/GLSのサービスをSafeCLUSTER/PRIMECLUSTERに登録してください。

(7) リブート
両サーバをリブートしてください。

(8) インタフェースの確認
運用側に、Traffic Directorをインストールします。Traffic Directorをインストールする前に、Traffic Directorで使用するインタフェースが活性化されていることを確認してください。NIC切替方式の場合は、セカンダリインタフェースにIPアドレスが割り振られていることを確認してください。

(9) TrDのインストール
運用側に、Traffic Directorをインストールします。インストール時に指定するインタフェース名等、「9.2.4 インストールと環境設定」及び本製品に添付しているインストールガイドを参照してください。

(10) 二重化情報設定
運用側Traffic Directorに引継ぎネットワークのIPアドレス及び運用系の種別を登録します。「9.1.5 二重化情報の設定」を参照してください。

(11) 切替とリブート
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの操作で、運用側を待機系に、待機側を運用系に遷移させます。遷移完了後、待機系に遷移した運用側はリブートします。

(12) インタフェースの確認
待機側に、Traffic Directorをインストールします。Traffic Directorをインストールする前に、Traffic Directorで使用するインタフェースが活性化されていることを確認してください。NIC切替方式の場合は、セカンダリインタフェースにIPアドレスが割り振られていることを確認してください。

(13) TrDのインストール
待機側に、Traffic Directorをインストールします。インストール時に指定するインタフェース名等、「9.2.4 インストールと環境設定」及び本製品に添付しているインストールガイドを参照してください。

(14) 二重化情報設定
待機側Traffic Directorに引継ぎネットワークのIPアドレス及び待機系の種別を登録します。「9.1.5 二重化情報の設定」を参照してください。

(15) 切替とリブート
SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERの操作で、待機系から運用系に運用側を遷移させます。遷移完了後、待機系に遷移した待機側はリブートします。

(16) TrDのリソース、サービス登録
Traffic Directorのリソースを両サーバでSafeCLUSTER/PRIMECLUSTERに登録します。「9.1.3 リソースの登録」を参照してください。リソース登録後、(6)で設定したSafeLINK/GLSのサービスにTraffic Directorのサービスを追加してください。Traffic Directorのサービス名については「9.1.6 サービスの登録」を参照してください。

(17) リブート
両サーバをリブートしてください。

(18) ポリシーの設定、配信
Traffic Directorの運用ポリシーを設定します。「9.2.6 運用ポリシーの設定」を参照してください。設定後、配信します。自動的に両方のサーバに配信されます。


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