負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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第9章 二重化構成時の注意点> 9.2 SafeLINK/GLSとの連携

9.2.4 インストールと環境設定

SafeLINK/GLSのインストール後に、Traffic Directorのインストールを行う必要があります。既にTraffic DirectorをインストールしているシステムにSafeLINKをインストールする場合は、一旦、Traffic Directorをアンインストール後にSafeLINKをインストールしてください。

SafeLINK/GLSをインストール後に、SafeLINK/GLSの環境定義をおこないます。環境定義にあたっては、「SafeLINK 説明書 (伝送路二重化機能編)」の「付録 D.3 インタフェース活性および非活性方法の変更について」を参照の上、環境定義をおこなってください。GLS使用時には「PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)」を参照してください。この環境定義がおこなわれていないと、負荷分散機能でインタフェースを認識できずに正常動作することができません。

NIC切替方式使用時には、「9.2.5 NIC切替方式」を参照してセカンダリインタフェースに対する定義を必ずおこなってください。

上記、SafeLINK/GLSの環境定義完了後に、Traffic Directorのインストールをおこないます。このとき一旦システムを再起動して、SafeLINK/GLSで使用するインタフェースを活性化した上でインストールをおこなってください。なお、インストール時に指定するインタフェ−ス名は、切替方式に応じて以下のインタフェース名を設定してください。

切替方式

インタフェース

高速切替方式

仮想インタフェース名(例 sha0)

NIC切替方式

プライマリインタフェース名(例 hme0)


SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERと併用する場合は、SafeLINK/GLSの環境定義完了後、SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERへの組み込みが完了しネットワークを活性化した後、Traffic Directorをインストールしてください。また、インストール後には、二重化初期状態および引き継ぎIPアドレスを“sclinfoctl”コマンドでTrafficDirectorに登録する必要があります。詳細手順については「ポリシー・フレームワーク コンソールガイド」を参照してください。


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